2025 | 12_3 | Wednesday
明後日から12月のOpen Dayと「冬の碗・鉢・そして盃 2025」が始まります

ご予約無しでご来店をいただける、ギャラリー北欧器のオープンデイ。12月は今週末の 12月5日(金)から3週に渡り開催をいたしますが、同時に歳末感謝祭「冬の碗・鉢・そして盃 2025」も店頭にて開催をいたします。長年、ギャラリー北欧器にございますベルント・フリーベリの碗と鉢、そして盃作品を中心に、2万円(税抜)から7万円までのご奉仕価格でご用意する予定です。特別価格の作品たちを一足お先に一部ご紹介いたしますので、ぜひ店頭にてご高覧をいただければ幸いでございます。また、ブログやインスタグラムに掲載の特別価格の作品の通販をご希望でしたら、5日(金)より承ります。お気軽にメールなどにてご連絡くださいませ。今回の「冬の碗・鉢・そして盃 2025」は店頭販売のみでウェブショップなどでは行いませんので、ご容赦くださいませ。


ベルント・フリーベリの青いお茶碗サイズの作品です。青の色味や毛並みなどの表情も美しく、手取り良い使いやすい作品です。外側に小さな火脹れがありますが、特に問題のない美しい逸品です。
ベルント・フリーベリ 紺碧釉碗 H 5.3cm W 12.6cm 1956年制作 77,000円(税込・箱なし)




ベルント・フリーベリの藍と黒茶のかかった釉シリーズの鉢サイズの作品です。銅鑼鉢のような美しい曲線が魅力で、口から流れる釉のグラデーションも秀逸です。見込みにやや水が油を弾いたような景色になっていますが、とても気品のある佇まいの優品です。
ベルント・フリーベリ 薄縹釉鉢 H 7.3cm W 15.6cm 1962年制作 66,000円(税込・箱なし)




ベルント・フリーベリの黄釉鉢作品です。最晩年の作で作行きはやや緩めでして、少し口縁が厚く釉の降り物も気になりますが、黄色と緑の釉の表情や横から見た時の曲線の美しさは、なかなか見所があります。
ベルント・フリーベリ 黄釉鉢 H 5cm W 12.2cm 1976 年制作 33,000円(税込・箱なし)




ベルント・フリーベリの青磁釉の鉢作品です。60年代初頭の作で、細かな部分まで繊細な作りをしており、淡い青磁釉や毛並みも美しく流れております。やや大ぶりな鉢サイズですので、今までずっと鎮座しておりましたが、フリーベリ作品の良さをご存分に味わっていただける優品と思います。
ベルント・フリーベリ 青磁釉鉢 H 9cm W 17.2cm 1961 年制作 77,000円(税込・箱なし)




ベルント・フリーベリの酒盃サイズの作品です。透明釉が上から掛かって窯変を起こすタイプの作品です。やや表情がシンプルでしょうか。酒器としてお使いいただく分には、とても使いやすくお気兼ねなく楽しんでいただけます。口縁に小さな貫入が入っておりますが、お使いには問題ありません。
ベルント・フリーベリ 緑釉盃 H 3.8cm W 7.5cm 1974 年制作 (ご売約)



ベルント・フリーベリの飴釉盃です。透明釉が上からかかり、窯変を起こすタイプですが、この釉は、素地に文様を施したりと、比較的にシンプルな表情の作品が多いものです。こちらも目を凝らすと外側に線文様が入っているようです。手取りもよろしく、美しく気品のある作品です。
ベルント・フリーベリ 飴釉盃 H 3.6cm W 8.1cm 1963 年制作 44,000円(税込・箱あり)


