ギャラリー北欧器:Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ) Axel Salto (アクセル・サルト)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)
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ギャラリー北欧器:Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ) Axel Salto (アクセル・サルト)

 

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2020 | 2_5 | Wednesday

九州 福岡・大分

大分 由布岳

いつもお世話になっておりますお客様への納品で、立春の九州へと訪問して参りました。この度も一日、福岡から大分までをたっぷりとご案内いただきまして、本当に感謝感激でございました。一期一会の多くの出会いに感謝をいたしまして、一部ではございますがご紹介をさせていただきます。

大分 別府温泉

大分 臼杵のふぐ 良の屋

大分 臼杵のふぐ 良の屋

大分 臼杵のふぐ 良の屋

大分 臼杵のふぐ 良の屋

福岡から車で2時間半の、大分は臼杵のふぐの名店、良の屋へ。美味しんぼにも掲載されているお店でして、豊後水道を眼下に見下ろしていただける天然のとらふぐは本当に絶品です。この時期は一年で最もふぐが美味しい季節とのことで、まるで白身魚の刺身のような、分厚く切られたふぐ刺しは、生まれて初めて食べる豊潤で甘味のある極上品でした。また大分でしか食べることのできない、掲載NGのふぐのアレも勿論いただきまして、全身痺れて参りました。

大分 六郷満山 国東半島 富貴寺

大分 六郷満山 国東半島 富貴寺

大分 六郷満山 国東半島 富貴寺

大分 六郷満山 国東半島 富貴寺

大分 六郷満山 国東半島 富貴寺

大分 六郷満山 国東半島 富貴寺

大分 六郷満山 国東半島 富貴寺

大分 六郷満山 国東半島 富貴寺

大分 六郷満山 国東半島 富貴寺

大分 六郷満山 国東半島 富貴寺

そして大分は国東半島にある六郷満山の中心、富貴寺へ。六郷満山とは国東半島の六郷に古くから点在する寺院や行場の総称でして、その多くは仁聞菩薩が718年に開基したと伝えられています。この地域では、神、仏、鬼が複雑に絡み合う、他に類を見ない独自の文化が発展しており、山々の至る所に石仏や石塔、寺院が存在しており、半島全体が信仰の対象として全てが聖地のような神聖な地域になっております。車で走りますと荒々しい崖と山がいくつも点在しており、修験道の厳しい修行が日々行われていたことは想像に難しくありません。神仏習合の力強い石仏群がある中、平安時代に建立された国宝、富貴寺大堂は大変に雅なもので、撮影は叶いませんが、堂内の壁や柱には阿弥陀浄土図が所狭しと描かれており、本堂に安置されている阿弥陀三尊像も大変に流麗で美しい平安仏を感じさせるものでした。昔は地域の子供たちが堂内で遊んで、浄土図をチャンバラごっこで叩いていたとのことで、この国宝の中を自由に行き来する子供たちを想像すると、まるで子供たちが仏の周りで遊ぶ神の化身のような、そんな微笑ましい光景が浮かびました。

ALBICOCCA 太宰府monica castiglioni fukuokaVELVET THE SHOWROOMBATHHOUSE DAZAIFU

ALBICOCCA 太宰府monica castiglioni fukuokaVELVET THE SHOWROOMBATHHOUSE DAZAIFU

ALBICOCCA 太宰府monica castiglioni fukuokaVELVET THE SHOWROOMBATHHOUSE DAZAIFU

ALBICOCCA 太宰府monica castiglioni fukuokaVELVET THE SHOWROOMBATHHOUSE DAZAIFU

ALBICOCCA 太宰府monica castiglioni fukuokaVELVET THE SHOWROOMBATHHOUSE DAZAIFU

ALBICOCCA 太宰府monica castiglioni fukuokaVELVET THE SHOWROOMBATHHOUSE DAZAIFU

ALBICOCCA 太宰府monica castiglioni fukuokaVELVET THE SHOWROOMBATHHOUSE DAZAIFU

ALBICOCCA 太宰府monica castiglioni fukuokaVELVET THE SHOWROOMBATHHOUSE DAZAIFU

ALBICOCCA 太宰府monica castiglioni fukuokaVELVET THE SHOWROOMBATHHOUSE DAZAIFU

ALBICOCCA 太宰府monica castiglioni fukuokaVELVET THE SHOWROOMBATHHOUSE DAZAIFU

ALBICOCCA 太宰府monica castiglioni fukuokaVELVET THE SHOWROOMBATHHOUSE DAZAIFU

ALBICOCCA 太宰府monica castiglioni fukuokaVELVET THE SHOWROOMBATHHOUSE DAZAIFU

ALBICOCCAmonica castiglioni fukuokaVELVET THE SHOWROOMBATHHOUSE DAZAIFU

そして福岡は太宰府の参道脇にオープンしました、ALBICOCCAへ。閉店ギリギリのお時間でしたが何とか滑り込みました、ごめんなさい。ここは以前にモダニズムショーでご一緒をした、郷古さん御夫妻のお店、monica castiglioni fukuoka、VELVET THE SHOWROOMBATHHOUSE DAZAIFUの3店舗とギャラリースペースが、長い40メートルの建物に手前から奥へと入っております。しかし一番奥にはまだまだ続く部屋が…、さらに延びる予定のようです。真っ白で長い不思議な建物はスッと夕闇に浮かび上がり、太宰府天満宮を訪れていながら、まるで異国に迷い込んだようで、一眼で街のシンボルになっておりました。それぞれの店舗のディスプレイ、セレクトアイテム、内装は、隅々に至るまで全てにこだわり抜いており、隙がありません。一体どれだけの労力と時間を費やしたかは計り知れませんが、さらりとスマートに佇んでいる所が御夫妻らしいかと思います。百聞は一件に如かず、新しい発見が体験できてしまう驚きのお店たちでした。開店、おめでとうございます。

福岡 赤坂 万

福岡 赤坂 万

福岡 赤坂 万

福岡 赤坂 万

福岡 赤坂 万

そして一日の最後は、福岡の赤坂にあります予約制の日本茶とお酒のバー、です。この日は、八女の日本茶の中でも僅かしかとれない、希少な一等の玉露をいただくことが叶いました。一番煎じは35度のお湯でほんの数滴。甘く出汁のような華やかな香りが口いっぱいに広がります。飲むというよりも香りを全身が感じとるような初めての感覚に酔いしれます。一番煎じ、二番煎じと重ねるごとに味が深く、出汁のような旨味が増していきました。コースで和菓子やこの玉露を煮詰めたお浸しもいただき、今までには無い、新しい食の体験にまた一つ目上がりをさせてもらったようにも思います。この度もご馳走様でございました。楽しい九州の一日は本当にあっという間でして、お品物のお届けに上がっておきながら、日頃の疲れを癒し、吹き飛ばしてしまいました。この度も本当にありがとうございました。

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2019 | 11_23 | Saturday

群馬 水上

群馬県 水上 谷川岳群馬県 水上 谷川岳

今年は台風の影響で遅い秋が深まる中、お品物のお届けで群馬に伺って参りました。特に水上は、北欧デザインの良さ、陶芸の素晴らしさを初めて発見した、思い入れの強い地でもありまして、今回、立ち寄って参りました。

天一美術館天一美術館天一美術館天一美術館天一美術館

谷川岳連邦の谷間に静かに聳えるのが、天一美術館でして、かの吉村順三の遺作となった建物が自然の中に見事に溶け込んでおります。館内は隅々まできれいに整えられており、まるで先日開館したかの様な、凛とした美しさを保っておりまして本当に驚きです。全てが作品であるという概念と思いますが、館内含めほとんどは撮影不可で、その空間内におりますと、張り詰めた緊張感と音の無い静けさに、無の境地すら感じさせる神々しいものでした。15年ほど前に、その美術館ラウンジに美しく配されている、Hans.J.Wegner(ハンス ウェグナー)デザインのCH52に座り、あまりの座り心地の良さに驚いて、ひっくり返ってしまったことで、はじめて北欧デザインの素晴らしさに出会うという、天一美術館は私にとっての思い出の地でもあり、まさに北欧をはじめる原点でもありました。今回もその時と変わらずに椅子たちは佇んでおりまして、この椅子に座り、谷川連邦の山と谷を眺めますと、何か心の底から休まる様な、本当の安息を感じられる不思議な感覚に包まれたことを今でも思い出しました。美術館の所蔵作品も、岸田劉生の麗子像をはじめ、佐伯祐三、安井曽太郎、ロダンやピカソ、ルノワールに至るまで、厳選されつつも、全てが一流で一級品ばかりというのも圧倒されてしまいます。銀座天一創業者の矢吹勇雄氏が、吉田茂の命により蒐集をしたとされるそのコレクション郡は、全く隙のない、この美術館全体の雰囲気とも共鳴する様な逸品たちばかりであります。

月夜野焼 祐太郎窯月夜野焼 祐太郎窯

そしてもう一つ、ウェグナーの椅子と同時に強烈な印象だったのが、月夜野焼と呼ばれる長崎県波佐見市出身の陶工、福田祐太郎氏が開窯した辰砂の器に出会ったことでした。上越新幹線のトンネルから掘られた土を使い、真っ赤な中国の辰砂釉や青磁などを再興していた作家ですが、特にその辰砂釉を使い、おどろおどろしい鬼や炎に包まれたオブジェ作品を、数多く制作しており、当時陶芸のことは全く分からなかった私は、その強烈に力強くも引き込まれる様な作品群に度肝を抜かれてしまいました。かの岡本太郎も作品に惹かれ交流をしており、祐太郎氏の造形力爆発の作風は本当に素晴らしいの一言です。今思いますと、アクセル・サルトと共通する様な作風や哲学でもあり、この様な作品は、現在でも日本をはじめ世界でも唯一無二の存在かと思います。この度も記念館を訪れまして、作品に間近に触れ、手元に置きたくなる衝動をグッと堪えて参りました。15年以上前にこの水上を訪れたことで、雷に打たれた様に衝撃を受け、色々と調べまわり、北欧に入り込んでいくとは、今考えましても不思議なものですが、何かこの地に縁でもあるのでしょうか。美しい紅葉の景色と共に、何とも感慨深くなってしまいました。

