ギャラリー北欧器:Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ) Axel Salto (アクセル・サルト)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)
ギャラリー北欧器:Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ) Axel Salto (アクセル・サルト)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)
ギャラリー北欧器:Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ) Axel Salto (アクセル・サルト)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)
ギャラリー北欧器:Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ) Axel Salto (アクセル・サルト)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)
ギャラリー北欧器:Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ) Axel Salto (アクセル・サルト)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)
ギャラリー北欧器:Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ) Axel Salto (アクセル・サルト)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)
ギャラリー北欧器:Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ) Axel Salto (アクセル・サルト)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)
ギャラリー北欧器:Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ) Axel Salto (アクセル・サルト)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

 

ギャラリー北欧器:Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ) Axel Salto (アクセル・サルト)

 

ギャラリー北欧器:Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ) Axel Salto (アクセル・サルト)

Gustavsberg

買い付けによる休業のお知らせ

ギャラリー北欧器のJapanese Galleryを更新いたしました

Axel Saltoの筒型花器 shinamono46

James Loveraの大鉢 shinamono45

Gertrude & Otto Natzlerの碗shinamono44

ご登録メールのお知らせ

皐月茶会

骨董うまこし

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MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまでは無事に終了をいたしました

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまでが始まりました

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまでの出展作品です

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

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2017 | 7_18 | Tuesday

Gustavsberg

Gustavsberg(グスタフスベリ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)

買い付けで北欧諸国に行って参りましたが、グスタフスベリの博物館にて、ウィルヘルム・コーゲ展が開催中とのことで伺って参りました。現在ストックホルムの国立博物館は改装中で、グスタフスベリ博物館に出張という形でコーゲ展が開催されており、入場も無料になっておりました。ストックホルムからは高速道路を使ってバスで30分ほど。海辺の別荘地が並ぶ美しい港町にグスタフスベリはありまして、ヴィンテージを販売するアンティークショップ、現行品のB品を販売するお店や、カフェ、レストランなども入る大きな観光地になっておりました。

 

Gustavsberg(グスタフスベリ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)

土の精錬機の歯車でしょうか。オブジェのようにグスタフスベリ入口に鎮座します。昔はかなり広い敷地に煙突のある窯や工場が数多く点在していたようですが、現在は取り壊されたり、そのままオフィスやカフェ、スーパーが入るなど、随分と様変わりをしております。人口増加により近代的な建物も急ピッチで作られ、当時の面影はだいぶ少なくなってきているようです。

 

Gustavsberg(グスタフスベリ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)

大きなレンガ作りの建物の裏手には、当時のスタジオが入っていた建物が残ります。ここに、コーゲをはじめ、ベルント・フリーベリやスティグ・リンドベリ、リサ・ラーソンに到るまで、皆が出入りをしていたと思いますと何とも感慨深いものです。今は扉の鍵が閉まっておりますが、窓ガラスから中を覗きますと、当時の作家たちの息吹が聞こえてきそうで、ワクワクいたします。

 

Gustavsberg(グスタフスベリ)

敷地中央にはグスタフスベリ博物館があります。所蔵作品は40000点以上もあり、1825年の創業から93年工場閉窯の最晩年までの作品たちを一堂に見ることができます。普段は入場料が必要ですが、国立博物館の夏の特別展ということで9月3日まで入場は無料です。

 

Gustavsberg(グスタフスベリ)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

本丸のコーゲ展へ。今年はコーゲが「労働者階級のためのディナーサービス」というキャッチコピーで、テーブルウエアを製作し初めて100年の年にあたり、国立博物館が彼の作品を収蔵し始めてからも100年、そしてコーゲがグスタフスベリに来て100年という記念の年だそうで、国を挙げて彼の作品の大回顧展を開催している様子が伺えます。本当はストックホルムの大きな会場で見たかったというのが正直な所ですが、国民やディーラーたちに至るまで、彼への敬意は相当なもので、絶対に見ておいた方が良いと勧められました。希少な作品たちやテーブルウエア、映像に至るまで貴重な品々が並びます。

 

Gustavsberg(グスタフスベリ)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

有名なポスターデザイナーだった彼の1910年代の作品たち。その後スウェーデン工芸協会の勧めで、グスタフスベリに移り、アートディレクターに就任します。移籍後当初はデルフトのような軟性陶器に絵付けを施すことから始まりました。

 

Gustavsberg(グスタフスベリ)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

そしてよりフォルムを強調する真っ白な作品のSurrea(スレア)から、釉の色味とフォルムを追求する作品のCintra(シントラ)、さらには陶芸として一点一点を追求したFarsta(ファシュタ)、銀細工を施す工藝の域に到達したArgenta(アルゲンタ)と段階的に制作の探訪が進んで行ったことが伺えます。

 

Gustavsberg(グスタフスベリ)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

ファシュタの制作に使用した道具類や釉薬のテストピースも初めて拝見をいたしました。道具がかなり繊細で美しく、そして綺麗に使われており、搔き落としなどの線の細かさが、このような艶やかな道具から生み出されているのかと想像いたしますと思わず感動です。釉薬のテストピースだけでもキリッと締まった緊張感を感じる、まさに作品とも呼べるものでした。フリーベリ以外にも、数名の名工がファシュタの制作に関わっていたようで、皆緊張した当時の様子をコメントしています。ファシュタシリーズの中でも最高峰と呼ばれる、テラ・スピレアを制作するコーゲの顔が何とも楽しそうで、心底嬉しそうなその笑顔はもう誰も止められません。いい写真です。

 

Gustavsberg(グスタフスベリ)

打って変わって、二階はグスタフスベリの創業からの作品たちを一堂に見ることができます。元々はレンガ会社から始まり、王族の食器から、便器や洗面台などの清潔陶器まで、様々なものを作っておりましたが、やはりモダニズム以降の時代が一番隆盛を極めたようです。

 

Gustavsberg(グスタフスベリ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)

Gustavsberg(グスタフスベリ)

19世紀末は絵画のような、かなり華やかな作品たちが作られておりました。一つ一つ完全に手作業で行われていたようで、皿に施すための銅版の原型も陳列されております。中にはアルゲンタの原型となったと思われる、緑の器に銀細工が施された作品もあり、こちらの方がコーゲのものより細かく繊細な感じがいたしました。恐らくは王族や裕福な商人たちが使用したものでしょうか。どれも1800年代のものです。

 