スウェーデンから出てまいりました作者不明の辰砂釉の美しい鉢作品です。一見すると、カールハリー・スタルハンやスヴェン・ヴァイスフェルトの作品かと思いましたが、高台内のサインがありませんので、作者が不詳です。この辰砂釉は見事な赤い色を出すのが難しいらしく、当時の北欧諸国の作家たちが挑戦した釉薬でもあります。
作者不詳 辰砂釉鉢 H 10.6cm W 14cm 1960〜80 年代制作 16,500円(税込・箱なし)
その他、新入荷作品以外の、今までお店にある盃やお碗作品たちもお値引き価格でお出しいたしますので、店頭にてご高覧をいただければ幸いでございます。
12月のオープンデイは三週間に渡り開催されます。初めの週は12月5日(金)から7日(日)、第二週目のみ、青山の招待制アートサロン、SCÈNEさんにて今年最後の展覧会を開催するため、土曜から月曜の開催となり、13日(土)から15日(月)です。そして最終週は19日(金)から21日(日)までの合計9日間です。オープンデイ以外のお日にちやオープンデイ当日の午前中や17時以降のご来店は、ご予約にて承ります。こちらもお気軽にお申し付けくださいませ。
今年最後の感謝祭でございます。12月のオープンデイも皆様のご来店をお待ち申し上げております。
ギャラリー北欧器 Openday 2025年12月
12月5日(金)13:00〜17:00
12月6日(土)13:00〜17:00
12月7日(日)13:00〜17:00
12月13日(土)13:00〜17:00
12月14日(日)13:00〜17:00
12月15日(月)13:00〜17:00
12月19日(土)13:00〜17:00
12月20日(日)13:00〜17:00
12月21日(月)13:00〜17:00
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2025 | 11_28 | Friday
12月のOpen Dayと歳末感謝祭「冬の碗・鉢・そして盃 2025」







早いもので、今年ももうじき師走でございます。皆様いかがお過ごしでございましょうか。
ご予約無しでご来店をいただける、ギャラリー北欧器のオープンデイ。出展が重なりまして9月の蔵出し市以来となりますが、 12月は新入荷の作品たちや常設展と共に、今年も歳末感謝祭「冬の碗・鉢・そして盃 2025」を三週間に渡りまして開催いたします。
新入荷の作品たちは、一級品が揃い踏みでございまして、中々手に入らないベルント・フリーベリの青い口縁うねるお碗や、白釉盃、エメラルドグリーンの表情の盃、ヴィルヘルム・コーゲの百合口の盃、そしてアクセル・サルトの辰砂釉盃、サクスボーの1930年代の線文鉢など、希少かつ貴重な作品を取り揃えております。その他、コーゲ・フリーベリ・リンドベリ展で入荷しております新作たちも東京のお店にてご覧いただけるようにしております。
歳末感謝祭の特別価格の作品たちは、長年ございますベルント・フリーベリの碗と鉢、そして盃作品を中心に、2万円(税抜)から7万円までのご奉仕価格でご用意いたします。こちらの詳細は後日またブログにてお知らせいたしますので、ぜひご高覧をいただければ幸いでございます。今回は店舗のみの販売でございますので、ブログに掲載の作品の通販をご希望でしたら、お気軽にメールなどにてご連絡くださいませ。
12月のオープンデイは三週間に渡り開催されます。12月5日(金)から7日(日)と13日(土)から15日(月)、そして19日(金)から21日(日)までの合計9日間ですが、歳末感謝祭の特別価格の作品は売り切れ御免で、5日から店頭にて開催をしております。オープンデイ以外のお日にちやお時間は、ご予約でのご来店をいただいても結構でございます。今年最後の感謝祭でございます。12月のオープンデイも皆様のご来店をお待ち申し上げております。
ギャラリー北欧器 Openday 2025年12月
12月5日(金)13:00〜17:00
12月6日(土)13:00〜17:00
12月7日(日)13:00〜17:00
12月13日(土)13:00〜17:00
12月14日(日)13:00〜17:00
12月15日(月)13:00〜17:00
12月19日(土)13:00〜17:00
12月20日(日)13:00〜17:00
12月21日(月)13:00〜17:00
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2025 | 11_27 | Thursday
「NO BAMBOO, NO LIFE !」展 於 中長小西

