2024 | 3_12 | Tuesday
Art Fair Tokyo2024は無事に終了いたしました
アートフェア東京2024での展覧会、ベルント・フリーベリ展は無事に終了をいたしました。ギャラリー北欧器は今回初めて、アートフェア東京に参加をさせていただきまして、当初は不安もありましたが、会場では北欧陶芸は珍しく、お陰様で大変に盛況でございまして、北欧陶芸の持つ美しさを多くのアートコレクターやアートファンの皆様にご紹介をできましたこと、本当に嬉しく思っております。この度、フリーベリ作品をお買い上げいただいた皆様、わざわざ当店へお越しいただいた皆様、アートフェア東京の実行委員会の皆様にも、改めまして心より感謝と御礼を申し上げております。今回、まだまだ北欧陶芸は多くの皆様に知られていない未知数のアートでもあり、ようやく一歩を踏み出した感覚がございました。展覧会としてやりたいこともたくさんありますので、また次回ぜひお目に掛かれれば幸いでございます。
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2024 | 2_26 | Monday
Art Fair Tokyo2024への出展準備に伴い店舗営業をお休みします
いよいよ来週の3月8日(金)よりアートフェア東京2024が開催が迫ってまいりました。ギャラリー北欧器では、北欧スウェーデンの巨匠、ベルント・フリーベリの展覧会を開催させていただきます。展覧会に伴いまして、明日2月27日(火)よりアートフェア東京終了後の3月15日ほどまで、展覧会準備と荷造り発送などの期間のため、店舗のご予約営業はお休みとさせていただきます。ぜひアートフェア東京の会場にて作品をご覧いただければ幸いでございます。
またアートフェア東京の展覧会会場では、店舗と同じく作品のご購入やご決済(クレジットカード可)をいただけますが、アートフェア期間中は作品の展示をさせていただきまして、後日、お届けやお引き取りとさせていただきます。予めご了承くださいませ。
アートフェア東京2024への皆様のご来場をお待ち申し上げております。
Art Fair Tokyo 2024
PLACE|東京国際フォーラム ホールE/ロビーギャラリー
【ギャラリー北欧器「Berndt Friberg」】
ギャラリーズ/B2F ホールE ブースNo.:N035
DATE/OPEN|2024年3月8日(金)〜10日(日)
3月 7日(木) 11:00 - 19:00(招待日)
3月 8日(金) 11:00 - 19:00
3月 9日(土) 11:00 - 19:00
3月10日(日) 11:00 - 17:00
※開催時間全て予定
ADDRESS|東京都千代田区丸の内3-5-1
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2024 | 1_26 | Friday
「Berndt Friberg」Art Fair Tokyo2024
一年でも寒さ厳しい季節となってまいりました。如何お過ごしでございましょうか。
さてこの度、ギャラリー北欧器はアートフェア東京2024に参加をいたしまして、北欧スウェーデンの巨匠、ベルント・フリーベリの展覧会を、開催させていただくこととなりました。
諸外国では今日における所謂、陶芸家という職業が無い20世紀初頭の時代に、13歳から轆轤工としてキャリアをスタートしたフリーベリは、轆轤の技術の向上と釉薬の追求に研鑽を積み、35歳の時、巨匠ヴィルヘルム・コーゲの目に留まることになります。コーゲ作品の轆轤士としてグスタフスベリ製陶所に招かれた後は、その才能をより開花させ、45歳にして自らのスタジオをグスタフスベリ内に開設します。以後は展覧会をスウェーデンのNKデパートで定期的に開催すると共に、ミラノトリエンナーレで金賞を3回受賞するなど、北欧の「轆轤の魔術師」として評判を呼び、スウェーデンのグスタフ6世アドルフ国王自ら、展覧会に足を運ぶまでの人気作家となりました。
全てを削ぎ落としたシンプルなフォルムと釉薬の器たちは、そのどれもが洗練され、薄氷のような繊細で透明感のある佇まいが特徴です。炻器という硬質な器で水を通さず、一見冷たいイメージもありますが、生み出す器はどれも、北欧の自然の中に溶け込むような、柔らかくも暖かな質感が魅力で、四季を感じさせる日本の風土にも、不思議とスッとおさまってくれます。