清潔陶器の歴史も時系列に知ることができます。木製のものはおそらくは19世紀のトイレでしょうか。ちなみにストックホルムの市立図書館のトイレもグスタフスベリ製でそのロゴマークに少々驚きました。

 

こちらにもコーゲ作品が数多く並んでおりました。コーゲが製作しました、グスタフ国王所蔵の宋時代のコレクションを並べた、国立博物館での展覧会ポスターも見ることができます。1935年から36年まで、スウェーデンの陶芸研究家、ニルス・パームグレンと共にグスタフスベリで中国古陶磁の陶片研究が行われました。彼らの作品の中には中国宋磁のエッセンスがまさに凝縮されております。

 

モダニズムの作家たちのテーブルウエアやスタジオピースが、ほぼ網羅されて並んでおりましたが、やはり外せないのがベルント・フリーベリ作品です。巨大な花器作品から碗作品まで色々と並んでおりますが、やはり注目はミニミニチュアです。サイズ感はお写真ではどうしてもわかりませんが全てミニチュアよりも小さな幻の逸品たちです。ミニミニチュアにも大小様々なサイズがあり、一番手前のティーセットは極小中の極小で、これ以下の大きさは恐らくありません。推定2ミリのミルクジャーには完敗です。奥には磁器に絵柄を施したティーセットもあり、本当に素晴らしいの一言しか出ませんでした。スカンセンの歴史博物館ではドールハウスが並んでおりましたが、その食卓には同じように小さな器たちが並んでおりました。恐らくは西洋のドールハウスの影響がこのミニミニチュアには感じられますが、それを轆轤で作ってしまうフリーベリの技が超絶技巧であります。また北欧の王宮には、一本の象牙から複雑な球体や鎖まで作り込む、至極の至宝が多く所蔵されておりまして、石工やバイキングより受け継がれる彼らの技巧の素晴らしさ、手先の器用さは陶芸へも脈々と受け継がれているようで、その繊細な技は東洋だけではないのだと感服いたしました。

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2017 | 7_1 | Saturday

買い付けによる休業のお知らせ

ギャラリー北欧器

7月8日(土)〜7月17日(月)までの間、北欧への買い付けのため、ギャラリー北欧器は休業をさせていただきます。メールでのお問い合わせは承りますので、ご用の方はこちらまでご連絡くださいませ。皆様にはご不便とご迷惑をおかけいたしますが、どうぞお間違えのないようにお願い申し上げます。

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2017 | 6_18 | Sunday

ギャラリー北欧器のJapanese Galleryを更新いたしました

渡来徹 渡来徹 渡来徹 

渡来徹 渡来徹 渡来徹 

渡来徹 渡来徹 渡来徹 

渡来徹 渡来徹 渡来徹

渡来徹 渡来徹 渡来徹    

梅雨の最中、夏本番を前に、
木々が青々と茂る静かな雨音の季節となってまいりましたが、
如何お過ごしでございましょうか。

さて、Japanese Galleryにて、
いけばな教授者、渡来徹さんの華道のページ、
14〜28を更新いたしました。

前年同様に渡来さんには、生けたい器をストックの中からその場で選び、
即興で花を生けてもらうという、フリースタイルの仕立てをしてもらいました。

前回は春の花が中心でしたが、今回は季節も少し動きまして、
夏の花たちが取り揃いまして、全く別の表情が垣間見られました。

どんな組み合わせで、何が出るかは毎回の楽しみでもございまして、
今回も是非、新しい花と器の偶然の出会いを、
お楽しみいただければ幸いでございます。

次回は秋の実のものでしょうか。
このコラボレーションを引き続き是非、
ご期待いただければ幸いでございます。

 

 

渡来 徹 watarai toru

いけばな教授者。渋谷区神宮前にいけばな教室兼オーダー花店
『Tumbler & FLOWERS』を構え、 いけばなの面白みを
少しでも多くの人に知ってもらうべく活動中。
男性ファッション誌や女性情報誌での編集・ライターとしてのキャリアをもとに、
従来のいけばな教室とは違うアプローチでレッスンやワークショップを行なっている。
レギュラーのいけばな教室のほか、店頭やイベント、展示会場の装花なども手がける。

www.tumblerandflowers.com

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2017 | 6_12 | Monday

Axel Saltoの筒型花器 shinamono46

Axel Salto(アクセル・サルト)Axel Salto(アクセル・サルト)Axel Salto(アクセル・サルト)Axel Salto(アクセル・サルト)

お久しぶりに、デンマークはロイヤルコペンハーゲンに所属しました巨匠、アクセル・サルトの筒型の作品が入ってまいりました。

サルトは、ウィルヘルム・コーゲと同じく、1925年のパリ万博、所謂アール・デコ博覧会にて、グランプリを受賞した画家でして、デンマークにおいてモダニズムの、デザイン運動を繰り広げた立役者でもあります。作風は全く違えどもコーゲと並び、スウェーデンとデンマークの両雄と称されまして、同じく陶芸をキャンバスに見立てております。その作品のコンセプトや造形能力、佇まいの素晴らしさは他の群を抜いております。こちらの筒型花器はアクセル・サルトのロイヤルコペンハーゲンでの作品で、恐らくは1940年代の制作です。自然の力強さを抽象的に表現をしました、氏のBuddingシリーズの一つで、サルト作品は、特にアメリカでの評価が高く、その中でも有機的に凹凸の出たBuddingシリーズは、たいへん人気の作です。アクセル・サルトの作品は、当時、デパートのコペンハーゲンコーナーにカタログがございまして、型番と写真を見ながら、お気に入りの釉の色で発注するという、オーダーメイドの彫刻的な要素がございました。全ては元のデザインはサルトが行い、オーダーによりコペンハーゲンの陶工たちが制作したものでして、世界には同じ型の作品が何点か存在をしておりますが、釉薬の表情や大きさまで、客注や焼成の具合により、一つ一つ違ったもので残されております。