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2019 | 11_10 | Sunday

護国寺茶寮 円成庵 東京茶道会茶会

護国寺茶寮 円成庵 東京茶道会茶会護国寺茶寮 円成庵 東京茶道会茶会護国寺茶寮 円成庵 東京茶道会茶会護国寺茶寮 円成庵 東京茶道会茶会護国寺茶寮 円成庵 東京茶道会茶会護国寺茶寮 円成庵 東京茶道会茶会護国寺茶寮 円成庵 東京茶道会茶会

秋の麗かな陽気が心地よい、祝賀パレードが行われるおめでたい本日、いつもたいへんお世話になっております、ヒロミチナカノの中野裕通さんが、護国寺の円成庵にてお茶席のご主人をなさるとのことで、この度もお招きにあずかりまして、不躾ながら、お邪魔をしてまいりました。あまりの御盛況でお茶室の前には長い列ができておりまして、席までにかなりのお時間がかかっておりました。今回の御取り合わせも中野さんらしく、お道具は勿論のこと、御菓子まで、古今東西の逸品たちを揃えられておりまして、素晴らしくも驚きの取り合わせを拝見することが叶いました。特に床には、バンクシーの花束を投げる青年が描かれている、Love in the 2002が掛けられており、花入れは黒田泰蔵の白磁梅鉢、香号は鎌倉時代の蓮弁を取り合わせておられまして、皆様もやはり、これが一番の衝撃でありました。この度も、このような素晴らしい席にお招きをいただきまして、ご主人の中野裕通さんはじめまして、皆様には心より感謝と御礼を申し上げます。

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2019 | 9_24 | Tuesday

栃木県 日光

華厳の滝中禅寺湖日光東照宮

ようやく秋の気配を感じられますが、今年も激しい台風などの天災が多く、年々心休まる季節が無くなってきているように思います。皆様いかがお過ごしでございましょうか。毎年有難いことに、お品物のお届けで日光に伺っております。観光の方も多いものですが、この地は古くより修験道の聖地でもある、自然厳しい所。一歩裏道に入れば、何処までも続く、深い深い森と急流の川が姿を表します。雄大で美しい自然を体感できる反面、荒れれば一気に牙を剝くその土地柄は、男体山や女峰山を御神体とする二荒山神社の、二荒から日光へと名を変えたと伝えられる呼び名そのもので、厳しくも美しい日本らしい自然を凝縮しているかのようでもあります。

憾満ヶ淵憾満ヶ淵憾満ヶ淵憾満ヶ淵

特に日光開山の祖、慈眼大師天海の門弟たちが彫ったと伝えられている、憾満ヶ淵の多くの地蔵たちは、男体山の火山岩を砕くほどの急流の川を静かに見下ろしており、まるで今でも瞑想の修行をしているかのような、霊験あらたかな雰囲気が伝わってくる不思議な場所でもあります。100体あったとされる地蔵は、明治35年の台風の折に流されてしまいましたが、現在は地元の人の手により戻され、一部復興されました。憾満ヶ淵の空気は、極めて静かで張り詰めており、不動明王が川に現れるとされる伝承そのものです。

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2019 | 7_25 | Thursday

伊庭 靖子展 まなざしのあわい

東京都美術館 伊庭 靖子展 まなざしあわい東京都美術館 伊庭 靖子展 まなざしあわい

関東の梅雨明けも真近な、じっとりと暑い陽気が続いております。暑中お見舞い申し上げます。上野の東京都美術館で開催中の伊庭靖子さんの展覧会、「伊庭靖子展 まなざしのあわい」へ伺って参りました。 前川國男設計の建物館内は、照明やテーブル一つでも手抜かりないデザインで、この時期に良く冷えた空調も有難く、その静かな佇まいに、入り口から心洗われます。

東京都美術館 伊庭 靖子展 まなざしあわい東京都美術館 伊庭 靖子展 まなざしあわい

伊庭さんの作品は以前に、MA2 Galleryで拝見をしまして、その独特の透明感のある作品に惹きつけられましたが、被写体の描写は、現代アートのコレクターのみならず、陶芸がお好きな方をも魅了されておりまして、国内外の数多くの美術館に作品が収蔵をされております。ほとんどの静物画は、写真に撮った被写体を、自らの視点で再構成して、描き直すという手法で描かれており、光や質感、そして透明感が、まるであたたかく包まれるような不思議な感覚で伝わってくるもので、特に木漏れ日のような、ぼやけた光の描写は大変に美しいものです。ベルント・フリーベリの器も、その被写体として選んでいただいておりまして、今回の展覧会にも出展をいただいておりました。近年では写真や映像作品も制作されており、全てには光を捉える独特の視点が見え隠れしております。10月9日(水)まで開催されておりますので、上野の芸術探索の際には、ぜひお立ち寄りをいただければと思います。

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2019 | 3_31 | Sunday

対談 ドリス・ヴァン・ノッテン×杉本博司

東京国立博物館東京国立博物館東京国立博物館対談 ドリス・ヴァン・ノッテン×杉本博司

いよいよ新元号発表が明日に迫った本日、日本で一番好きな場所と言っても過言ではない、東京国立博物館へ。上野はまさに桜満開でして、晴天の日曜日ということもあって、人人人でごった返しておりました。先日のGOETHE(ゲーテ) でもお世話になりました、ファッションディレクターの島田さんのお誘いで、シークレットな特別対談へと伺ってまいりました。ベルギーはアントワープの人気ファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンさんと現代美術家の杉本博司さんの前代未聞のスペシャル対談との事。もともとドリス・ヴァン・ノッテンの本国PRディレクターが島田さんのご自宅を訪れた際に、杉本さんの代表作、海景が飾られており、それに感銘を受けて今回の対談の打診があったそうです。ドリス・ヴァン・ノッテンは日本進出10周年で今回の来日しており、原美術館では本日まで3日間限定で、ドリス・ヴァン・ノッテンとのコラボレーションの展覧会も開催されておりました。まさにドリス尽くしの春の幕開けであります。

対談 ドリス・ヴァン・ノッテン×杉本博司 対談 ドリス・ヴァン・ノッテン×杉本博司

ドリスは所有する大きな庭園から、服のアイデアの着想を得るそうで、杉本さんも江之浦測候所を例に自然とクリエイティブについてお話をしておりました。しかし当然ながらお互いのクリエイティブの発想は、共通点はあれど、全く相入れないものだなぁと感じました。現代美術は想像を無限に膨らまして、過去現在未来を行き来するもの。ファッションはその想像を極限まで削ぎ落とす作業なんだと、二人の会話から気づかされました。毎シーズン、服を芸術と呼ばれるまでに昇華させるドリスのクリエイティビティは、実は最も過酷で並大抵のものではありませんでした。 普段器と対峙していては全く気づかない奥深い対談は何とも勉強になりました。島田さん、この度も本当にありがとうございました。

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2018 | 11_13 | Tuesday

九州 唐津

九州 唐津 山瀬

お客様への納品で、昨年に続きまして、晩秋の九州へと訪問して参りました。毎回本当に有り難いことに一日たっぷりと、陶芸の聖地、唐津をご案内いただきました。だんだん、仕事なのか旅行なのかわからなくなって参りますが、こうしていつも驚きの場所へとわざわざお連れいただくことに感謝感激でございます。この度も多くの出会いに感謝をいたしまして、少々ではございますが、ご紹介をさせていただきます。

あるところ 九州 唐津

あるところ 九州 唐津

あるところ 九州 唐津

あるところ 九州 唐津

あるところ 九州 唐津

あるところ 九州 唐津

あるところ 九州 唐津

あるところ 九州 唐津

始めは完全予約制のお店、あるところ。昔々ある所にというような昔話に出てきそうな、古民家を店主自らがほとんどを改装したという味わい深い佇まいの料理店です。ほっこりとした音楽の流れる中、竃もある大きなオープンキッチンにて作られる品々は、シンプルながら季節の地の食材を楽しめる、素朴で優しい味わいの和定食であります。最後はおむすびが出てくるのも昔話のようで、美味しいので二度もお代わりした所、海苔で巻いた違う味のおむすびをわざわざ握っていただきました。

九州 唐津 山瀬窯 田中佐次郎

九州 唐津 山瀬窯 田中佐次郎

九州 唐津 山瀬窯 田中佐次郎

九州 唐津 山瀬窯 田中佐次郎

九州 唐津 山瀬窯 田中佐次郎

九州 唐津 山瀬窯 田中佐次郎

九州 唐津 山瀬窯 田中佐次郎

そしてついに訪れてしまいました。田中佐次郎先生の山瀬窯です。私の希望を察していただきまして、わざわざ先生に何度も掛け合い、予約を取っていただいておりました。山瀬窯は信じられないほど山奥で、途中崖崩れや倒木も多く、不安になる道のりでしたが、山奥にいきなり開ける台地に、まさに桃源郷のような、陶聖の窯にふさわしい神々しい佇まいの窯でありました。どこか神様の住まいに迷い込んでしまったような、ビリビリと違う空気が間違いなくそこには流れております。植木や草木も全ては綺麗に整えられ、全てに緊張感が漂います。すぐそこの山頂から湧き出る水で、水車を回し、土を砕き、普段の飲み水にも使っているようでして、これを飲めば長生きができると先生。その美しいお水でお茶を点てていただき、先生のお茶碗で飲むお茶は格別でございまして、たくさんの有り難いお話と共に、まさに一生物の経験でございました。

