2013 | 5_24 | Friday
Lucite cafe bar
浅草橋の名店ルーサイトギャラリーさんが、何と平日夜にカフェバーをオープンとのことで、昨日の開店にお邪魔して参りました。もともとオーナー米山さんのお婆様が柳橋の名料亭「いな垣」をなさっていたので、そのDNAを引き継ぎ、佇まいと風格はかなりのもの。とくに夜の玄関の美しさは格別です。私何ぞがお邪魔して大丈夫かと尻込みしてしまいます。
玄関脇に新たにお目見えした、バーのスペース。そもそも家自体が文化遺産のような佇まいですので、窓枠や天井、柱の作りの美しさも必見です。こんな空間でお酒を楽しめるとは、なんとも贅沢極まりないものがあります。
二階席から、隅田川やスカイツリーを眺めながらも楽しめます。東京で唯一の時代建築の川床もありまして、これからの季節、外でお酒をたのしむことができるとは、ほんとうに贅沢かつ稀少であります。待ってましたという方も多いのではないでしょうか。銀座からも地下鉄で7分ほどですので、二軒目には喧騒を離れて、静かな川の音をゆっくりと堪能することもできます。
まだまだ増える予定のバーのメニューとカフェのメニュー。アルコールがダメな方は、サイフォンで入れる本格コーヒーをいただくことができます。贅沢にも、バリスタとバーテンダーがそれぞれいらっしゃいまして、両方とも長年、神楽坂で名を馳せた凄腕の人物。こちらではその逸品たちを味わうことができます。
思わず見入ってしまう、バーテンダーの技を間近で体験です。ハーフ&ハーフの泡の細かさは、自分で入れてもこうはいきません。ウイスキーたちも注ぐだけなのですが、自分ではこうはいかないのであります。不思議なものですが、これがまさに一流の技です。
初日はこちらのワンドリンクとお通しがサービスでした。どうもごちそうさまでございました。ルーサイトカフェは平日の18時〜23時に営業中です。今週末は土日も営業とのことで、この空間の美しさと美味しいお酒、コーヒーを味わいに、ぜひ足を運んでみてください。
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2013 | 5_16 | Thursday
雑誌 OZ magazine 6月号に器を掲載いただきました
以前ご紹介をいたしました、世界茶会の岡田さんの雑誌インタビューが、先日の5月11日に発売となりました。OZ magazine 06月号でして、すでに書店やコンビニ等に並んでおります。岡田さんにはデンマークの作品を中心にお使いいただいており、北欧ものでも不思議とびしっと、お茶道具として決まっております。手取り、意匠など、お茶事によく合い、使い勝手の良いものは、やはりデンマーク作品のほうが優れているようですね。デンマーク作品の独特のしっとりしたオーラが、この日本家屋の茶室にぴったりとあっており、特にニールス・トーソンのお茶碗の写真写りがたいへんよろしく、やはりプロのカメラマンはすごいなぁと感嘆しきりであります。また、OZ magazine6月号の特集は東京おさぼりスポット。こちらも何とも魅力的な特集であります。ぜひお買い求めになって、お読みになってみてくださいませ。
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2013 | 5_11 | Saturday
春の鎌倉古美術展
本日5月11日(土)と明日の2日間のみ開かれております、春の鎌倉古美術展に先ほどまで伺って参りました。いつもお世話になっております古美術店の方々が出展をされておりまして、今回の御葉書の写真には、何とフリーベリの青い盃を使っていただいております(もちろん販売もしておりました)。西御門サローネ(旧里見 弴邸)とよばれるたいへん美しい大正建築が会場でして、出品されております古美術品と建物が見事に共鳴して、私は完全にノックアウトでございました。ぜひ、実際に会場に足を運んでいただき、その雰囲気と古美術品の美しさを味わっていただければと思います。こちらの建物は里見 弴自身がフランク・ロイド・ライトの建築を参考にしたようでして、窓や柱、ガラスの装飾など、随所にその影響が見参できます。そして離れはしっとり落ち着いた茶室と庭園でして、モダニズムと和が見事に融和した、何ともたまらない空間となっておりました。本日は朝からどしゃぶりの雨模様でありましたが、鶴岡八幡宮裏手の小高い山に囲まれた、閑静な住宅街にありまして、神秘的ともいえる凛と澄んだ空気と雰囲気も堪能することができました。年に春と秋の2回開催されておりますので、鎌倉散策がてらにぜひ足を運んでみてください。
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