こちらの作品は、サルトの作品の中でも、筒型の作品でして、サイズもより大振りなものから、もう少々小さなもの、有機文様も何パターンか存在をしており、当時より人気のシリーズであったと推測されます。こちらはその中でもミドルサイズほどの大きさです。雨で木の幹から雫が滴り落ちる様を、そのまま閉じ込めたような、躍動感のある佇まいでして、やや規則正しい涙型の文様が、縄目のように、全体にびっしりと配されており、実際に流れ落ちているような錯覚に陥ります。赤茶の釉が全体に掛けられ、その上から、ロイヤルコペンハーゲンお決まりの、”宋釉“がドロリと掛けられております。この釉は当時、コペンハーゲンが中国古陶磁の陶片を集め、研究開発をしました、“宋釉”と呼ばれるもので、コペンハーゲン在籍の他の作家の作品にも多く使われており、代表的な釉の種類として、サルト作品にも多用されております。まるで先ほど掛けたような、
艶かしく、生々しい表情はサルト独特のもので、躍動感のある造形と相まって、存在感と集中力はかなりございます。この合い掛けの釉は内側の奥底に至るまで、びっしりときれいに掛かっております。やや大振りな作品で、有機的な文様や釉の出来も良く、サルト作品をお探しの方にはおすすめの逸品です。状態もたいへんによろしいものです。

AS01705_1 アクセル・サルト 有機文筒型花器  高さ17.2cm 幅7.2cm  1940年代製 
(価格はお問い合わせください)

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2017 | 5_26 | Friday

James Loveraの大鉢 shinamono45

James Lovera(ジェームス・ロベーラ)James Lovera(ジェームス・ロベーラ)James Lovera(ジェームス・ロベーラ)

先日のナツラー夫妻に続きまして、アメリカ、カリフォルニアの陶芸家、James Lovera(ジェームス・ロベーラ)の大変に大振りな鉢作品です。1990年代の作品です。

カリフォルニア出身のロベーラは、大学で彫刻を学んだ後、ナツラー夫妻より作陶を学び、また助手として勤める傍、自らはサンノゼ州立大学の陶芸教授として、またデザインやテキスタイルの教鞭も併せて長年執っておりました。主にナツラー夫妻からの影響と思われる、シンプルなフォルムと釉の作品が多く、プラスチックのような光沢のある肌の作品から、溶岩釉のような荒々しい肌の作品まで、主に二種類の釉を使い分け、作品を制作しておりました。作品は碗作品や皿状の作品が中心で、花器がほとんど見られないのも特徴で、かなり大振りな作品が多いのものです。生涯、個展は数多く行なっておりますが、作品数は極めて少ないため、ほとんどの作品が、既にMOMAをはじめとした、美術館や好事家のもとに収まっております。時より市場へと放出をされるもので、今回の大鉢も、以前にクレーター釉の作品を、4点扱いました以来の入荷です。

黒に近い鼠色をした土が、轆轤挽きで碗なりに成型されており、口縁は外側にやや端反り、見込みは蟻地獄のように極めて深く、高台は胴に比べてぎゅっと小さなものでして、全体のバランスは絶妙に整えられており、大変に緊張感のある佇まいです。この作行きは彼の碗作品の中では、決まりごとのようになっており、特に黒い胎土が使われることで、全体を引き締める役割をしているようです。大変に大振りで存在感がありますが、
手取りは異様に軽く、口縁も極薄手でして、まるでプラスチックで作られたかのような印象があります。全体には鼠色の釉が掛けられ、その上からは鉄釉が二重掛けされて、まるで夜空を彩る星や流星のように、青々と流れ落ちており、大変に美しい景色が楽しめます。鼠釉も靄のような表情のある焼き上がりとなっておりまして、これがまた夜空を連想させ、大変に良いものです。軟性の陶器で作られているため脆く、使用には向かないものと思いますが、この宇宙のような表情の美しさを、鑑賞されるだけでも価値がある逸品です。状態も大変によろしいものです。

お写真一番上
JL01705_1 ジェームス・ロベーラ 鼠釉大鉢  
高さ13cm 幅23.5cm  1990年代製 (価格はお問い合わせください)

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2017 | 5_24 | Wednesday

Gertrude & Otto Natzlerの碗 shinamono44

Gertrude & Otto Natzler(ゲートルード&オットー・ナツラー)James Lovera(ジェームス・ロベーラ)

アメリカのモダニズム陶芸作品2点が入ってまいりました。Gertrude & Otto Natzler(ゲートルード&オットー・ナツラー)とその弟子である、James Lovera(ジェームス・ロベーラ)の作品たちです。

Gertrude & Otto Natzler(ゲートルード&オットー・ナツラー)は、オーストリア出身のユダヤ人夫婦で、
1939年にナチス侵攻の迫害から逃れるため、世界の軍需産業が集まり、技術と文化の集積地でもあった、カリフォルニアに亡命し、本格的に作陶を開始しました。アメリカの陶芸家としては現在、 最高峰の作家と位置付けられており、MOMAなどを始め、多くの美術館に作品が、パーマネントコレクションをされております。ナツラー夫妻はもともとオーストリア時代に独学で陶芸を学び、 1937年のパリ万博で銀賞を受賞しております。夫人のゲートルードが轆轤を回し、夫のオットーが釉薬を調合、施釉、焼成しており、 夫婦分業にて作陶をしておりました。 1971年にゲートルードに先立たれてからは、オットーは失望と空虚感から作陶を止めてしまいました。自身でも多くの作品をストックしていたようですが、晩年知人に、轆轤目が出ているものはゲートルードの指が感じられて、とても大事な作品であると言って、なかなか譲りたがらなかったと聞いております。

この1930年代にはオーストリア時代のルーシー・リーも、パリ万博で金賞を受賞しており、ウィーンの大学教育に置いて、東洋陶磁の研究などが盛んに行われ、生徒たちに教えられていたものと推測され、その教育が見事に昇華をされた時代でもあったようです。東洋の器からインスピレーションを得たであろう、口縁が蝶のように舞う流れるようなフォルム、シンプルな碗型の作品、そして溶岩釉など、後のモダニズムの陶芸作家たちのスタイルは、まさに彼らから始まったものでして、北欧をはじめ、諸国の作家たちに多大な影響を与えたと考えられます。後年、ナツラー夫妻はルーシー・リーとも交流があり、当時自分たちが発見した釉薬を、皆で貸し合い使っていたとも聞いております。

そのナツラー夫妻の弟子が、アメリカ出身の陶芸家であり、長年大学で作陶を教えておりました、James Lovera(ジェームス・ロベーラ)でして、彼らの焼成や釉薬等を長年担当していた人物ですが、2015年に惜しまれつつ他界をいたしました。ウィーンから続く、その系譜のようなモダニズム陶芸の、両雄の作品たちがお目見えいたしました。

Gertrude & Otto Natzler(ゲートルード&オットー・ナツラー)Gertrude & Otto Natzler(ゲートルード&オットー・ナツラー)Gertrude & Otto Natzler(ゲートルード&オットー・ナツラー)