稀代の竹籠コレクター斎藤正光さんの、希少かつ世界最高峰のコレクションを展示する展覧会、「NO BAMBOO, NO LIFE!」展が日本橋の中長小西さんで開催中とのお誘いをいただきまして、伺って参りました。元々私が竹籠に出会ったのは、昨年の代官山のコンランショップさんで、南雲幸二郎さんキュレーションのエキシビジョンに出た際に、灯やさんの資料を拝見して衝撃を受けてからですが、今年ついに銀座の和光さんでの展示の際に、斎藤さんとご一緒する機会に恵まれまして、よりその素晴らしさを教えていただき、さらに引き込まれた次第です。当初は竹籠と言えば、ほっこりとするザングリとした籠や、釣りの魚籠のようなものとしか認識がありませんでしたが、いわゆる生活の民具とは全く違う、アートとしての美の世界が広がっていた事に頭を殴られるほどの衝撃を受けました。飯塚琅玕斎という人が、元来無名の竹籠を雑器ではなく、芸術品として作り、自身の名を彫り込むということを始めたのがきっかけとなり、その後優れた作家が誕生していったようですが、私が気づいた時にはすでに、琅玕斎作品は、世界中にコレクターが存在しており、億を越える作品まで存在する途方もない頂上の世界となっておりました。斎藤さんが1980年代から竹籠コレクターを始められ、その後の心血を注いだご活躍などで、少しずつ築かれた竹籠への評価ではありますが、ここまで人生をかけて蒐集するという途方もない長旅に、私は尊敬の念をしてやみません。しかも今回の展覧会は、全て非売品です。斎藤さんが最後まで手放したくない至高の逸品を厳選された作品群で、もはや手に入れるなどと言うことすら憚れる、頂点の作品が日本橋に集結しておりました。多くの方がひっきりなしに訪れており、全ての方に斎藤さんと小西さんがご丁寧にご説明をされておられました。中長小西の小西さんも、お店でありながらも、全て非売の展覧会を、図録まで制作して開くという偉業にも驚きでした。小西さんが「これを海外のコレクターに売るのは簡単だけど、ここまでの作品たちはどうしても日本にとどめておきたいから開催した」とおっしゃっていたのが、私はとても胸を打ちました。ゆくゆくは国立工芸館で絶対に開くべき展覧会と思った次第です。また上のお写真の展覧会図録が素晴らしく、斎藤さんの語り口の詳細な解説がほとんどの作品に記されていて、教科書のように反芻して、何度も見返しております。大人の男たちが本気で開催した、まさに今後伝説となり得るであろう展覧会の様子を少しご紹介いたします。

入り口には飯塚琅玕斎の大きな花籠たちが鎮座しております。間近で琅玕斎の作品を見るのは初めてでした。これらは初期の作品たちのようです。一見ザングリしていますが、そもそもこのように竹を編むのは至難の業だそうです。琅玕斎作品はうまくは言えませんが、何か生き物の様な鼓動すら感じる生命力を宿した作品が特徴と思います。気配を感じるのです。また琅玕斎は真・行・草という三つのスタイルで作品を制作したらしく、これらは草で作られた作品だそうです。



私も大好きな、横田鵬斎作品がケースの中に並びます。シャルロット・ペリアンが鵬斎に惚れ込み、フランスへ招いてペリアン作品を共同で作っていたためか、どことなくモダンな雰囲気と流麗な佇まいが、とても魅力的です。琅玕斎に尊敬の念を抱きつつも、自らはこの様な表現に到達する所も彼の成せる技術とセンスと思います。きっちりきれいに編まれた表情も素晴らしく、中国の水注や古代土器を感じるフォルムがとても美しいものです。上のお写真は、鵬斎の代表的な形の花籠ですが、もはや使用はままならずオブジェのアート作品にしか見えません。


そして飯塚琅玕斎の名品、「国香」という名がつけられた作品です。まるでギチギチと音をたてて今も蠢いているかのような、菊紋様。周りには竪琴の弦のようにピンと放射状に張り巡らして編んでおります。

部屋に見立てたコーナーです。作品たち一つ一つの力が強く、オーラが凄すぎて空間が張り詰めております。




ブルーノ・タウトの電気スタンド、あの大倉さん一族が楽譜入れとして使っていたとされる鞄、そして珍しい琅玕斎の小さな籠もあります。

琅玕斎の掛花入。素晴らしいの一言です。どうしてこんな作品を作ることができるのでしょうか。シンプルながらも生き物の様な存在感、誰も寄せ付けない風格も感じます。

斎藤さんが一番お好きだとおっしゃっていた、琅玕斎の作品です。今にも動き出しそうなフォルム、ギシギシと音を立てる竹たち。もはや宇宙すら感じさせるオブジェ作品です。

そして横田鵬斎作品たち。何がそう感じるのか分かりませんが、フォルムや佇まいがベルント・フリーベリの作品と同じ様な共通点があり、不思議と惹きつけられてしまいます。斎藤さんも同じような事を感じるとおっしゃっておりました。