九州 唐津 鵜殿石仏群

九州 唐津 鵜殿石仏群

九州 唐津 鵜殿石仏群

九州 唐津 鵜殿石仏群

九州 唐津 鵜殿石仏群

九州 唐津 鵜殿石仏群

九州 唐津 鵜殿石仏群

そして鵜殿(うどの)石仏群へ。この石仏群は唐津近辺特有の切り立った岩壁に彫刻された磨崖仏群で、もともとは大きな洞窟であり、かつてはその中に平等寺が建立されていたそうです。お寺は焼失し、今では石壁だけが残っているとのこと。嘘か誠か、この石仏は空海が「漢土の霊窟にも劣るまじき法地なり」と彫刻したことがはじまりで、唐からの帰途ここに立ち寄り、弥陀、釈迦、観音の3体を彫ったとされておりますが、今は現存しておりません。鵜殿山は低い山ではありますが、かなり切り立った崖で、足場も狭く、転げ落ちると一巻の終わりという冷や冷やする場所が多くあり、ここが古来より真言密教の信仰の場、また修験道の修行の場であったことが想像できます。石仏は南北朝時代に掘られた十一面観音、多聞天と持国天を筆頭に、大日如来、不動明王など、総数は58体で、現存するものは南北朝時代から江戸時代にかけて掘られたものが中心ですが、だいぶ荒れ果てており、探せばまだ凄いものが出てきそうな雰囲気であります。しかし面白いのは、エジプトやインドを感じさせる大陸の香りのする石仏が多いものでして、蛇を捉えた像は目もクッキリしており、古代エジプトの壁画と見紛うものでした。石仏の場所は人が余り訪れないひっそりと静まり返った所にあり、崖も崩落して立ち入り禁止の箇所も。まるで忘れ去られたアンコールワットを発見したかのような感動がありまして、草や苔むした中に佇んでいる石仏の姿はより神々しさを感じ、岩の隙間からは神秘的な霊気が流れてくるようでもありました。

九州 唐津 隆太窯

九州 唐津 隆太窯

九州 唐津 隆太窯

九州 唐津 隆太窯

九州 唐津 隆太窯

九州 唐津 隆太窯

九州 唐津 隆太窯

九州 唐津 隆太窯

九州 唐津 隆太窯

九州 唐津 隆太窯

夕方に差し掛かり、唐津の名窯、隆太窯へ。隆太は十二代中里太郎衛門(中里無庵)の五男として生まれた中里隆さんの隆と、息子さんの中里太亀さんの太を取って名づけたもので、彼の小山冨士夫氏命名によるもの。この日は隆さんと太亀さんは個展でご不在でして、太亀さんの息子さんの健太さんがご紹介してくださいました。窯を作ろうとしていた忙しい所に訪ねて行ったのですが、快くご対応いただきました。ギャラリーでは三代に渡る作品を見比べることができますが、まだお若い健太さんはどちらかというとおじいさんの隆さんに似て、アメリカなど海外や外の世界に出て行って、自由に作陶を学ぶ性格とのことで、作風が唐津だけにこだわらない所が、これから楽しみだと感じた次第です。この日は徳利の高台削りとサインを入れておりましたが、他にも急須など万古焼きのような作品も制作中でした。11月17日からは健太さんの作陶展が隆太窯のギャラリーにて開催されます。

九州 唐津 銀すし

そして一日の最後はここ。銀すしです。毎度口に入れると、衝撃を受けるお寿司たち。どうしてこんなに美味しいのか、中に何か入っているのではと疑うほどで、でもなぜ美味しいのか数回食べただけでは分かりません。この日も一挙手一投足見逃すまいと見ていましたら、お寿司のお写真を撮り忘れてしまいました。お隣に別のお客さんがいらっしゃって、うちのお客様がベルント・フリーベリを進めてくださり、これは美しいと場が盛り上がったのも理由であります。この度もお相伴に預かることができまして、私は本当に幸せ者です。ご馳走様でございました。楽しい九州の一日はあっという間でして、今でも反芻しながら思いを馳せております。この度も本当にありがとうございました。

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2018 | 9_2 | Saturday

スペインワインバー ビノニコ 馬喰町

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現在ギャラリー北欧器が入居しております馬喰町のビル、bakurocactusのビル一階に念願のお店がオープンをいたしました。スペインワイン専門のバー、ビノニコさんです。店主の泉さんはもともと、神楽坂の有名店、エルカリーノに長くいらした方で、惜しまれつつ閉店をしたのを期にこの度独立をされ、お店をオープンされました。スペインに特化したワインバーというかなり珍しいお店でして、陶器の酒盃で飲む少し酸味のあるワインから、香り良く楽しめる一級品まで、その品揃えはかなりのもの。お店にあります大きな特注のワインセラーが一番に目を引きます。冷菜から温菜までこちらもスペインのみに特化した品揃えが魅力で、シェフではないからとご謙遜でしたが、イベリコ豚の生ハムやミートボールの白ワイン煮込みなど、ワインのお供に最高の品々が目の前で調理されます。店内は、古い木製の家具やカウンターが並ぶ静かな佇まいが、なんとも落ち着きまして、カウンター以外には奥に小上がりのお座敷もありますが、一人で回しているので、今は4人までしか店内に入れないとか!?また泉さんは偶然にも知り合いの陶芸家、佐藤典克さんの義理のお兄さんらしく、当然泉さんの妹さんも陶芸家でありまして、店内の器は妹さんの器で供されておりました。お店を出るとすぐそこに誘惑がやって来てしまったようで、嬉しいのか、やばいのか。電話はありませんので、ご予約はメールのみですが、17時ぐらいからオープンをしておりますので、ぶらっとbakurocactusにお越しの際は、ぜひ一杯だけでもお立ち寄りいいただければと思います。

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2018 | 5_19 | Saturday

TAKU SOMETANI GALLERY

日本橋馬喰町 bakurocactus

日本橋馬喰町 bakurocactus

TAKU SOMETANI GALLERY  西村涼 日本橋馬喰町 bakurocactus

TAKU SOMETANI GALLERY  西村涼 日本橋馬喰町 bakurocactus

TAKU SOMETANI GALLERY  西村涼 日本橋馬喰町 bakurocactus

TAKU SOMETANI GALLERY  西村涼 日本橋馬喰町 bakurocactus

TAKU SOMETANI GALLERY  西村涼 日本橋馬喰町 bakurocactus

お引越をいたしました馬喰町のビル、bakurocactusは4階建のビルで、元々は洋服の型紙の断裁工場でしたが、オーナーさんがリノベーションをしてシンプルなギャラリーのような佇まいに仕上がっておりまして。3階にはギャラリー北欧器が、そして2階と4階にはそれぞれコンテンポラリーのギャラリーが入っております。今回は4階のTAKU SOMETANI GALLERYにお邪魔をしてまいりました。ギャラリーオーナーの染谷さんは、北欧器が入る前から構想を膨らませており、5月15日に満を辞してギャラリーをオープンをされました。オープニングエキジビションは、先日芸術大学を卒業された西村涼さんの「moment」です。一見写真作品かと思いましたが、ドライポイント技法と呼ばれる、版画技法の一つで制作されており、この自然の水のような流れを薬液なども一切使用せずに、全て銅版に手彫りで削り込んでいるとのこと。流動的で自然な流れの一瞬を切り取ったようなモチーフですが、コツコツと手彫りで作っているとは驚きであります、まるでネガ写真のような、シンプルで色のないミニマルな世界も美しく、思わず引き込まれてしまいました。西村さんのエキシビジョンは6月14日まで開催をしておりますので、bakurocactusにお越しの際は、ぜひお立ち寄りいいただければと思います。

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2018 | 5_2 | Wednesday

日本橋馬喰町店

ギャラリー北欧器 日本橋馬喰町

ギャラリー北欧器 日本橋馬喰町

ギャラリー北欧器 日本橋馬喰町

ギャラリー北欧器 日本橋馬喰町

ギャラリー北欧器 日本橋馬喰町

ギャラリー北欧器 日本橋馬喰町

ギャラリー北欧器 日本橋馬喰町

早いもので、馬喰町にお引越しをいたしまして1ヶ月、ようやく棚やディスプレイ、お品物の移動などが全て終わり、落ち着いて参りましたので、改めまして馬喰町店や周辺のご紹介をして参ります。本日は先ずは店内のお写真から。蔵出し市にお出ししました沢山のお品物は、随分と出て行ってしまいまして、通常の作品たちが現在は並んでおります。まだウェブにアップしきれておりませんベルント・フリーベリ作品をはじめ、ウィルヘルム・コーゲの作品、その他の北欧巨匠作品など、常時数百点のモダニズムの陶芸作品をご覧いただけます。作品の実物をご覧になりたい方は、予約制で恐れ入りますが、前日までにこちらのページよりご連絡をいただければ幸いでございます。

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2018 | 2_20 | Tuesday

石川 金沢 加賀山代温泉

金沢 兼六園 金沢城 加賀 金沢駅金沢 兼六園 金沢城金沢 兼六園 金沢城金沢 兼六園 金沢城金沢 兼六園 金沢城

お客様へのお届けで、人生初の北陸、金沢と加賀の山代温泉へと伺ってまいりました。まだ先日の大雪の名残がありますが、雪国の強さで、全く普段通りの時間が流れておりまして、雪深い街並みは本当に美しい、風光明媚で歴史深い土地でありました。山代温泉はかの北大路魯山人が陶芸に開眼をした、須田菁華の菁華窯がある地でもありまして、何とも感慨深いものでありました。少々ご紹介をさせていただきます。