本日はゲートルド&オットー・ナツラーの代表的な形をしました碗作品です。ナツラー夫妻特有の、薄く軽い土が使われており、まるで紙細工のような、ほとんど重さを感じさせないほど、繊細で張り詰めた作りをしております。この薄さを轆轤挽きして焼成をすると、ほとんどが割れてしまうと考えられますが、さらに軟性の陶器であるということも驚きです。胎土の上からは、緑釉が全体に薄く掛けられ、さらに薄茶の釉を二重掛けして、全体を波状にウネルような表情を描き出し、ナツラー独特の釉の景色を演出しております。この釉は、まるでプラスチックで作られたような、光沢のある不思議な肌と質感が特徴です。これは当時、カリフォルニアの軍需産業で、イームズなどの工業製品が飛躍的に活躍をした影響が感じられ、合板やプラスチックをプレス成型し生産をする考え方を具現化しているように、まるでプラスチックで作ったような陶芸作品をコンセプトに、制作したものと推測されます。正円に轆轤成型したのち、 四方をかなり凹ませており、横から見ますと、口縁には独特のうねりが生じております。この口縁のうねりや凹みは、元々陶芸の世界では、失敗と見なされますが、装飾と捉える発想が大変に画期的で、面白いもので、世界でもナツラー夫妻が先駆けて制作をしております。 高台は極めて小さく、畳付きも華奢なもので、そこから見える土は、赤茶の土であることがわかります。底にはマジックペンで書かれたような書体で、NATZLERと記されております。お茶碗のサイズではありますが、氷のようにあまりにも薄手で危うく、北欧の作品と違い、柔らかい陶器製でもありますので、鑑賞として使わられるのをお勧めいたします。状態も大変によろしいものです。

お写真一番上
GON01705_1 ゲートルド&オットー・ナツラー 緑釉碗  
高さ6.5cm 幅15.7cm  1950年代製 (価格はお問い合わせください)

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2017 | 5_20 | Saturday

ご登録メールのお知らせ

現在、マイクロソフト社のHotmailのメールアドレスでご登録の皆様へご連絡でございます。今年に入りまして、こちらから@hotmailのメールアドレスの皆様へのお知らせなどお送りしておりますが、全てのご案内が届かずに、こちらに全て戻ってくる状況が続いております。恐らくはマイクロソフト社のセキュリティ強化でブロックされているものと思います。大変にお手数ではございますが、メールソフトでのギャラリー北欧器のメールの承認許可もしくは、Hotmailとは違うメールアドレスをこちらまでご連絡くださいませ。ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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2017 | 5_8 | Monday

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

皐月茶会

この度も宗玉先生のお誘いで、青山のまん真ん中にございますお茶室、好日庵での皐月茶会にお邪魔をして参りました。今回は屋上庭園での野点の席と茶室での席がございまして、夏の風香る中、たくさんの方がお越しになられ、日が暮れるまで楽しまれておりました。江戸の後楽園焼のお茶碗をはじめ、デンマークやスウェーデン、アフリカまで世界各国から取り揃えられたお道具のしつらえが本当に素敵なものでして、野点では、涼やかで真っ青なベルント・フリーベリのお碗にてお点前をいただきました。青い空の下、極薄手で淡い青磁色のフリーベリ、そしてお抹茶の緑がまるで一枚の絵画のように溶け合い、夏の訪れを感じさせる何とも清々しい気分に思わず心踊りました。いらっしゃったお客様方にも、フリーベリのお碗たちが好評であったことも何より嬉しいものでございました。次回は秋でしょうか、またお邪魔をさせていただければと思います。

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2017 | 4_29 | Saturday

骨董うまこし

骨董うまこし

いつもお世話になっております、骨董うまこしの馬越さんが用賀に店舗を出されるということで、早速伺ってまいりました。ご自身曰く小さな空間のオープン企画として、「小さな愛しきもの展」を開催されているとのこと。どれも小さな古いものたちですが、大きなものと引けを取らないほど、ぎゅっと詰まった緊張感や、存在感がありまして、仏教美術から北欧の品まで、凛とした佇まいで美しくディスプレイされておりました。この小さな大きさでしかないが故に、今までの長い間、多くの人に愛でられ、大事にされて、伝えられてきたものたちばかりでして、その愛らしさに思わず私も手が伸びてしまいます。明日30日までの短い期間ですが、ゴールデンウィークの散歩がてら、ぜひ覗いてみてくださいませ。きっと骨董品の面白さが広がっております。展覧会後の普段は、水・木・金・土に営業をされておりますが、仕入れなどで不在のこともありますのでお電話でご一報ください。


骨董うまこし 
「小さな愛しきもの」

日時:4月28日(金)~30日(日) 12:00-18:00
場所:世田谷区用賀4-28-14 MEAN3号
電話:090-5819-9528

骨董うまこし

骨董うまこし

骨董うまこし

骨董うまこし

骨董うまこし

骨董うまこし

骨董うまこし

骨董うまこし

骨董うまこし

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2017 | 4_26 | Wednesday

Palsusの白い花器 shinamono43

Palsus(パルシュス)Palsus(パルシュス)Palsus(パルシュス)

デンマークはお馴染みの製陶所、パルシュスの大変に珍しい白い釉の小振りな花器です。パルシュス製陶所は、肖像彫刻を手がけていたペル・ルネマン=シュミットが1949年に妻のアナリーゼとともに設立しました。作品は東洋陶磁の影響が強いものですが、より曲線を強調しオブジェ的な傾向の強い作品を多く見受けます。サクスボーやベルント・フリーベリ作品にも似た、シンプルの極みの作が大変に人気の高い作家ですが、最近はあまり見かけなくなってまいりました。
こちらの作品は、筒が少し上に伸び、少々窄まり、口縁にやや捻りの入った面白い形をしている花器作品で、やや黄色味を帯びてはおりますが、真っ白な白釉が掛かった大変に珍しい作品です。釉薬が禾目のように流れる北欧特有の土は、鉄分とガラス質がパランスよく混じったもので、精製をすることにより、焼成時にこのガラス質が流れ落ちます。もともと土は茶色をしておりますが、それを白に脱色をした後、色の釉を調合して釉を作っていくのですが、白釉は脱色が不十分で不純物が少しでも残ってしまうと、墨を落としたような表情が現れてしまうため、失敗も多く、あまり好まれないと聞いております。パルシュスの作品もこの北欧特有の土を釉薬に使用しており、綺麗な禾目が流れているのが特徴ですが、ほとんどが茶や青、青磁色の作品が多く、白釉は滅多に見かけるものではありません。私も白釉の作品は初めて扱いましたが、制作の難しさから、偶然の産物ではなく、意図して制作をしたものと推測しております。状態も大変によろしいものです。