二代飯塚鳳斎は琅玕斎とは少し違う作風ですが、その緻密な編みに引き込まれます。










12月9日(火)までの会期です(日曜休)。斎藤さんはほぼ毎日在廊をされているそうですので、百聞は一見にしかず。このブログで少しでも面白そうだと思った方は、ぜひ斎藤さんのお話を伺いながら、実物を直近で体験してみてください。中長小西さんの一流の美術商の店内も必見です。
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2025 | 11_20 | Thursday
「The Master and Disciples」展 於 CURATION ⇄ FAIR Kyotoは無事に終了いたしました

京都大本山・妙顕寺でのCURATION ⇄ FAIR Kyotoに於きまして開催をしておりました、北欧スウェーデンの三巨匠、ヴィルヘルム・コーゲ、ベルント・フリーベリ、スティグ・リンドベリの展覧会「The Master and Disciples(師匠と弟子たち)」は無事に終了をいたしました。秋の紅葉と妙顕寺のお庭の美しさと相まって、連日本当にたくさんの皆様にご来場いただきまして、会場は人で埋め尽くされるほどの盛況で、感謝感激でございました。関西の皆様にこうしたアートフェアにて北欧美術陶芸をお披露目するのは初めての機会でしたが、お陰様でたくさんの方々に好評で、お写真をSNSに上げていただいたり、そもそもどんな作家なのか、ご説明がてら三巨匠の作品を楽しんでいただけまして、私としましては本当に有り難い限りでございました。お買い上げを賜った皆様にも心より御礼を申し上げます。そのほかのブースの皆様やCURATION ⇄ FAI運営の皆様にも多く助けられました。夜はお寺が寒いので、私を含め、皆修行僧に見えてきましたが、名品を拝見する機会にも恵まれ、沢山の勉強にもなった次第です。またこの京都の地でお目にかかれれば幸いでございます。
会場の様子をお写真にてお楽しみいただければ幸いでございます。
引き続き、出展作品をまとめました「作品帖10」もオンラインブックで公開中です。詳細は、お気軽にお問い合わせくださいませ。(作品帖10に掲載作品の中には、既にご売約・ご商談中の作品も含まれます事、ご承知おきくださいませ)


境内は紅葉が始まっておりました。会期初日はまだ黄色い葉でしたが、紅葉が進み会期中に赤くなっていきました。


光琳曲水の庭をバックに北欧陶芸たちが並びました。不思議とこの雰囲気にも合う三巨匠作品たち。木の木目の景色と作品の表情が似ている様に感じました。






北欧陶芸作品、特にグスタフスベリの作家たちは、どの空間に並べても、まわりを邪魔しない静けさのようなものを持っております。それぞれ起源が東洋古陶磁の影響があるからでしょうか。三巨匠を混ぜて組み合わせても美しい構成になりました。この度は、皆様本当にありがとうございました。
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2025 | 11_9 | Sunday
コーゲ、フリーベリ、リンドベリ「The Master and Disciples」展 於 CURATION ⇄ FAIR Kyoto