金沢21世紀美術館金沢21世紀美術館金沢21世紀美術館金沢21世紀美術館金沢21世紀美術館

金沢の街は、金沢城を中心にコンパクトにまとまっておりますが、江戸情緒あふれる古い建物が数多く残っており、散策するだけでも本当に楽しめます。小京都的なものや小江戸などとは一線を画す、海、山、陸、そして川が一体となった独自の美意識を感じさせるもので、その哲学は美術や工芸にも強い影響を感じさせます。その歴史深い土地において、21世紀美術館のような現代アートの美術館がありますと、より街並みを美しく、ピリッと締めてくれているようです。 この日は大雪から後、晴れ間が覗きましたが、美術館はもの凄い人で溢れかえっており、チケット売り場にも大行列が。その注目度と人気の高さが伺えます。

古九谷 染付け 須田菁華 山代温泉 北大路魯山人古九谷 染付け 須田菁華 山代温泉 北大路魯山人古九谷 染付け 須田菁華 山代温泉 北大路魯山人古九谷 染付け 須田菁華 山代温泉 北大路魯山人古九谷 染付け 須田菁華 山代温泉 北大路魯山人

そして金沢より少し離れました、加賀の山代温泉へ。まだ福田大観と名乗っていた若い魯山人が、京都から北陸を旅した折に訪れたのが山代温泉で、そこの旦那衆に才能を見初められて、温泉街の多くの看板を制作することに。旅館「吉野屋」主人の別荘「現 いろは草庵」に魯山人を住まわせ、毎日骨董や書、美術談義を旦那衆としたようで、その文化サロンにて初代須田菁華にも出会いました。明治に古九谷を復興し菁華窯を築いた須田菁華は、看板の制作を魯山人に依頼し、あまりの出来栄えの良さに、窯への出入りを許したそうです。その菁華窯で初めて絵付けを体験した魯山人は、次第に陶芸に魅せられて行くことに。今でもその時の看板が菁華窯の入り口に飾られておりました。店内の写真を撮り忘れるほど美しい多くの器たちは、本当に目移りをしてしまいます。全ての器は今でも蹴り轆轤で成形し、絵筆で一つ一つ描き、松薪の登窯で焚く、古九谷と全く同じ工法で作られているとのことで、その釉の揺らめきや掛け外しなど、機械で作られるプリント物にはない一点物の良さは、愛陶家にはたまらないものがあります。古九谷のみならず、祥瑞や赤絵など本歌と見紛う作品たちに魅了されました。確かに魯山人の原点此処に有りを見たような気が致しました。

古九谷 染付け 須田菁華 山代温泉 北大路魯山人古九谷 染付け 須田菁華 山代温泉 北大路魯山人古九谷 染付け 須田菁華 山代温泉 北大路魯山人古九谷 染付け 須田菁華 山代温泉 北大路魯山人

あーだこーだと大騒ぎして選ばしてもらったのがこちら。使うことを前提に、染付けの飯碗二客と、古九谷様式の四方入角三脚向付を二客。これで毎日ご飯をいただけるなんて最高の贅沢であります。気品ある美しさが有りつつも日々使える、まさに用の美を作り続けられる四代目須田菁華さん。手に取りながら眺めつつ、触りつつ、焼き物は本当にいいなぁとしみじみ感じました。須田菁華さん、女将さん、お騒がせしまして、本当にありがとうございました。

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2017 | 11_22 | Wednesday

九州 福岡、太宰府・柳川

太宰府天満宮

お客様への納品で、春に続きまして、秋の九州へと訪問して参りました。この度も有り難いことに一日たっぷりと、福岡周辺の地をご案内いただきました。いつもいつも本当に感謝感激でございます。九州の方々は本当に温かいお人柄で、この度も多くの出会いに感謝をいたしまして、少々ではございますが、ご紹介をさせていただきます。

観世音寺

観世音寺

観世音寺

まずは九州随一の古寺、太宰府の観世音寺へ。創建は670年頃と、飛鳥時代という古い寺院で、当初は7つものお堂がある大伽藍の寺院でしたが、律令制度の崩壊や豊臣秀吉による寺領没収により衰退、黒田家により復興されましたが、今は静かでひっそりとした趣があります。国宝の梵鐘は何と飛鳥時代のもの。普段あまり目にしない、シンプルな作りをしており、今でも暮れには点いているもので、後で飛鳥時代と知って驚きです。その緑青の肌や唐草の文様に当時の面影を感じさせます。宝物館には重要文化財の仏像が並びますが、手に触れてしまえそうなほど近距離で見れる驚きの空間で、昔は有り難く撫でている方もいたとのこと。平安仏の体内から発見された創建当初の仏像は塑像であったこともあり、この寺院の格式の高さを伺い知ることができます。九州仏の木目の美しさもまた良いものでした。

 

今村天主堂

今村天主堂

今村天主堂

そして大刀洗町にある今村天主堂へ。近年に国の重要文化財に指定されましたが、福岡の人もほとんど知らない、知る人ぞ知る聖地です。平地の田んぼや集落に囲まれた真ん中に、突然レンガ作りの教会がポツンと現れます。元々はキリシタン大名の大友宗麟の治める地でもあり、江戸では隠れキリシタンたちがひっそりと暮らしていた村が今村でしたが、その起源は謎に包まれているそうです。国の重要文化財に指定される際は、観光地化したくないこの地の人々を説得するのが大変だったとか。隠れキリシタンだけにこの村の独特な雰囲気は何となく感じまして、自分たちの聖地を大切に守りたいという皆さんの思いが伝わります。明治期に長崎の教会群を設計した、鉄川与助により造られ、現在は国内のレンガの双塔を持った教会として最も古いものです。内部は木造とレンガが混じった日本独特の空間で、屋根も瓦屋根があるのも面白い作りです。この日は結婚式の準備が整っており、より荘厳で張り詰めた空気が漂っておりました。この後、大刀洗平和記念館をみて、特攻隊の悲しさに触れますが、B29の激しい空襲からこの教会が免れたのは、彼らもまたキリシタンだったからでしょうか。

柳川川下り

柳川川下り

柳川川下り

そして水郷の柳川に移動して川下りを堪能です。立花城のお堀が街全体に張り巡らされ、まさに水の都として、また天然の要塞として発展をしました。立花宗茂と誾千代の大河ドラマが決定するとのことで、これからさらに人気が高まりそうです。船上では名物のうなぎを堪能させていただきました。エンジン音の無い手漕ぎの船で、静かな時間がゆっくりと流れます。何という贅沢。この後、この度も福岡市の古美術商の方の元へ伺いまして、九州古陶磁と仏教美術の勉強をたっぷりとさせていただきました。

 

菊鮨

菊鮨

菊鮨

この日最後は、今注目の福岡の名店、菊鮨へ。モナコのジョエルロブションの鮨店で腕を振るっていた大将が近年親御さんの跡を継ぎ、より進化させたお店で、その評価がうなぎ上りで高くなっております。鮨は華やかで円やかで、ワインも合うようなところが新しく、モナコの風も感じさせるドラマチックなもの。私もお相伴に預かれるなんて何とも幸せです。ご馳走様でございました。楽しい一日はあっという間でして、今でも夢見心地です。この度も本当にありがとうございました。

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2017 | 5_8 | Monday

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

この度も宗玉先生のお誘いで、青山のまん真ん中にございますお茶室、好日庵での皐月茶会にお邪魔をして参りました。今回は屋上庭園での野点の席と茶室での席がございまして、夏の風香る中、たくさんの方がお越しになられ、日が暮れるまで楽しまれておりました。江戸の後楽園焼のお茶碗をはじめ、デンマークやスウェーデン、アフリカまで世界各国から取り揃えられたお道具のしつらえが本当に素敵なものでして、野点では、涼やかで真っ青なベルント・フリーベリのお碗にてお点前をいただきました。青い空の下、極薄手で淡い青磁色のフリーベリ、そしてお抹茶の緑がまるで一枚の絵画のように溶け合い、夏の訪れを感じさせる何とも清々しい気分に思わず心踊りました。いらっしゃったお客様方にも、フリーベリのお碗たちが好評であったことも何より嬉しいものでございました。次回は秋でしょうか、またお邪魔をさせていただければと思います。

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2017 | 4_29 | Saturday

骨董うまこし

骨董うまこし

いつもお世話になっております、骨董うまこしの馬越さんが用賀に店舗を出されるということで、早速伺ってまいりました。ご自身曰く小さな空間のオープン企画として、「小さな愛しきもの展」を開催されているとのこと。どれも小さな古いものたちですが、大きなものと引けを取らないほど、ぎゅっと詰まった緊張感や、存在感がありまして、仏教美術から北欧の品まで、凛とした佇まいで美しくディスプレイされておりました。この小さな大きさでしかないが故に、今までの長い間、多くの人に愛でられ、大事にされて、伝えられてきたものたちばかりでして、その愛らしさに思わず私も手が伸びてしまいます。明日30日までの短い期間ですが、ゴールデンウィークの散歩がてら、ぜひ覗いてみてくださいませ。きっと骨董品の面白さが広がっております。展覧会後の普段は、水・木・金・土に営業をされておりますが、仕入れなどで不在のこともありますのでお電話でご一報ください。


骨董うまこし 
「小さな愛しきもの」

日時:4月28日(金)~30日(日) 12:00-18:00
場所:世田谷区用賀4-28-14 MEAN3号
電話:090-5819-9528

骨董うまこし

骨董うまこし

骨董うまこし

骨董うまこし

骨董うまこし

骨董うまこし

骨董うまこし

骨董うまこし

骨董うまこし

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2017 | 3_13 | Monday

九州 福岡・唐津

福岡県 福岡城

お客様への納品で人生初めての九州へと訪問して参りました。有り難いことに一日たっぷりと、陶芸好きとしては外せない聖地、唐津をご案内いただきました。本当に感謝感激の嵐でございます。今回出会いました、九州の方々の心意気と温かいお気持ちに感謝をいたしまして、少々ではございますが、ご紹介をさせていただきます。

 