PS201704 パルシュス 白釉花器 高さ13cm 幅6cm (ご売約)

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2017 | 4_18 | Tuesday

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまでは無事に終了をいたしました

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

松屋銀座におきまして開催をされておりました、 Swimsuit Departmentの郷古隆洋さんプロデュースによる企画展、「MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで」は無事に終了となりました。この度もお忙しい中、ご来場いただいた皆様、わざわざ遠方よりお越しいただきました皆様、お品物をお買い上げいただいた皆様には、心より感謝と御礼を申し上げております。共同で出展をしておりました、BUILDINGさん、ELEPHANTさん、Swimsuit Departmentさん、VELVET THE SHOWROOMさん、SOMEWHERE TOKYOさん、Chuffyさん、DWARFさん、 KAMADAさんは、皆さんそれぞれが目利きの方々で、出展作品たちは本当に素晴らしく、普段目にすることのない逸品たちに、毎日が刺激的なイベントとなりました。そしてこの度も会場をご提供くださった松屋銀座の皆様にも大変にお世話になり、本当に有難い限りでございます。また次回のMODERNISM SHOWにて皆々様とお会いできれば幸いでございます。

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2017 | 4_13 | Thursday

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまでが始まりました

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

4月12日より松屋銀座にて「MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで」が始まりました。初日よりたくさんの皆様にお越しをいただきまして、本当に感謝感激でございます。今回は出展数が9店舗と前回より大きく拡大しまして、圧倒的な品数とバラエティに富んだ会場構成となりました。これだけの逸品が揃うことは早々にございませんので、この短い6日間の会期中にぜひ、一度と言わずに二度三度と、ご高覧をいただければ幸いでございます。お品物は展示即売をしておりまして、既にご売約のお品物がござますが、初日始めの会場風景をお写真にて少々ご紹介させていただきます。

PLACE|松屋銀座8F イベントスクエア
DATE|2017年4月12日(水)ー17日(月)
OPEN|10:00-20:00 / 会期中無休 *最終日=午後5時00分閉場
ADDRESS|東京都中央区銀座3-6-1
ACCESS| 東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線「銀座駅」A12番出口直結
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」9番出口より徒歩3分
都営地下鉄浅草線「東銀座駅」A8番出口より徒歩3分
JR「有楽町駅」より徒歩8分
TEL|03-3567-1211(大代表)

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

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2017 | 4_6 | Thursday

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまでの出展作品です

Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ)

Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ)

Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ)

Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)

Stig Lindberg(スティグ・リンドベリ)

Carl Harry Stalhane(カールハリー・スタルハーネ)

Saxbo(サクスボー)、Carl Harry Stalhane(カールハリー・スタルハーネ)、Gunnar Nylund(グナー・ニールンド)

Axel Salto(アクセル・サルト)

Gertrud and Otto Natzler (ゲートルード・オットー・ナツラー)

Lucie Rie(ルーシー・リー)

来る4月12日(水)から4月17日(月)まで松屋銀座にて開催のモダニズムショーも、あと1週間ほどに迫ってまいりました。北欧器に所蔵されております、巨匠たちの逸品を厳選を致しましてお持ちする予定でございます。お写真はほんの一部でございますが、毎度お馴染みのBerndt Friberg(ベルント・フリーベリ)、そしてWilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)、Sven Wejesfelt(スヴァン・ヴァイスフェルト)、Stig Lindberg(スティグ・リンドベリ)、Saxbo(サクスボー)、Carl Harry Stalhane(カールハリー・スタルハーネ)、Gunnar Nylund(グナー・ニールンド)、Axel Salto(アクセル・サルト)、Gertrud and Otto Natzler (ゲートルード・オットー・ナツラー)、Lucie Rie(ルーシー・リー)、などなど、初お披露目作品を多数お持ちする予定でございます。また、モダニズムショーのFacebookページでは、その他の店舗の出品予定作品が随時掲載されておりますので、こちらも併せまして是非ご高覧下さいませ。モダニズムショーの期間は6日間とたいへんに短いものでございますが、春の麗かな陽気の中、お近くにお越しの際は是非、お立ち寄りをいただければ幸いでございます。

※お写真掲載の作品は一部、ご売約の品もございますのでご容赦くださいませ。

 

PLACE|松屋銀座8F イベントスクエア
DATE|2017年4月12日(水)ー17日(月)
OPEN|10:00-20:00 / 会期中無休 *最終日=午後5時00分閉場
ADDRESS|東京都中央区銀座3-6-1
ACCESS| 東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線「銀座駅」A12番出口直結
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」9番出口より徒歩3分
都営地下鉄浅草線「東銀座駅」A8番出口より徒歩3分
JR「有楽町駅」より徒歩8分
TEL|03-3567-1211(大代表)

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2017 | 3_23 | Thursday

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで

MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで


来る4月12日(水)〜4月17日(月)まで、松屋銀座におきまして開催をされる、
Swimsuit Departmentの郷古隆洋さんプロデュースによる企画展、
「MODERNISM SHOW モダンデザインからポストモダンまで」に参加をさせていただきます。


モダニズムショーは、アメリカ西海岸を中心として根付いている、
ヴィンテージ家具を中心とした様々なデザインアイテムを展示販売するイベントでして、
今回も郷古さんが発起人となりまして、全国より代表するお店やディーラーが集い、
前回から一年半の時を経まして、目出度く第二弾の開催と相成りました。

戦後、世界各国で生まれたモダンデザインから、80年代のポストモダンまでの、
ヴィンテージ家具・陶器・ガラスを一同に集め販売をさせていただき、
また同会場では、イタリアのデザイン界の巨匠アッキーレ・カスティリオーニの娘である、
モニカ・カスティリオーニのジュエリーも販売いたします。