すっかり秋めいてまいりまして、都心でも紅葉が見られるようになってまいりました。いかがお過ごしでございましょうか。
さてこの度、ギャラリー北欧器は今週末の2025年11月15日(土)から京都大本山・妙顕寺で開催されるCURATION ⇄ FAIR Kyotoに於きまして、北欧スウェーデンの三巨匠、ヴィルヘルム・コーゲ、ベルント・フリーベリ、スティグ・リンドベリの展覧会「The Master and Disciples(師匠と弟子たち)」を開催する運びとなりました。大変に好評をいただきました代官山のLURF GALLERYさんでの北欧三巨匠の展覧会「Resonance」から、一部作品と追加新作を含めました巡回の展覧会でございます。
CURATION⇄FAIR Kyotoは国内有数の日本庭園を備えた妙顕寺、渉成園、大原山荘を会場とするアートイベントで、京都大本山・妙顕寺では、〈工芸〉と〈近代洋画〉に焦点を当てつつ、古美術から現代工芸、近代洋画から現代美術まで厳選された作品を展示販売するアートフェアが開催されます。また渉成園では、東京美術倶楽部による特別展示「工+藝」京都 2025を開催いたします。渉成園では他にも、通常非公開の持仏堂 園林堂内「棟方志功」襖絵の特別内覧、江戸時代のおもてなしを体験できる和舟遊覧、生物多様性を育む庭師の視点で渉成園を案内するイヤホンガイド、そして裏千家のお抹茶と季節のお菓子をお楽しみいただける呈茶席など、多彩なプログラムをご用意しており、17時30分からは、秋の夜間特別拝観「渉成園 秋灯り」を開催いたしまして、昼間とは趣が異なる幻想的な光に包まれた庭園をお楽しみいただけます。
この展覧会に併せまして、出展作品をまとめました「作品帖10」もオンラインブックで制作いたしました。出展パンフレットとしてご覧いただきまして、詳細は、お気軽にお問い合わせくださいませ。会場では出展作品リストをご用意しておりますが、おそらく全ての作品を展示できませんので、拝見ご希望の作品は当日会場にてお申し付けくださいませ。(作品帖10に掲載作品の中には、既にご売約で会場へお持ちしていないものや、ご商談中の作品も含まれます事、ご承知おきくださいませ)
また、CURATION ⇄ FAIR Kyotoにご入場いただけるオンラインチケットのご招待券のご用意がまだ若干名様ございますので、ご希望の方はメールにてお知らせくださいませ。
秋の京都散策と芸術鑑賞へ是非、会場にてご高覧をいただければ幸いでございます。
Wilhelm Kåge. Berndt Friberg. Stig Lindberg.「The Master and Disciples」
期間:2025年11月15日(土)– 11月18日(火)
※11月15日(土)は、プレス・関係者向けのプレビューを実施します。
時間:11月15日 (土) 17:00 - 19:00
11月16日 (日) 11:00 - 19:00
11月17日 (月) 11:00 - 19:00
11月18日 (火) 11:00 - 18:00
※最終入場は各日終了30分前。
会場:大本山 妙顕寺
京都府京都市上京区妙顕寺前町514
[電車]
・地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」より 徒歩約10分
・地下鉄烏丸線「今出川駅」より 徒歩約15分
[バス]
・京都市営バス「堀川寺之内」より 徒歩約5分
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2025 | 11_8 | Saturday
ISSHIN TANISAKI 「FEEL」於LURF GALLERY

昨日11月7日から代官山のLURF GALLERYさんにてISSHIN TANISAKI「FEEL」の展覧会が始まりまして、初日のオープニングにお邪魔してまいりました。今回は原点でもある風景を中心に、渦の集合体「ボルテックス」や二つをミックスした新作など数々発表されております。谷崎一心さんの作品は、静かですが心に迫るように訴えてくる不思議な作品ばかりです。デンマークの博物館級の家具に囲まれた中での、素晴らしい会場の様子を少しご紹介させていただきます。








一階ではコーア・クリントの家具をメインにポール・ヘニングセンのランプまで、1910年〜30年代頃のオリジナル家具が揃った空間で作品展示が楽しめます。カフェも併設されており、クリントの家具に座りながらの贅沢な空間で作品が楽しめるのも醍醐味です。とにかくこのボタニカルの風景の絵が最高で、どんなお部屋の家具との相性も抜群です。実は北欧の器を収集する前に、北欧家具にこういったボタニカルの絵や写真を飾って取り合わせしようと思っていたのですが、探しても良いものがなかなか無く諦めていた所に、谷崎さんの作品に出会い、今回さらにこの一連の作品群が目の前に現れました。まさに奇跡なのか何なのか。自分が追い求めてきた絵が今この目の前にあるという偶然が果たしてあるのでしょうか。。。谷崎作品は、いわゆるオーセンティックな風景画ではなく、現代的かつ都会的で、ありそうでない新しいタッチの画風がとても魅力的なのです。私も自宅に飾っている、渦のボルテックス作品は、今回はキャンディーの様なカラフルさを感じさせる新作揃いで、こちらもすぐに家に持って帰りたくなります。






二階では、大空間で遠目に大作を中心に作品を楽しめます。先日の北欧三巨匠の「Resonance」展でも北欧陶芸作品が美術館の様な展示となりましたが、今回も美術館での展覧会の様相です。会場内ご紹介したい作品は数あれど、すぐ上のお写真のモネの様な絵が兎に角素晴らしいのです。その他の作品はぜひ会場にて間近に、そして少し距離を置いて遠目からもご覧くださいませ。1ヶ月ほどの12月7日(日)までの会期ですので、ぜひお立ち寄りくださいませ。私もまた伺う予定です。
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