佐賀県 唐津 土屋由紀子 由紀子窯佐賀県 唐津 土屋由紀子 由紀子窯佐賀県 唐津 土屋由紀子 由紀子窯

午前中は福岡のとある古美術店で、古唐津や李朝、伊万里をたっぷりと勉強、堪能をさせていただいた後、唐津に移動いたしまして、唐津焼の巨匠、中里隆さんのお弟子さんでもあります土屋由紀子さんの由紀子窯へ。窯への訪問は初めてのことで、あっけにとられますが、棚の中のピッと締まった、黒唐津の作品たちに目が止まります。4月29日(土)〜5月5日(金)まで唐津の作家さんたちによる「唐津やきもん祭 2017」が開催とのこと。ゴールデンウィークのメインイベントとして、 唐津くんちと並ぶ人気になりつつあるようで、何とも楽しみであります。

 

佐賀県 唐津 飴源佐賀県 唐津 飴源佐賀県 唐津 飴源佐賀県 唐津 飴源

そして側にあります名店「飴源」へ。天保9年創業の川魚と摘草料理の老舗店で、料理は全て唐津焼と有田焼に盛られて供されます。唐津の巨匠クラスの作品に盛られた、豪快且つ生き生きと美しい食材の姿にも圧巻ですが、全て地の物だけの料理には驚きを通り越して言葉がなく、最高の贅沢とはまさにこの事と仰天であります。春の訪れを告げる白魚の踊り食いはこの時期だけの楽しみですが、勢いよく跳ねる姿に、命の大切さも感じるのであります。田中佐次郎さんの山瀬窯もこのお店の近くとのことで、この日は、先生の作品が飾られた部屋にご案内いただきました。もちろんのこと田中佐次郎作品も料理の器の一つとして登場しており大満足です。あまりにもすごい作家さんたちの作品がずらりと座卓に並び、全て把握しきれないほどでした。

 

佐賀県 唐津 矢野直人 殿山窯佐賀県 唐津 矢野直人 殿山窯佐賀県 唐津 矢野直人 殿山窯佐賀県 唐津 矢野直人 殿山窯佐賀県 唐津 矢野直人 殿山窯

場所を少し離れまして、唐津の若手作家でもトップの人気と実力を兼ね備えた矢野直人さんの殿山窯へ。矢野さんの斑唐津のぐい呑は本当に素晴らしいものですが、他にも良いものが多くて正直選びきれません。コーヒーをいただいた三島の塩笥碗も、湯飲みとして揃いで持つと最高であります。やはり使ってこその良さが唐津焼には感じることが多いものです。高台にある矢野さんの殿山窯は昔、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、多くの大名の陣が敷かれた土地の一つでして、眼下の名護屋浦の入江には何千隻もの船が停泊し大陸を目指したとのこと、今はクレーン船が停泊している姿に、ほっと安心するような気もいたします。

 

佐賀県 唐津 名護屋城跡佐賀県 唐津 名護屋城跡佐賀県 唐津 名護屋城跡佐賀県 唐津 名護屋城跡

近くには矢野さんもよく散歩されるという、名護屋城跡が。朝鮮出兵の際の前線基地でもあります。私は正直、物見櫓程度の山城を想像しておりましたが、大阪城ぐらいある広大かつ巨大な石垣と作りに驚きです。現在は安全柵などなく、石垣も一部崩落しており、そのまま忘れ去られた幻の遺跡のような様相に、どこかにタイムスリップしたかのようで、思わず息を飲みます。玄界灘は春の様相で霞んでおりますが、それがまた幻想的で、この高い天守閣から、遠く朝鮮や明国の大陸を見据えた武将たちを思うと、歴史好きとしては感慨深いものです。今は人口二千人の町に、昔は全国から40万人が集まり、大陸を目指したといいますから、秀吉の権力は絶大で、この巨大な遺構とともにその力に恐ろしくもなりました。

 

佐賀県 唐津 岸岳古窯跡佐賀県 唐津 岸岳古窯跡

唐津といっても大変に広く、日も暮れかけた最後には、唐津焼の中でも最も神聖な場所?でもあります岸岳古窯跡へ。今でも盗掘の絶えない伝説の地でありますが、登り窯付近は小高い山中で、わさびでも育てていたような簡素な作りをしており、意外と小ぶりなものでしたが、何だか空気が違うような不思議な力を感じます。後にも先にも、唐津の焼き物、如いては有田の焼き物も全てはここから始まったと言っても過言ではありません。
その他にも唐津焼の巨匠クラスの窯、中里隆さんの隆太窯や、中里太郎衛門さんの太郎右衛門窯に伺う予定でしたが、今回は時間切れでございました。

 

佐賀県 唐津 銀すし佐賀県 唐津 銀すし

一日の最後は鮨の名店、銀すしへ。銀座「きよた」の新津さんより薫陶を受けた大将が握るお寿司は、一つ一つがピシッとした緊張感のある奇跡の逸品たちであります。方々で天才との呼び声高く、私は落語の名人と重なりましたが、江戸前鮨の伝統を重んじた上で、破天荒にぶっ壊す、このお店には握る側と食う側の一体感が必須で、まるでライブを聞きに来たような高揚感がありました。銀ちゃんこと大将はまさに優れた芸術家であります。ご馳走様でございました。

 

何とも素晴らしい一日でございまして、ご案内いただいたお客様はじめ、お邪魔した皆さま、本当にありがとうございました。皆さん温かくもお優しい人柄ながら、自分の腕や感性には譲れない頑固さと哲学があり、一本芯の通った骨太な方々でした。九州は何度も行きたくなる素晴らしい土地でして、移住してしまう方の思いがわかったようにも感じます。また是非お伺いをさせていただきます。

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2017 | 3_6 | Monday

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

ギャラリーとレストランバーの複合ショップ「アエル(AELU)」が、3月4日(土)に代々木上原駅前にオープンいたしましたので、お邪魔してまいりました。代々木上原の人気店「メゾン サンカントサンク(MAISON CINQUANTCINQ)」他4店舗を手掛けるオーナー・丸山智博さんが、和の調理法「和える」と人や物に「逢える」を掛け合わせ名付けられた「アエル」。丸山さんはじめシェフたちが厳選した器や食材を、自由な感性で「和える」ことで、新しい価値や人、物に「逢える」お店とのことで、その新感覚に胸高まります。ギャラリースペースのディレクションはalpha.co.ltdの南さんが手がけられておりまして、今回、北欧の器も並べては如何ですかとお声がけいただきました。丸山さんはじめ皆さんに、ギャラリーに並べる器を選んでもらいまして、ベルント・フリーベリをはじめ、ウィルヘルム・コーゲ、アラビア、そしてデンマーク作品などを展示販売させてもらっております。

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

ギャラリー店内の様子。国内作家さんの陶芸作品を中心に構成されたお品物たちで、レストランバーでは実際にその器たちが使われており、盛り付けられた料理が楽しめます。ギャラリーとレストランバーは出入りが自由になっておりますが、ガラスで区切られており、静寂と活気が隣り合わせになり何とも不思議な感覚です。3日のオープニングにはレストランバーにぎゅうぎゅうの250名もいらっしゃったとのことですが、ギャラリーは静寂が保たれていたそうです。丸山さんたちに選んでいただいたフリーベリたちは、ガラスケースの中に入れていただきました。どんな作品をセレクトされたのか、ぜひバーでお酒と料理を楽しみつつ眺めてみてください。

 

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

こちらはレストランバー店内の様子。居酒屋「ランタン」のポップアップショップとして、1年間「ランタンバー バイ アエル(LANTERNE BAR by AELU)」がオープンしております。立ち飲みスタイルで、北欧のバーをイメージしたとのこと。こだわった家具と小物たち、特にグラスで出来たモダンなランプや棚の美しさは必見です。「ランタン」ではハイボールとからあげの組み合わせが人気とのことで、どデカイ鳥のからあげとカレイのからあげをメインに、出汁染み渡る和食に舌鼓を打ちました。珍しい日本酒のセレクトも酒飲みには嬉しいものです。

【AELU】
住所:東京都渋谷区西原3-12-14 西原ビル 1F
電話番号:03-5738-8068

・GALLERY AELU
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜日
・LANTERNE BAR BY AELU
営業時間:17:00~25:00
定休日 : 日曜日

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2017 | 1_16 | Monday

ベルント・フリーベリ茶会

Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ)

Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ)

Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ)

Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ)

Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ)

Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ)

Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ)

昨年末に渋谷のバー、スタンド7のギャラリートークでお会い致しました宗玉先生のお誘いで、フリーベリ茶会を是非とのことで、不躾ながら初釜にお邪魔をして参りました。濃茶から始まり、薄茶では宗玉先生やお客様、そして私がお持ちした、フリーベリのお碗をお茶碗に見立てまして、先生にお点前をいただきました。フリーベリの極薄手のウネリのある口縁が、お茶の味をシャープに、そして飲み口もすっと口元に入ってくるように感じさせ、その新しい感覚に皆様大変に驚かれておりました。手のひらに乗る幻のミニミニチュアを床の間に設えていただき、これもまた有難いもので、冷泉為則のお軸と北欧の器がまさか共演するとは思ってもみませんでした。これだけたくさんのフリーベリのお碗を、お茶碗に見立てまして開かれるお茶会は初めてでして、これからもぜひ、宗玉先生にお願い出来たらと思います。

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2016 | 10_21 | Friday

六本木 complex665

六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665

本日10月21日(金)、六本木に小山登美夫ギャラリーシュウゴアーツタカ・イシイギャラリー、そしてbroadbeanが集結しましたアートスポット「complex665」がオープンいたしました。昨晩はオープニングプレヴューがございまして、一足お先にお邪魔をして参りました。中は人でごった返しておりまして、すごい盛況ぶりに驚きであります。皆様本当にオープンおめでとうございます。

 