出展者は前回同様のメンバー、BUILDINGさん、ELEPHANTさん、Swimsuit Departmentさん、
そしてVELVET THE SHOWROOMさんに加えまして、 今回は新たに参加店舗を増やしまして、
80年代のイタリアそして日本のポストモダンデザインを扱うSOMEWHERE TOKYOさん、
北欧の陶磁器、小物やアクセサリーなどの雑貨、さらにビンテージのリサ・ラーソンなどを扱うChuffyさん、
アメリカのビンテージ家具を中心に扱うDWARFさん、
北欧の巨匠作家の家具を扱うKAMADAさんは、外での催事イベント自体に初めての出展という、
かなり新鮮で強者揃いの顔ぶれとなりました。


今回は1940〜50年代のモダニズムと呼ばれる時代から、80年代のポストモダンと呼ばれる時代までと、
前回よりも時代の幅が広がり、参加店舗も9店舗以上となりまして、
作品の質量共に、かなりバラエティに富んだ構成となり、
普段一度には見られない貴重な作品が、この期間だけ一堂に会する、
まさに夢のような一週間となりそうでございます。

何が出るのか、私自身も楽しみでございまして、
この機会に皆様にも是非、モダニズム、ポストモダンを代表する逸品たちを、
ご堪能いただければ幸いでございます。


ギャラリー北欧器の出展作品は、 お馴染みのベルント・フリーベリをはじめ、
ウィルヘルム・コーゲなどのスウェーデン陶芸や、
アクセル・サルトをはじめとするデンマーク陶芸、
ルーシー・リーやゲートルード&オットー・ナツラーに到るまで、
北欧や世界のモダニズム陶芸を中心に、
作品を厳選をいたしまして取り揃えたいと思っております。


この度も終日、私は店頭におりますので、
ご説明や販売交渉まで、どうぞお気軽にお声がけくださいませ。


春の麗かな陽気の中、銀座へお散歩がてら、
ぜひ足を運んでいただければ幸いでございます。

 

 

PLACE|松屋銀座8F イベントスクエア
DATE|2017年4月12日(水)ー17日(月)
OPEN|10:00-20:00 / 会期中無休 *最終日=午後5時00分閉場
ADDRESS|東京都中央区銀座3-6-1
ACCESS| 東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線「銀座駅」A12番出口直結
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」9番出口より徒歩3分
都営地下鉄浅草線「東銀座駅」A8番出口より徒歩3分
JR「有楽町駅」より徒歩8分
TEL|03-3567-1211(大代表)

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2017 | 3_13 | Monday

九州 福岡・唐津

福岡県 福岡城

お客様への納品で人生初めての九州へと訪問して参りました。有り難いことに一日たっぷりと、陶芸好きとしては外せない聖地、唐津をご案内いただきました。本当に感謝感激の嵐でございます。今回出会いました、九州の方々の心意気と温かいお気持ちに感謝をいたしまして、少々ではございますが、ご紹介をさせていただきます。

 

佐賀県 唐津 土屋由紀子 由紀子窯佐賀県 唐津 土屋由紀子 由紀子窯佐賀県 唐津 土屋由紀子 由紀子窯

午前中は福岡のとある古美術店で、古唐津や李朝、伊万里をたっぷりと勉強、堪能をさせていただいた後、唐津に移動いたしまして、唐津焼の巨匠、中里隆さんのお弟子さんでもあります土屋由紀子さんの由紀子窯へ。窯への訪問は初めてのことで、あっけにとられますが、棚の中のピッと締まった、黒唐津の作品たちに目が止まります。4月29日(土)〜5月5日(金)まで唐津の作家さんたちによる「唐津やきもん祭 2017」が開催とのこと。ゴールデンウィークのメインイベントとして、 唐津くんちと並ぶ人気になりつつあるようで、何とも楽しみであります。

 

佐賀県 唐津 飴源佐賀県 唐津 飴源佐賀県 唐津 飴源佐賀県 唐津 飴源

そして側にあります名店「飴源」へ。天保9年創業の川魚と摘草料理の老舗店で、料理は全て唐津焼と有田焼に盛られて供されます。唐津の巨匠クラスの作品に盛られた、豪快且つ生き生きと美しい食材の姿にも圧巻ですが、全て地の物だけの料理には驚きを通り越して言葉がなく、最高の贅沢とはまさにこの事と仰天であります。春の訪れを告げる白魚の踊り食いはこの時期だけの楽しみですが、勢いよく跳ねる姿に、命の大切さも感じるのであります。田中佐次郎さんの山瀬窯もこのお店の近くとのことで、この日は、先生の作品が飾られた部屋にご案内いただきました。もちろんのこと田中佐次郎作品も料理の器の一つとして登場しており大満足です。あまりにもすごい作家さんたちの作品がずらりと座卓に並び、全て把握しきれないほどでした。

 

佐賀県 唐津 矢野直人 殿山窯佐賀県 唐津 矢野直人 殿山窯佐賀県 唐津 矢野直人 殿山窯佐賀県 唐津 矢野直人 殿山窯佐賀県 唐津 矢野直人 殿山窯

場所を少し離れまして、唐津の若手作家でもトップの人気と実力を兼ね備えた矢野直人さんの殿山窯へ。矢野さんの斑唐津のぐい呑は本当に素晴らしいものですが、他にも良いものが多くて正直選びきれません。コーヒーをいただいた三島の塩笥碗も、湯飲みとして揃いで持つと最高であります。やはり使ってこその良さが唐津焼には感じることが多いものです。高台にある矢野さんの殿山窯は昔、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、多くの大名の陣が敷かれた土地の一つでして、眼下の名護屋浦の入江には何千隻もの船が停泊し大陸を目指したとのこと、今はクレーン船が停泊している姿に、ほっと安心するような気もいたします。

 

佐賀県 唐津 名護屋城跡佐賀県 唐津 名護屋城跡佐賀県 唐津 名護屋城跡佐賀県 唐津 名護屋城跡

近くには矢野さんもよく散歩されるという、名護屋城跡が。朝鮮出兵の際の前線基地でもあります。私は正直、物見櫓程度の山城を想像しておりましたが、大阪城ぐらいある広大かつ巨大な石垣と作りに驚きです。現在は安全柵などなく、石垣も一部崩落しており、そのまま忘れ去られた幻の遺跡のような様相に、どこかにタイムスリップしたかのようで、思わず息を飲みます。玄界灘は春の様相で霞んでおりますが、それがまた幻想的で、この高い天守閣から、遠く朝鮮や明国の大陸を見据えた武将たちを思うと、歴史好きとしては感慨深いものです。今は人口二千人の町に、昔は全国から40万人が集まり、大陸を目指したといいますから、秀吉の権力は絶大で、この巨大な遺構とともにその力に恐ろしくもなりました。