本展では、フリーベリ作品の最小のミニチュアから最大級の花器作品まで、代表的な作品を取り揃えまして、彼の魅力に迫りたいと思います。この機会にぜひ、ご高覧いただければ幸いでございます。
また今回、フリーベリ作品の撮影を、写真家の横尾涼さんにお願いをしました。普段は私が全ての器などを撮影しておりますが、横尾さんの写真は、今までとは違う新しい切り口でフリーベリ作品に迫ってもらっており、特に展覧会パンフレットでは新たなフリーベリの美しさを感じていただけるかと思います。こちらも併せましてぜひ、ご高覧をいただければ幸いでございます。
Art Fair Tokyo 2024
PLACE|東京国際フォーラム ホールE/ロビーギャラリー
【ギャラリー北欧器「Berndt Friberg」】
ギャラリーズ/B2F ホールE ブースNo.:N035
DATE/OPEN|2024年3月8日(金)〜10日(日)
3月 7日(木) 11:00 - 19:00(招待日)
3月 8日(金) 11:00 - 19:00
3月 9日(土) 11:00 - 19:00
3月10日(日) 11:00 - 17:00
※開催時間全て予定
ADDRESS|東京都千代田区丸の内3-5-1
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2024 | 1_1 | Monday
謹賀新年
昨年も格別の御厚情を賜り、 厚く御礼を申し上げます。
本年も今まで以上にご満足頂ける品を、 お届けできますよう精進いたします。
何卒ご愛顧を賜わりますよう、 よろしくお願い申し上げます。
ご健勝と益々のご発展を、 心よりお祈り致します。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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2023 | 12_25 | Monday
年末のご挨拶
本年も皆様には大変にお世話になりました。
毎年、早いものでございまして、本年も年末のご挨拶となりました。
今年一年も多くのお品物をご紹介できましたのも、
ご愛顧をいただきました皆様方のお陰様でございます。
改めまして、心より感謝と御礼を申し上げます。
来る年も、さらにお気に召していただけるお品物をご紹介できますように、
精一杯、精進をさせていただきますので、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
年末年始の営業日でございますが、 2023年27日(水)〜5日(金)までお休みをいただきますが、
作品を御所望でございましたら、 ご案内を申し上げることが出来ますので、
その際は、お問い合わせいただければ幸いでございます。
Instagramでの毎日の器の掲載は、 年中無休でアップをしております。
年末年始にごゆっくりと過ごされる中、
ぜひご高覧をいただければ幸いでございます。
今年の関東は例年と違い、まるで春のような暖かな師走となりましたが、
ようやく冬らしい、寒さ厳しい年の瀬になってまいりました。
どうぞくれぐれもお身体ご自愛くださいませ。
来る年も相変わらぬご愛顧を頂けますようお願い申し上げまして、
歳末のご挨拶とさせて頂きます。
どうぞよいお年をお迎えくださいませ。
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2023 | 12_22 | Friday
ギャラリー北欧器の作品お貸し出しサービス
今年もいよいよ年の瀬となってまいりました。
お忙しい最中とは思いますが、皆様如何お過ごしでございましょうか。
さて本年最後にギャラリー北欧器の、
大きなサービスリニューアルをお知らせいたします。
常々、法人様への撮影のご利用で、
作品のお貸し出しを、手数料をいただき行なっておりましたが、
昨今の北欧作品の高騰や円安の影響から、お品物の価格が急上昇しており、
ご利用がなかなか難しいとのお声を頂戴しておりました。
今回、ご要望にお応えすべく、
法人様から個人の方のご利用まで、ご利用範囲を大きく広げました、
「ギャラリー北欧器の作品お貸し出し」という、
新たなお貸し出しサービスを始めることとなりました。