六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665

1階入り口横には、今回も3階のタカ・イシイギャラリーさんの内装デザインを手がけました、broadbeanさんのオリジナルの家具のお店が、満を辞してのオープンです。オープニングの展覧会はオーバルをテーマに、楕円の形をしましたテーブルと鏡をメインにディスプレイされておりました。この鏡の枠は無垢の木を削り出し作ったもので、その風合いとシャープさを兼ね備えた美しさは鏡として自分で使うには勿体無いほど。アーティストの方が額縁としても検討されておりました。またオーバルではありませんが、キャビネットも大変に美しく、こだわりの素材や仕上げの質の高さは折り紙付きで、以前から私も興味津々なのであります。broadbeanさんはこのオープンに際しまして、ウェブもリニューアルしておりまして、各々の家具を見ながら簡単なご注文もできるようになっておりますので、お気になる方はぜひご覧になってみてくださいませ。

 

六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665

2階は小山登美夫ギャラリーさんがオープニング展、蜷川実花「Light of」を開催しておりました。光をテーマにした蜷川さんの写真は、フレームもより光を感じさせる独特な額装で、その絵も言わぬ透明感に吸い込まれそうになります。今回の展覧会のメインビジュアルでもあります青い花火は、美しさの中に、何か物悲しく、すっと空に消えていくような儚さが感じられ、心動かされます。

 

六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665

2階もう一つはシュウゴアーツさんです。こちらはオープニング展、小林正人「Thrice Upon A Time」を開催しておりました。壁から床まで完全に真っ白な空間で、毎回アーティストと共に空間を作り上げるとのこと。私はどうやら立体物に惹かれる達のようで、三嶋りつ恵さんのガラス作品に目が止まってしまいます。ガラス作品の周りにもインスタレーションが。

 

六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665

3階はタカ・イシイギャラリーさんでギャラリーのアーティスト19人のグループ展を開催しておりました。中庭テラスを臨むかなり広い空間で、大きな作品が数並んでもゆったり静かに、作品たちを観覧することができます。話題の五木田さん作品もとてもいいのですが、一番かっこいいのが最後のお写真、トーマス・デマンドの作品です。心震えるほど素晴らしいんですが、お値段も素晴らしいのです。

六本木 complex665六本木 complex665六本木 complex665

1階にはタカ・イシイギャラリーのビューイングルームがあるのですが、ズケズケと入って撮影させてもらいました。この石井さんコレクションの家具達がまた素晴らしく、ピエール・ジャンヌレ、ルイス・バラカン、シャルロット・ペリアン、ポール・ケアホルムや、無名でも美しい北欧やオランダのキャビネットなどなど、石井さんの研ぎ澄まされた選美眼を実感致します。

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2016 | 8_3 | Wednesday

裕通好み house of hiromichi nakano

裕通好み house of hiromichi nakano

いつもお世話になっております、ヒロミチナカノの中野さんが、人生で初めて?のご自身のお店をお出しになるとのことで、白金にあります「裕通好み house of hiromichi nakano」にお邪魔をしてまいりました。まだオープンはされていないとのことですが、既に店内は、様々なお品物たちが中野さんご本人の手によりディスプレイされておりました。ヒロミチナカノのコレクションラインの作品たちはもちろんのこと、中野さんが40年余り集めてきた様々なアートやおもちゃ、家具などが、店内に所狭しと飾られており、まるで中野さんの脳の中をこっそりと覗いているような、なんとも楽しい空間になっておりました。すべての品物をどうやって選ばれているのですか?との質問に、すべて感覚でとのこと。これだけ多くの品物に囲まれていても、ビシッと、まとまった統一の哲学が流れているのは、すべてが中野さんの美意識で選ばれた逸品の品々だからであると納得をいたしました。いろいろとお品物をご説明をいただいたのですが、特に私はブリキのおもちゃたちが普段あまり出会わないため、興味津々です。なんとこちらのお店では、中野さんがいつも常駐されるとのことで、それぞのお品物たちの思いなどを語っていただけるという、大変に贅沢なお店になる予定です。

裕通好み house of hiromichi nakano

裕通好み house of hiromichi nakano

裕通好み house of hiromichi nakano

このテーブルの青いタイルの部分は、スティグ・リンドベリがデザインしたもので、サインも入っておりました。家具メーカーとのコラボレーションでしょうか。大変に珍しいものでいきなり入り口から驚きです。

裕通好み house of hiromichi nakano

裕通好み house of hiromichi nakano

リンドベリの希少なビンテージのテキスタイルを、惜しげも無く椅子に張り込んだそうです。すべての椅子の柄が違うのもまた贅沢で、ソファもこれからリンドベリに張り替えるそう。フィッティング内もリンドベリの椅子が。

裕通好み house of hiromichi nakano

裕通好み house of hiromichinakano

裕通好み house of hiromichinakano

裕通好み house of hiromichinakano

店内の奥は、ビンテージのブリキのおもちゃやミッキーマウスの人形たちが並びます。キャラクター物の特に古いものは、なんとも愛嬌があり可愛らしく、でも少し意地悪そうな感じがたまりません。

裕通好み house of hiromichinakano

さらに奥には、奈良さんのドローイングとその前には加藤泉さんのオブジェがありました。左端ギリギリのものはピカソの香水瓶だとか。これはすべてお売りになるのですかとの問いに、「どうしてもと言われれば考えます」と古美術商のようなお答え。鑑札もありますので、なんとかチャンスはあるようです。

店内のご様子やお品物の詳細、ご自宅の持ち物など、中野さんのインスタグラムでもご紹介をしておりますので、どうぞそちらも合わせましてご覧になってみてください。「裕通好み house of hiromichi nakano」は8月オープン予定とのことで、期待で胸が高まります。白金北里通りからプラチナ通りに続く道にございますので、皆様もぜひ足を運んでみてくださいませ。

「裕通好み house of hiromichi nakano」
〒108-0072 東京都港区白金6-3-1
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2016 | 3_14 | Monday

ハロルドが笑うその日まで

ハロルドが笑うその日まで

いつもお世話になっております、ベルベット吉祥寺店の丸山さんお誘いで、映画「ハロルドが笑うその日まで」の試写会に伺ってまいりました。ノルウェーで伝統的な高級家具屋さんをやっていた、ハロルドさんのお店の隣に、イケアができてしまい、店が潰れ奥さんも同時に亡くして、全てを失った絶望のハロルドは、イケアの社長を誘拐してこの償いをさせる計画を企てるという、なんともハチャメチャなお話とのことで盛り上がり、伺ったのですが…。実はほんのり心温まるハートウォーミングなロードムービーでもありました。登場人物は皆、何かを背負った、少々破綻したような人たちですが、それぞれの人生をその人なりに楽しむこともまた一興ということでしょうか。車で移動する冬の北欧の景色は、寒さ厳しくも美しいもので、そのひんやりとした雰囲気が映像からも伝わってまいります。イケアの社長、コンプラード本人の出演も考えたそうですが、ご高齢でこの寒い中の撮影とのことであきらめたようですが…。4月16日の恵比寿ガーデンシネマを皮切りに、全国順次公開予定とのことで、映画好きの方は是非、ご覧になってみてくださいませ。

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2016 | 2_24 | Wednesday

山下和也「松風」

山下和也 「松風」 

山下和也 「松風」 

山下和也 「松風」 

山下和也 「松風」 

山下和也さんの日本画の作品「松風」です。昨年末、大阪へと出展していた際に、ほんとうに偶然に、京都にございます現代アートのギャラリー、雅景錐のオーナー天野さんに出会いまして、ベルント・フリーベリの器を気に入っていただいたのですが、お話をしているうちに山下和也さんの作品に目が留まりました。極めてシンプルで、すべてを削ぎ落としたミニマルな抽象画の水墨画なのですが、ここまで潔い究極の静寂とも言える日本画は見たことがなく、思わず吸い込まれてしまい、すぐさま京都へと実物を拝見しに伺いました。山下さんは元々、国宝や重要文化財などをはじめとする、古い日本画、墨跡などの保存修復を手がけられていた方でして、すべての技法や紙材、画材など、研究者以上に精通をしているとのこと。師匠にあたる方は、長谷川等伯より17代続く末裔の方だそうで、すべての伝統と知識、技術を踏まえたうえで、現代の風を取り入れ、自らの感性で伝統的な日本画を再構成をしている部分がほんとうに新しく、どうしても手元へと懇願した次第です。先日ついに手元へとやってまいりましたが、壁に掛かってはいるのですが、まるで無のような清廉な世界が広がり、マンションの一室にも素晴らしい空間が仕上がりました。有るのか無いのか、和紙の表情と間違えてしまうような薄手の松がスッと描かれており、吹けば消えて無くなりそうな、耽美的で薄氷のような曖昧さでありながらも、並々ならぬ強さとオーラを纏っているように感じるのは私だけでしょうか。感覚や気配といった何も無い部分から、何かしらの美を見出すのは日本人独特の美意識の一つと思います。東京では2016年の3月12日と13日に、パークホテル東京で行われるアートフェア、ART in PARK HOTEL TOKYO2016にて山下さんの作品をご覧いただけるかと思いますので、お気になります方は是非、足を運んでみてください。

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2015 | 10_17 | Saturday

hiromichi nakano 2016 spring& summer collection

hiromichi nakano 2016 spring& summer collection

hiromichi nakano 2016 spring& summer collection

hiromichi nakano 2016 spring& summer collection

hiromichi nakano 2016 spring& summer collection

hiromichi nakano 2016 spring& summer collection

hiromichi nakano 2016 spring& summer collection

hiromichi nakano 2016 spring& summer collection

いつもお世話になっております、ヒロミチ ナカノの中野裕通さんの2016 spring& summer collectionに伺ってまいりました。会場のヒカリエホールはすごい人でごった返しておりまして、まさに熱気ムンムン、ブランドの人気のほどが伺えます。私は立ち見の一番後ろから、無理やりの撮影でありますが、シンプルでアイコン的な服のパターンがたいへんに美しく、どれを撮っても写真がスッとまとまって、勝手に私の腕が上がったように錯覚します。中野さんは、普段より方々のメディアで、お持ちのフリーベリのコレクションなどをご紹介頂いておりますが、そのコレクションたちが、こうした創作の発想の一つになっているのではと考えますと、ほんとうに感慨深く有難いものであります。秋はファッションウイークやデザインウイーク、アートフェアなどたくさんのイベントや展覧会が盛りだくさんで、心なんとも踊るものです。