 

佐賀県 唐津 岸岳古窯跡佐賀県 唐津 岸岳古窯跡

唐津といっても大変に広く、日も暮れかけた最後には、唐津焼の中でも最も神聖な場所?でもあります岸岳古窯跡へ。今でも盗掘の絶えない伝説の地でありますが、登り窯付近は小高い山中で、わさびでも育てていたような簡素な作りをしており、意外と小ぶりなものでしたが、何だか空気が違うような不思議な力を感じます。後にも先にも、唐津の焼き物、如いては有田の焼き物も全てはここから始まったと言っても過言ではありません。
その他にも唐津焼の巨匠クラスの窯、中里隆さんの隆太窯や、中里太郎衛門さんの太郎右衛門窯に伺う予定でしたが、今回は時間切れでございました。

 

佐賀県 唐津 銀すし佐賀県 唐津 銀すし

一日の最後は鮨の名店、銀すしへ。銀座「きよた」の新津さんより薫陶を受けた大将が握るお寿司は、一つ一つがピシッとした緊張感のある奇跡の逸品たちであります。方々で天才との呼び声高く、私は落語の名人と重なりましたが、江戸前鮨の伝統を重んじた上で、破天荒にぶっ壊す、このお店には握る側と食う側の一体感が必須で、まるでライブを聞きに来たような高揚感がありました。中里隆さんの逸品たちで供され、のれんの文字も隆さん作。銀ちゃんこと大将はまさに優れた芸術家であります。ご馳走様でございました。

 

何とも素晴らしい一日でございまして、ご案内いただいたお客様はじめ、お邪魔した皆さま、本当にありがとうございました。皆さん温かくもお優しい人柄ながら、自分の腕や感性には譲れない頑固さと哲学があり、一本芯の通った骨太な方々でした。九州は何度も行きたくなる素晴らしい土地でして、移住してしまう方の思いがわかったようにも感じます。また是非お伺いをさせていただきます。

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2017 | 3_6 | Monday

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

ギャラリーとレストランバーの複合ショップ「アエル(AELU)」が、3月4日(土)に代々木上原駅前にオープンいたしましたので、お邪魔してまいりました。代々木上原の人気店「メゾン サンカントサンク(MAISON CINQUANTCINQ)」他4店舗を手掛けるオーナー・丸山智博さんが、和の調理法「和える」と人や物に「逢える」を掛け合わせ名付けられた「アエル」。丸山さんはじめシェフたちが厳選した器や食材を、自由な感性で「和える」ことで、新しい価値や人、物に「逢える」お店とのことで、その新感覚に胸高まります。ギャラリースペースのディレクションはalpha.co.ltdの南さんが手がけられておりまして、今回、北欧の器も並べては如何ですかとお声がけいただきました。丸山さんはじめ皆さんに、ギャラリーに並べる器を選んでもらいまして、ベルント・フリーベリをはじめ、ウィルヘルム・コーゲ、アラビア、そしてデンマーク作品などを展示販売させてもらっております。

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

ギャラリー店内の様子。国内作家さんの陶芸作品を中心に構成されたお品物たちで、レストランバーでは実際にその器たちが使われており、盛り付けられた料理が楽しめます。ギャラリーとレストランバーは出入りが自由になっておりますが、ガラスで区切られており、静寂と活気が隣り合わせになり何とも不思議な感覚です。3日のオープニングにはレストランバーにぎゅうぎゅうの250名もいらっしゃったとのことですが、ギャラリーは静寂が保たれていたそうです。丸山さんたちに選んでいただいたフリーベリたちは、ガラスケースの中に入れていただきました。どんな作品をセレクトされたのか、ぜひバーでお酒と料理を楽しみつつ眺めてみてください。

 

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

AELU 代々木上原

こちらはレストランバー店内の様子。居酒屋「ランタン」のポップアップショップとして、1年間「ランタンバー バイ アエル(LANTERNE BAR by AELU)」がオープンしております。立ち飲みスタイルで、北欧のバーをイメージしたとのこと。こだわった家具と小物たち、特にグラスで出来たモダンなランプや棚の美しさは必見です。「ランタン」ではハイボールとからあげの組み合わせが人気とのことで、どデカイ鳥のからあげとカレイのからあげをメインに、出汁染み渡る和食に舌鼓を打ちました。珍しい日本酒のセレクトも酒飲みには嬉しいものです。

【AELU】
住所:東京都渋谷区西原3-12-14 西原ビル 1F
電話番号:03-5738-8068

・GALLERY AELU
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜日
・LANTERNE BAR BY AELU
営業時間:17:00~25:00
定休日 : 日曜日

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2017 | 2_16 | Thursday

Nils Palmgren著 Wilhelm Kåge

Nils Palmgren Wilhelm Kåge

スウェーデンの陶芸研究家、ニルス・パームグレン著のWilhelm Kågeです。1953年刊で既に絶版でして、スウェーデンの工芸の父でもあるウィルヘルム・コーゲの生涯をまとめた希少な書籍です。ニルス・パームグレンの来歴は詳しくはわからないのですが、中国古陶磁や朝鮮古陶磁の著名研究家でありコレクターで、氏がコーゲをまとめた書籍を出版したことは、当時大変に名誉でもあったようです。全てスウェーデン語で書かれており、ほとんど読めませんが、かなり豊富な資料と図版があり眺めていても楽しめます。

 

Nils Palmgren Wilhelm KågeNils Palmgren Wilhelm Kåge

コーゲはもともと画家でしたので、油絵作品やデッサン、数々のポスター作品が掲載されています。全ては活躍をした1900年から10年代あたりのものです。カラー図版は別刷りで貼られているのが時代を感じます。

 

Nils Palmgren Wilhelm Kåge

その後、グスタフスベリに招来され、アートディレクターへと就任します。初めはマヨリカ陶器やデルフトのような素地に、絵付けを施す作品がメインだったようです。

 

Nils Palmgren Wilhelm Kåge

1930年代にはベルント・フリーベリが加わり、轆轤の作品レベルが格段に上がります。お写真右上が当時のフリーベリです。エメラルドグリーンの素地に、銀彩の装飾を施すArgenta(アルゲンタ)シリーズの制作をしている写真で、30年代に万博や国際的な展覧会へ出品をして、数多くの賞を受賞しました。

 

