2011 | 5_29 | Sunday
果実の貯金箱
100年ほど前のものと言われている貯金箱です。洋梨とプラムでしょうか、大きさも実物と同じぐらいあります。当時、ウィルヘルム・コーゲが作ったグスタフスベリ製の洋梨型のシェーカーがありまして、北欧では果物フォルムが流行っていたのでしょうか?こちらの貯金箱は細部の造詣から、ペイントに至るまで本物そっくりに作られておりまして、ただならぬ人が作ったような気がしております。コーゲの洋梨シェーカーに作りがそっくりなので、まさかコーゲ作なのか?と答えの無い想いを馳せています。実はこの貯金箱は陶器なので、何も気にせず水洗いをしましたら、何とこの艶と色が落ちてしまいました。とくに洋梨はレモンイエローに…。なんたる失敗でしょうか、妖婉さがとれて天使のようないい子になってしまいました。何でも洗えばいいというものではございません。残念…。
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2011 | 5_22 | Sunday
チークボウルと蜥蜴文小鉢 Shuki 05
フィン・ユールのチークボウルとアクセル・サルトの蜥蜴の取り合わせはまるで、荒くれ者の国王にでもなったかのようです。フィン・ユールのこの大きさのボウルは使い勝手がよく、ナッツ等を入れて楽しむにはちょうど良いかと思います。蜥蜴にはもちろん赤ワインが似合います。
左 Finn Juhl チークボウル 小 右 Axel Salto 蜥蜴文鉢
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2011 | 5_18 | Wednesday
ギャラリー北欧器のGalleryを更新しました。
ギャラリー北欧器にて
Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ)の
器47、48、49 を更新いたしました。
皆様ぜひご高覧くださいませ。
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2011 | 5_12 | Thursday
Richard Lindhのフラワーポッド
フィンランドのARABIA社に1955年から在籍しました作家、Richard Lindh(リカルト・リンド)のフラワーポッドです。夫人のFrancesca Lindhも陶芸家で、お二人で作家活動をすることも多かったようです。リカルトはテーブルウエアからアート作品まで手がけておりまして、フィンランド独特の繊細なフォルムと自然に溶け込むような釉薬、絵画のような象嵌模様など、なかなか目を見張るものがあります。そのリカルトがデザインした1965年作のフラワーポッドがこちら。 今まで見かけてはいたのですが、どうもシンプルすぎてなかなか買うまでには至りませんでした。使うとわかるその良さとはこのことで、室内で水をあげても二層の皿がたっぷりと受け止めてくれて、しかも水が見えないので見苦しくない。そのシンプルさは植物を立たせるためだったのかぁと納得の作品です。室内で使える美しい植木鉢はArchitectural Potteryぐらいかと思っていましたが、北欧もなかなかやります。
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2011 | 5_8 | Sunday
吹きグラスのタンブラー
100年ほど前のスウェーデン製の吹きグラスです。ガラスはゆらゆらとした表情で、所々気泡も混じっています。形も同じものは二つと無く、そのゆがみがまたよい景色。誰かがデザインしたわけではありませんが、作り手のあたたかさが100年たった今でも伝わります。とても軽くそして薄く、口当たりは、今まで感じたことの無いやさしさで、飲み物がよりおいしくなる錯覚にさえ陥ります。急に暑くなってまいりましたので、ビールのお共にも最適かと。
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