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2015 | 5_23 | Saturday

北参道 新ギャラリースペース オープニング展  トーマス・デマンド 「Model Studies(Kōtō-ku)」

北参道 新ギャラリースペース オープニング展 トーマス・デマンド 「Model Studies(Kōtō-ku)」北参道 新ギャラリースペース オープニング展 トーマス・デマンド 「Model Studies(Kōtō-ku)」

北参道 新ギャラリースペース オープニング展 トーマス・デマンド 「Model Studies(Kōtō-ku)」

北参道 新ギャラリースペース オープニング展 トーマス・デマンド 「Model Studies(Kōtō-ku)」

北参道 新ギャラリースペース オープニング展 トーマス・デマンド 「Model Studies(Kōtō-ku)」

北参道 新ギャラリースペース オープニング展 トーマス・デマンド 「Model Studies(Kōtō-ku)」

北参道 新ギャラリースペース オープニング展 トーマス・デマンド 「Model Studies(Kōtō-ku)」

北参道 新ギャラリースペース オープニング展 トーマス・デマンド 「Model Studies(Kōtō-ku)」

コンテンポラリーアートの聖地と言われました、清澄白河の丸八倉庫が取り壊しになってしまうとのことで、タカ・イシイギャラリーさんと小山登美夫ギャラリーさんが代々木の森の北参道へとお引越しになられました。タカ・イシイギャラリーさんは一足先に昨日オープンいたしまして、その記念すべきオープニング展として、日本では8年ぶり3度目の個展となります、トーマス・デマンド 「Model Studies(Kōtō-ku)」にお邪魔をしてまいりました。今回のエキシビジョンは、日本人建築家ユニットSANAAの建築模型を被写体とした、「Model Studies」シリーズの最新作の展示でして、建築家があれこれ思索している中で、揺れ動く思考の一瞬にできたその美しさを、トーマスがズバッと切り取っておりまして、まるで研ぎ澄まされた構成主義の絵画のような雰囲気もいたしまして、なんともかっこいいものです。これは写真にしかできない(もちろん器では無理です)独特の形だなぁと、改めて写真表現の深さを再認識です。今回も設計と施工は、いつもお世話になっておりますbroadbeanさんで、わずか数週間でここまで仕上げる奇跡の技とデザインは、方々より賛賞の嵐でありました。レセプション前にお伺いいたしましたが、ギリギリまで内装の作業が進められており、今回ほど厳しい戦いはなかったと、とんでもない空間から一気呵成に作り上げ、無事にオープニングを迎えられたことに、皆様一様に安堵の表情を浮かべられていたのがなんとも印象的でありました。夜からのオープニングレセプションは、かなりの人で埋め尽くされ、ひっきりなしにゲストが訪れるたいへんな騒ぎに。お写真を撮れば人しか写らないほど、大盛況でございました。 タカ・イシイギャラリー様、オープニングほんとうにおめでとうございます。

小山 登美夫ギャラリー 北参道

小山 登美夫ギャラリー 北参道

小山 登美夫ギャラリー 北参道

小山 登美夫ギャラリー 北参道

そして、この日はまだ正式なオープンではございませんでしたが、トーマス・デマンド展に併せて、小山登美夫ギャラリーさんもギャラリーをお披露目されておられました。二つのギャラリーのバックヤードからお隣に移動するという、この期間だけのサプライズ企画であります。こちらの空間の雰囲気は、柔らかい、やさしい表情が印象的でありました。ほんとうに微妙な差ではありますが、作品や作風に併せて空間を作るのは、一流のギャラリストや設計師の妙技であると実感であります。現在、渋谷ヒカリエ8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryにて開催中の桑原正彦さんの作品も展示されておりました。小山登美夫ギャラリーさんのオープンは、6月13日(土)とのことですので、こちらもたいへんに楽しみであります。

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2015 | 5_18 | Monday

茨城県陶芸美術館 ルーシー・リー展

水戸

千波湖

コバハクチョウ

偕楽園

偕楽園 好文亭

水戸芸術館

水戸芸術館

水戸

茨城県陶芸美術館 ルーシーリー展

茨城県陶芸美術館 ルーシーリー展

茨城県陶芸美術館 ルーシーリー展

茨城県陶芸美術館 ルーシーリー展

2015年4月11日から茨城県陶芸美術館にて開催中のルーシー・リー展へ伺ってまいりました。このルーシー・リー展は茨城県陶芸美術館を皮切りに、全国巡回をするものでして、今回、いつもお世話になっております茨城のお客様方のお誘いがありまして、一番はじめの開催地へ訪問をすることができました。茨城県陶芸美術館は窯業の中心地でもある笠間に位置するため、水戸からは少々離れた立地にありますが、お客様方の有難いご好意にて、周辺観光を含め茨城の美味しいものまで、まさに至れり尽くせりのご案内をいただきました。今回のルーシー・リー展は、前回全国巡回した展覧会の第2章のような趣旨と内容でして、前回以後発見された優品を厳選し、ウィーンでの学生時代の作品という希少な作も加え、初公開作品がほとんどを締めており、約200点を展示しておりました。内容は大充実なものでして、作品を相当選び抜き、時代を細かく分け時系列に展示をすることで、細かな作風の違いが見る人にスッとわかるよう工夫がされていたように思いました。そのため数を見せる雰囲気重視の展示ではなく、1点1点を立たせたものでしたのでじっくりと観察することができ、すべてに集中しすぎて最後はヘトヘトになってしまいました。これは一度だけの訪問では気づかないことや見落としもありそうでして、お客様方はすでに2回も訪問されているとのことで、今回でなんと3回目だそうです。前回も、もう一回ぐらいは見ておけば良かったと思ったことを思い出しました。確かに何度見ても新しい発見のありそうな、良い展覧会でありました。
また茨城県の水戸の地へは、初めての訪問でしたが、こちらも日本の他の地と同じく自然と都市が一体となった風光明媚な地でありました。水戸は千波湖と那珂川に挟まれた狭い台地に位置し、まさに天然の要塞のような地形をしているため、戦国武将の佐竹氏、そして水戸徳川家が重要拠点として城を築いたため、城下町は現在に至るまでたいへんに発展、繁栄をしてきたようです。都市のど真ん中に広大な偕楽園と千波湖があり、海も近いため、衣食住遊すべての良いところが台地にギュッと詰まっており、美術探訪するのでも、おいしいものを食べるのも、お買い物するのも、自然を満喫するのも、思いついたら一度に味わえる、なんとも羨ましい地でありました。水戸光圀が大日本史を編纂したのは、この安定した地で安穏とし過ぎたからだったのかもしれません。先頃の上野東京ライン開通でさらに注目をされているようで、特急は行き帰りとも満席の大盛況ぶりでありました。

追伸 笠間より少々足を伸ばして、栃木の益子参考館までご案内いただきました。益子は笠間と山一つ挟んで以外と近いものですが、茨城からの道は、水田に鷹がいるほど山深いものでした。参考館にもルーシー・リーはじめ、イームズのラウンジチェアやウィルヘルム・コーゲの初期作品まで、モダンデザインの品も展示されており、まるで濱田庄司のアイデアソースを覗いているようで何ともワクワクいたしました。近くのスターネットカフェで休みながの李朝骨董、民藝陶散策など、笠間からはじまり、1日中陶芸三昧ができるたいへんに楽しい地であります。

益子参考館

益子参考館

益子参考館

益子参考館

益子参考館

益子参考館

益子参考館

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2015 | 5_10 | Sunday

護国寺茶寮 不昧軒 東京茶道会茶会

護国寺茶寮 不昧軒 東京茶道会茶会

護国寺茶寮 不昧軒 東京茶道会茶会

護国寺茶寮 不昧軒 東京茶道会茶会

護国寺茶寮 不昧軒 東京茶道会茶会

平素よりたいへんお世話になっておりますヒロミチナカノの中野裕通さんが、護国寺の不昧軒にてお茶席のご主人をなさるとのことで、常日頃不躾な私ではございますが、お招きにあずかりまして、ほんとうに只々お邪魔をしてまいりました。作法などほとんどわからないのですが、とにかくご主人の取り合わせが素晴らしく、研ぎ澄まされていることが私には衝撃でありまして、ため息が出るほどのお道具たちが整えられており、このような機会はそうそうないと、目に焼き付けてまいりました。床には市場では絶対出ることのない杉本博司軸装の二月堂焼経が掛けられており、その前には新緑を思わす緑青に包まれた平安の経筒に花が生けられ、脇には安田靫彦旧蔵の平安の鳳凰が鎮座しておりまして、いま目を閉じても、その形と色の取り合わせの美しさが、新緑に囲まれた森の如く清々しく、すぐ目の前にあるかのように思い出されてまいります。日頃より横着な私は、正座をこんな長い時間したことがなく、途中視野が周りから暗くなり、もう失神寸前ではありましたが、目の前に斗々屋茶碗の拝見がまわってきた時には、粗相はあってはならぬと、気の薄れる中でも名碗を必死に手にできたことは得難い経験でありました。偶然に同席をいたしました、スカイザバスハウスより先頃独立をされた久保田さん、スカイザバスハウスの白石さんがいなければ、私はお茶室にバタリと倒れこんでいるところでしたが、お陰様で素敵なお茶席がより楽しいものになりました。このような素晴らしい席にお招きをいただきまして、ご主人の中野裕通さんはじめまして、皆様には心より感謝と御礼を申し上げます。