Nils Palmgren Wilhelm Kåge

30年代の作品たち。陶芸の一点物シリーズであるFarsta(ファシュタ)シリーズよりもArgenta(アルゲンタ)シリーズが主力だったようで、古代エジプトの壁画や、中国の青銅器などをエッセンスに、独自の感性でミックスした荘厳で神秘的な作品が目を引きます。この時代のファシュタシリーズも同様に緑釉を使ったプリミティブな文様の作品が多く、こちらも大変に美しいものです。

 

Nils Palmgren Wilhelm Kåge

そしてスティグ・リンドベリも参加をし、絵付けの作品を二人で行います。フリーベリも然りでして、このコーゲとの共同作業が、彼らに美の曲線を覚えさせ、後の芸術を生み出す才能を開花させたように思います。

 

Nils Palmgren Wilhelm KågeNils Palmgren Wilhelm Kåge

1945年にはコーゲ、フリーベリ、リンドベリの師弟三人展をNKデパートで開催をします。これはコーゲの出品作を三人で鑑賞する写真。この展覧会時点から三人の作風は一変し、より独自色や芸術色が強くなります。

 

Nils Palmgren Wilhelm Kåge

50年代にはよりオブジェ色が強まり、コーゲの中でも最高傑作たちが数多く生み出されます。フリーベリもミラノトリエンナーレで金賞を立て続けに受賞し、共同作業の精緻さ芸術度は極致に至りました。器には写真には写らない霊性のようなものが備わり、凄まじいオーラを放ちます。もう二度とこのような作品は生まれないと思うと残念ですが、まだまだ手にできるという喜びがあります。改めまして偉大な父、コーゲに感銘であります。

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2017 | 2_7 | Tuesday

「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展

「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展

京都国立近代美術館に於きまして「茶碗の中の宇宙」樂家一子相伝の芸術展も大盛況でありますが、同時開催のコレクション展にて、「北欧の陶芸とテキスタイル」が開催をされているとの情報をお客様方よりいただきまして、急ぎ伺ってまいりました。

「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展

真ん中に鎮座するのは、大きなベルント・フリーベリやスティグ・リンドベリの花器、そしてサクスボーの柿釉碗で、特にこのサクスボーのお茶碗は、本歌と見紛う美しさと出来の優品です。全て愛知県陶磁美術館にて2013年に開催をされました、モダニズムと民藝 北欧のやきもの展に出展をされた作品たちでして、今回の展示はその出展作品を中心に構成をされており、暫しの時を経た逸品たちとの邂逅に、思わず足が止まり食い入るように見つめます。

 

「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展

スウェーデンのシルヴィア・レウショヴィウスの作品たち。60年代のロールストランドの作品で、54年のミラノトリエンナーレでは銀賞を受賞した作家でもあります。女性作家らしい感性で、フィンランドのアラビアアートデパートメントの作家たちとも通じる作風が魅力です。

 

「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展

こちらもスウェーデンの作家、ヘルタ・ヒルフォンの60年代のオブジェ作品。ニヒルに微笑む唇です。彼女は北欧ではもっとも権威のある賞、ルニング賞を受賞しています。アメリカンポップアートのようなオブジェ作品も多く、陶芸というよりも彫刻家の様相が強い作家さんです。

 

「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展

フィンランドはアラビア社のアラビアアートデパートメント所属作家の作品たちや、ノルウェーの作品たちがずらりと並びます。どれも大きな作品ばかりです。

 

「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展

アラビアアートデパートメントに所属の作家、リーサ・ハラマー・ヴィルデンの大皿。美しさと風格が共存し、まるで北欧の寒い夜空を見上げたような独特の釉の表情に、思わず引き込まれる作品です。

 

「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展

アラビアアートデパートメントに所属の作家、ライヤ・トゥミの巨大な花器。こんな大きな作品が存在するのも驚きで、2013年の「モダニズムと民藝 北欧のやきもの」展には出展されていなかった、ここでしか見れない希少な作品。マットで凹凸のある複雑な青の表情が魅力です。

 

「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展

こちらもアラビアアートデパートメントに所属の作家、フリーベドル・ホルチェル・チェルベリの大皿作品。2013年の「モダニズムと民藝 北欧のやきもの」展には、辰砂釉のような別の大皿が出展されており、こちらの青い大皿作品は初見であります。透き通る氷河を見るような、大変に透明感のある青が美しく、また口縁も極薄手で、まるで薄氷をそのまま持ってきたかの様です。

 

「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展

お馴染み、スウェーデンはロールストランド製陶所のアートディレクター、カール・ハリー・スタルハーネの作品たち。中国陶磁器に強く影響を受けた作家で、もともと画家なので自らは作陶を直接しませんでしたが、こちらは展覧会などに出展をする際に、職人と二人三脚で製作をした一点物の陶芸シリーズが並びます。

 

「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展

2013年の「モダニズムと民藝 北欧のやきもの」展では、稜線から流れるこの釉に引き込まれた、見事な鉢作品。以外にも大振りな作品でしたが、美しさと存在感が共存しており、何とも良いものです。

 

「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展

真っ黒な釉の合間に、深く濃い藍の釉が流れ、コントラストと緊張感がある作品です。まるで夜空の流星のようで、その吸い込まれる感覚にずっと眺めてしまいます。

 

「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展

さらに大振りな大皿作品。これも初見の作品でした。ダイナミックに流れる釉が大変に見事であります。

 

「北欧の陶芸とテキスタイル」 京都国立近代美術館コレクション展

テキスタイルは詳しくないのですが、細かくチリチリと縮れた縮緬のような質感と、深く鮮やかな色味が、まるで抽象絵画のようで、独特の佇まいが特徴です。壁で楽しむものでしょうか。さすがにこれはラグとして下に敷けないなと、貧乏根性を感じてしまうところがお粗末様です。

このような北欧陶芸作家たちのコレクションを、日本工芸の代表の地でもあります京都において、50年代〜60年代当時より収蔵しておりました、京都国立近代美術館の眼と造詣の深さはとても面白いものでして、今後も定期的に収蔵品たちを、公の場に公開をしてもらいたいものであります。他にもコレクション展の工芸セクションでは八木一夫の作品も展示されており、60年代モダニズム工芸の逸品たちを楽しむことができます。展示期間のお時間が迫っておりまして恐縮ですが、2月12日(日)までの展示ですので、お近くにお越しの際はぜひご覧になってみてくださいませ。

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