「ギャラリー北欧器の作品お貸し出し」は、ストックにございますお品物を、
一点、毎月3,000円(税込)からお貸し出しをさせていただきます。
個人の方のご利用から、
法人様の雑誌、カタログ、CMなどの撮影等のご使用、
会社、ホテル、レストラン、病院、公共施設などのアートとしての展示まで、
お気軽に北欧やモダニズムの美術陶芸品を、
お手元にてお楽しみ、お使いいただけます。
お貸し出しの作品は、随時返品や交換も可能でございますし、
お気に召していただければお買い上げもいただけます。
また一つのお品物を販売価格までお貸し出しいただいた場合は、
その作品は、お客様の所蔵となります。
作品のお試しご検討などにもお使いいただけますので、
ぜひお気軽にご利用くださいませ。
お貸し出しをご希望の際は、 ギャラリー北欧器のStockページ、
各作家のOrderフォームから、「お貸し出しご希望」を選択いただきまして、
ご注文くださいませ。
また店舗に直接お越しいただいて、
実際の作品をご覧になってのご注文も承ります。
お申し付けをいただければ幸いでございます。
北欧、モダニズム作品は実物をお手元に飾られたり、
さらにお使いいただいてこそ、
その美しさの本質が伝わってまいります。
ぜひ多くの皆様に、本物の作品の持つ素晴らしさを、
お楽しみいただければ幸いでございます。
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2023 | 12_08 | Friday
Filmを更新いたしました
Filmのページにて、先日ご案内いたしましたウェブエキシビジョン、「冬の碗・鉢」の作品を中心に、動画を更新いたしました。 お写真では伝わらない手に取った際の重量感や、お写真だけではお伝えできない器の細部や雰囲気もご確認いただけますので、ぜひご高覧くださいませ。そろそろFilmページが重くなってまいりまして、古いものは随時更新されていく予定です。引き続き、YouTubeのギャラリー北欧器のチャンネルではアーカイブとしてご覧いただけますので、過去の動画はそちらにてご高覧をいただければ幸いでございます。
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2023 | 12_02 | Saturday
Exhibitionにて「冬の碗・鉢」がはじまりました
今年も早いもので、もう師走でございます。如何お過ごしでございましょうか。
さて本年最後のウェブ展覧会の第9回目は、「冬の碗・鉢」と題しまして、
北欧作家をはじめとした古今東西のお碗や鉢作品20点をご紹介させていただきます。
お馴染みのベルント・フリーベリやウィルヘルム・コーゲ作品をはじめ、 アメリカの作家や古美術品に至るまで、
作品として存在感を感じさせてくれる、手取り良い様々な作品を一堂に会しました。
またほとんどの作品は、年末年始のバザールにて特別感謝価格にお値下げをさせていただきました。
エキシビジョン終了後はお値段は通常に戻りますので、この機会にぜひご覧くださいませ。
いよいよ師走に入ってまいりまして、今年も後僅かでございます。
この感謝祭は毎年、年末エキシビジョンとして開催をしていければと思っております。
詳細なお写真と解説をご覧になりながら、
年末年始に、ぜひごゆっくりとお楽しみをいただければ幸いでございます。
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2023 | 11_16 | Thursday
沖縄 古琉球焼
たまには北欧以外の器のお話です。今年の夏に初めて出会った沖縄の古琉球の器たち。以前から沖縄に行った際に、お土産で作家さんのやちむんの器を買ったり、人間国宝の金城さんの作品はよく知っていたのですが、当然、そこには本歌のお手本があるという視点が欠落しておりました。とあるお店でこれがひっそりと並んでおり、私は魂を抜かれた様に器たちに吸い寄せられ、「これはなんですか?」とご主人に聞いておりました。ご主人曰く古い壺屋焼とのこと。その後の記憶はほとんど飛んでおりまして、気づいたら買える限りの器を譲ってもらっておりました。素朴でありながら、心打つような器のエネルギーが、李朝の作品に惹かれた時に似ております。所謂古美術品の中では、お茶道具というよりも民藝系に近いのでしょうか。大正時代に、濱田庄司や河井寛次郎、柳宗悦がこの器に惹かれて、紹介をした事も後から全て合点がいきました。民藝から沖縄、そして北欧まで、色々な点が線でつながり、私なりの陶芸の好みが導き出された感覚です。民藝と北欧陶芸のつながりや影響は、沖縄までつながっていたのでした。