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2014 | 12_21 | Sunday

骨董裏おもて

骨董裏おもて 広田不孤斎

日本屈指の古美術店「壺中居」創業者の広田不孤斎が綴った骨董エッセイ集「骨董裏おもて」 です。丁稚奉公時代の苦労話しから、一流諸家との交流、すったもんだのお客との四方山話、品物の真贋から値付け、資金繰りといった古美術商としての商売の心構えなどなど、古物を商う者は皆持っているのではと思うぐらいのバイブル的な名著でもありますが、骨董を通して大正から昭和の時代の、日本や中国の雰囲気を感じさせる描写が面白く、古き良き時代を思い起こさせてくれる一つの物語や映画を観ているような、読み物としても十分に楽しめる良本です。真摯でまじめな筆者のお人柄も感じられる文章でして、嘘偽りなく裏側をも語り尽くしているところが、書籍からでも思わず広田不孤斎という人物を信頼してしまいまして、これこそが日本屈指のお店になった所以でもあるかと思います。けっこう分厚く文章量もかなりありますが、コラム形式で話が150にも分かれておりますので、飽き性で長い小説など読みきれない私にとってはもってこいのショートショートでして、年末年始のふと空いた時間など、慌ただしい喧騒を暫し忘れるには最高の友であります。

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2014 | 12_13 | Saturday

神戸

神戸神戸神戸神戸神戸

お客様へのお届けと、品出しで冬の神戸へ。この異国情緒溢れる彼の地へは初の訪問でしたが、山と海が歩けるほど近く、その合間に整えられた活気の街がありまして、都会と自然が見事に融合した、何とも風光明媚な美しい土地でありました。冬といいましても、いまだに色鮮やかな紅葉の山を背景に、瀬戸内海に光る夜景も格別の煌めきがございまして、旧居留地と三宮は日本橋と銀座・有楽町、北野の地は横浜の山手町の雰囲気でして、すべての良いとこがぎゅっと凝縮し、まるでミルフィーユのようにまとまっており、関東にはないその箱庭的な趣とまとまりの良さも、神戸の格調の高さを足らしめているようです。とにかく山から溢れる水が美しく透明感があり、まるで鏡のように澄んでおり、これが海へとすぐに流れるかと思うと、その澄んだ水がなぜか街をも清く洗い流しているようで、この澄んだ水こそが神戸という街を美しくしているのかとふと感じられました。しかし未だ震災のモニュメントなど阪神大地震を思い起こさせる碑もございまして、災害から立ち直ってこその、芯のあるしなやかな街というものが感じられるのであります。

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2014 | 11_13 | Thursday

奈良

奈良

奈良

奈良

奈良

奈良

奈良

奈良

とある内覧会に当選いたしまして、紅葉シーズン前の奈良へ。この時期は修学旅行の学生が大地を埋め尽くすようにおりまして、なんとも賑やかなものですが、自然と顔は上を向き、仏塔や仏閣に目が行きがちでありました。澄んだ高い空を背景に、軒下の組まれた木の美しさがよりいっそう引き立つようで、再訪の地で違う景色を味わうことができたのは有難いことです。とくに感慨深いのは、手元にある小品たちゆかりの場所へはじめて訪れたこと。東大寺と二分するほど隆盛を極めた元興寺もその一つで、今は大伽藍の名残だけがかすかに残り、そのひっそりとした佇まいには何とも言えない哀愁が漂っておりまして、歴史好きにはこちらのほうがぐっと魅力的に映ります。裏の屋根に残る瓦は飛鳥時代のものとされ、やはり奈良の地は日本誕生から背負ってきた、いろいろな人々の想いの重さが違うなぁとその長い歴史の道程に思い浸ります。そもそも飛鳥からなぜ、都が京都まで遷都していったのか、風水やら怨霊など諸説ありますが、奈良の地の溜池の多さが関東の人から見ると驚くほど異様で、おそらくは琵琶湖や桂川を始めとする豊富な真水が重要だったのではと、どうでもよいことにも歴史好きは思考を巡らせ楽しみます。入り口ではお寺関係の方ですかとよく聞かれましたが、否定するのもだんだん面倒くさくなるのはカルマが重いからでしょうか。徒歩にてまるで托鉢のようにまわったおかげで、最後は疲労困憊のため、半眼のまま無心の拝観ができる境地にまで至りました。

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2014 | 6_12 | Thursday

香川県

瀬戸大橋丸亀城直島直島直島直島

古い友人との商談で香川県に。梅雨の合間ではありますが、暑さの中に瀬戸内の涼しい風が心地よく、街と自然が一体化したような風光明媚な名勝地でありました。ゆっくりとした時間の流れる、のんびりした雰囲気が全体を覆いますが、強烈なコシのうどんの啜りは老若男女問わずに異常な早さで、完食に数分かからないとはやや早食い気味の私でも脅威の早さです。アートの聖地、直島へも再訪となりましたが、何度行ってもクオリティの高さに脅かされ、島全体で徹底されているその精神は、普段聞くディズニーリゾートの経営精神にも通じるものを感じます。
友人は丸亀にて山神印刷製袋株式会社という印刷会社をやっているのですが、普通の印刷とはちょっと違い、紙袋や箱、段ボールなどの制作から印刷までがメインの、かなり特殊な印刷屋さんです。袋から作ることが出来る印刷屋さんは日本中でもかなり珍しく、地元香川県の有名食品会社やお菓子会社をはじめ、大企業の紙袋や箱、薬局の袋までが、工場には所狭しと山積みされておりました。香川の空港や駅で見かけるほとんどの人たちが、こちらで作った紙袋を下げて歩いているというのですから何とも驚きです。出来合いの袋や箱に印刷していくのではなく、オーダーメイドではじめから作れるのがほんとうに凄いところで、袋を手張りすれば、奇想天外な今までにない形や色の、アート路線にも持っていくことが出来るとのことで、自由度はかなり高いものです。私も包み紙や紙袋、包み箱や段ボール等、北欧器の販促の品をトータルで作ってもらおうと、相談がてらの商談か、はたまた遊びなのか疑わしい訪問ではありますが、印刷工場の現場を見るだけでも貴重な体験であります。小ロットでも引き受けてくれる香川人の心の広さも嬉しい限りです。もちろん普通の印刷にも対応していますので、名刺から封筒まで、会社の品をすべて作ってもらうことも可能です。なかなかこういうものを頼める所がなく困ったとお嘆きの方や、トータルな感覚で親身に相談できる印刷屋をお探しの方がおりましたら、ぜひご連絡をしてみてください。販促の優秀なドクターといった所でしょうか。北欧器のサイトを見てとおっしゃっていただければ、頑固な職人たちとて無下にはされないかと思います。

山神印刷製袋株式会社  
〒763-0082 香川県丸亀市土器町東一丁目202番地
電話 0877-22-2590

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2014 | 2_22 | Saturday

石井一男さんの絵

石井一男さんの絵

石井一男さんの絵

石井一男さんの絵

ご存知の方も多いかと思いますが、奇蹟の画家と呼ばれている石井一男さんのF4号グワッシュの絵です。そもそもなぜ奇蹟なのか、詳しくは書籍の奇蹟の画家をぜひご覧になってみてください。 また以前に情熱大陸でもご紹介されておりますので、YOUTUBEの映像でもその"奇蹟"の一端を見ることができます。今や展覧会を開催すれば、全ての作品が即完売してしまうほどの大人気作家さんですが、現在でも清貧ともよべる、絵を描くためだけに削ぎ落とされた質素でシンプルな生活を続けられております。作品のほとんどの題材は「女神」と呼ばれるイコンのマリア像のようなものなのですが、決してキリスト教を強く感じるものではなく、何かお地蔵さんのような、無垢な子供のような、とても不思議な雰囲気のする優しい作品でして、絵の前で思わず泣き出してしまう人もいるとか。石井さんは、書籍や映像で拝見しますと、まるで悟りをひらいた高僧のようなお人柄と生活をされておりますので、すべてを超越してしまったお方から生み出されるこの不思議な絵が、多くの人々に救いの手を差し伸べているのかもしれません。所謂"作品"として絵を手に入れるというよりも、何か人間に必要な物、家族の写真や思い出の品、大事にしてきた愛用の小物のような、お金にはかえられない大事な物を手にできたような感じでしょうか。実はこれこそが後世に残る芸術品の、ほんとうの姿なのかもしれません。
お客様からのご紹介で、本郷にありますギャラリー愚怜さんにて、石井一男さんの展覧会を開催しているとのお知らせをいただいたのですが、初日に行列ができるほどの盛況で、すべての作品が即完売、追加分も出したのに、さらにほとんど完売とのことで、これはもうだめだと思いつつ、一足遅れて大雪の日に展覧会へと伺ってまいりました。雪のため誰もいないのが幸いして、ゆっくりと作品たちを堪能することができましたが、たくさんの「女神」たちにまぎれて、なぜかこちらの絵が残っているのも不思議なもので、まるで私を待っていたかのようにひっそりと佇んでおりました。石井さんの作品には珍しく、暖かさを感じるものではなく、階段に二人の親子のような人がいるのですが、寂しそうで凍えているようで、雪の日に見たせいもあるかもしれませんが、ドシーンと胸に突き刺さるような感覚に陥ってしまいました。すぐに購入の旨を申し出て、こうして無事に持って帰ってこれましたが、よくよく眺めていますと、また違った暖かい表情もあり、見る景色やその時々によって雰囲気と表情を変えてくれるようです。何とも、人生で忘れていた大事な落とし物を取り戻してきたような、不思議な感覚のする絵でもあります。

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