そもそも古い琉球の器は現存数の少なさもあり、普段あまり関東の骨董店でお目にかかる機会もなく、本当に偶然の出会いでもありました。琉球は古くから大陸との交易が活発な地域で、12~3世紀には陶芸技術が伝わり高麗瓦の生産を行っていたとの説や、南蛮の器は琉球のものであったとする説もある様ですが、未だ詳細はよくわかっておりません。はっきりと始まりが知られているのは、薩摩藩の支配下になった1609年以降で、薩摩から朝鮮の陶工が来て技術を伝えたというのが、起源とされております。その後、点在していた各地の古窯を統合して、壺屋焼となったそうです。こうして現在、市場に出てくる壺屋焼は小さなものが多く、戦火によって埋もれたものが少しずつ出てきたのでしょうか。ほとんどは祭器や仏具として、泡盛などを入れてお供えする祈りの道具というのも、私が惹かれるポイントです。大きなものや上手のものは将軍家や大名への献上品、交易品などに使われたとのことで、古い琉球焼きには普段使いの器というよりも、何か特別な意味を持ったものが多いように感じます。
絵付けの入った渡喜名瓶とマカイ(碗)たち。やちむんと言えば、この絵付けのものがよく知られています。絵にも意味があるようで、水平線や大地の縞模様、犬の足跡を模った丸文様などあるそうです。絵柄は明るく、仏具というよりは基本的には祭器として使ったのではと思っています。絵付けの素朴さの中に自由闊達な明るさや勢いを感じさせ、本当に心和みます。特にお碗で状態の良いものは今では全く無く、こんなカセのない肌の艶ややかな碗は特に珍しいそうです。
涙壺とも呼ばれる小さなミニチュアサイズの渡喜名瓶たち。この黒い飴釉から、恐らくは仏具として供えられたものと思います。渡喜名瓶と言えば、もっと大きなサイズで、形が首れた泡盛を入れるものが有名で、実際にはそちらの方がゾクゾクする様な強烈なオーラを纏っていましたが、お値段が高額のため初心者の私は諦めました。特に渡喜名瓶は、形が北欧のスヴェン・ヴァイスフェルトやジョン・アンダーソンのミニチュア作品にも同じ形状のものがあり、沖縄、北欧、どちらにも、小さいながらも古代より続く人間が作りだす普遍的な美しさを持った曲線や形を感じます。また首の所に線の文様が彫られているものがあり、これには結界や魔除けの意味合いを感じます。ウィルヘルム・コーゲ作品にも同様に見られる結界線で、コーゲも古代エジプトの土器などから起想したものと考えられますので、ここにも古くから続く神具に共通するものを感じるのです。
特に圧巻なのは白磁の碗と、酒盃サイズのマカイ(お碗のこと)です。お碗の方はまるで高麗堅手茶碗と見紛う作品で、がしっりとした高台の作りや釉薬の肌などは高麗茶碗ですと言われると思わず間違えてしまいそうです。盃の面取りも李朝からの影響なのか、乳白色とまでは行きませんが、その佇まいと表情に魅力が尽きません。元々朝鮮陶工を招いて陶芸技術が伝来しているため、朝鮮古陶磁の影響が相当に強いかと思いますが、これが琉球の出来であるというのがとても面白い発見でした。1600年代でも初期の頃の作品なのでしょうか、絵付けのものよりも白磁のものはかなり少なく、また状態もここまでのものは滅多にないそうです。
渡喜名瓶とマカイをInstagramに掲載をしましたら、これらの美しさに心打たれる方が多く、共感していただける方がいらっしゃって、なんとも嬉しい限りでした。店頭にもちょこちょこと置いておりますので、お気に召していただきましたら、ぜひお問い合わせくださいませ。
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2023 | 11_11 | Saturday
ギャラリー北欧器のStockを更新いたしました
ギャラリー北欧器のStockを更新いたしました。 ベルント・フリーベリの器、Berndt Friberg 06を5点ほどの作品を追加しております。秋の夜長に、ぜひごゆっくりとご高覧をいただければ幸いでございます。
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