2013 | 12_27 | Friday
本年もたいへんお世話になりました
本年もたいへん、皆様にはお世話になりました。
今年も一年、こうしてお品物をご紹介できましたのも、
また、滞り無く無事に年を終えることができましたのも、
ほんとうに皆様のお蔭でございます。
心より感謝、御礼を申し上げます。
来年も自分でもわくわくするような、
良い品をご紹介できますよう、
さらに東奔西走する所存でございますので、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
また、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。
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2013 | 12_18 | Wednesday
「緑青ROKUSHO vol.8 ミッドセンチュリー 北欧の器」が発売になりました
マリア書房が以前より発刊しておりました古美術書籍、緑青(りょくしょう)のシリーズで、この度、北欧の器を丸々一冊フィーチャーいただきまして、日本では初となります、ミッドセンチュリー期の北欧陶芸の本が発売となりました。愛知県陶磁美術館の「モダニズムと民藝 北欧のやきもの」展と併せまして、陶磁美術館の学芸員の方にご協力を賜りまして、今まで謎が多かった、この時代の北欧陶芸の背景や解説も載せられており、また作家別に、ガラスも含めました作品の写真が多数掲載されております。さらにルーサイトギャラリーでの北欧陶器茶会の様子や、福岡彩子さんの器の紹介等、内容盛りだくさんにて仕上がっております。私も今回、図版を提供させていただいておりまして、少々お手伝いをさせていただきました。素人写真をここまで美しく整えて、きっちりと仕上げていただきまして、マリア書房、編集の渡辺さんには感謝感激でございます。こちらの「ミッドセンチュリー 北欧の器―緑青ROKUSHO〈vol.8〉」は、「緑青」を扱っております、全国の書店や、マリア書房のオンラインショップ等で購入いただけますので、ぜひ一度、ご覧いただければ幸いでございます。
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2013 | 12_11 | Wednesday
モダニズムと民藝 「北欧のやきもの展」 於 愛知県陶磁美術館
来る2014年の1月11日(土)より3月23日(日)まで、愛知県陶磁美術館に於いて、開館35周年記念 企画展 「モダニズムと民藝 北欧のやきもの」展【1950's-1970's デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド】が開催されることとなりました。今まであまりフィーチャーされることのなかった、1950年代〜70年代の、北欧陶芸作品を中心とした展覧会で、日本の民藝運動やアーツアンドクラフツ、バウハウス等との繋がりを紐解きつつ、北欧4カ国全体を俯瞰しながら、その黄金期の最高傑作たちが展示されます。個々の国の、窯ごと、作家ごとでの注目は、皆様にはお馴染みのベルント・フリーベリをはじめ、既にお見知り置きの通りでありますが、ここまで総合的かつ大規模な展覧会は、おそらくは世界初の試みではないでしょうか。展示作品は、宮内庁三の丸尚蔵館や、京都国立近代美術館、日本民藝館、兵庫陶芸美術館等、日本の蒼々たる美術館に所蔵されていた作品たちが目玉でして、しかも実際は、注目されることなく収蔵庫に埋もれていたということですから、数十年ぶりのお披露目は何とも有り難い限りです。またこの展覧会がきっかけとなり、今まで埋もれていた北欧モダニズム陶芸作品たちが、さらに注目をされ、世界的再評価の流れになっていくのではと期待もしております。今回私も、少々お手伝いをさせていただきまして、多くの皆様にも出展のお願いをしております。実際に展覧会がこうして開催されることになりまして、何とも感無量であります。皆様には心より御礼を申し上げます。来る新年の芸術探訪に、また名古屋観光に、ぜひ、足を運んでいただければ幸いでございます。
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2013 | 12_05 | Thursday
Dust Box / broadbean
東京の平河町にあります設計事務所、「broadbean / ブロードビーン」さんが手掛けるダストボックスです。broadbeanはサザビーズをはじめ、著名コンテンポラリーギャラリーの内装を多数手がける、泣く子も黙る名設計事務所でありまして、あの木の風合いと白い緊張感の融合した空間はいったいどこに頼めばできるのかと思っておりましたら、ほとんどがこちらが手がけていた”作品”なのでありました。その空間の雰囲気を、そのまま閉じ込めた品がこちらのDustBoxです。何ともかなり緻密に設計をされておりまして、ほとんどのラインは微妙な傾斜のある美しい直線で構成されており、どの角度からも見ても彫刻のような佇まいになるように緊張感が保たれております。しかもこの傾斜は、マンションの壁と床の間にある幅木と呼ばれる部分を干渉しないように、スッとスマートに避けてくれたり、口縁内側の傾斜は物を投げてもしっかり中に落ちるようにと、美しさと使い勝手が両立した、細かな心配りがうれしいものです。大量生産の品ではなく、職人さんが丁寧に作っているものですので、木と木の細かな合わせの部分やカラーの塗装に、そのぴしっとした仕事の証しが見られるのもたいへん気持ちのいいものです。 ゴミ箱に限らず、この手の木の作品で、デザインと職人技の融合した美しく良い作品は、私も血眼になって探しているのですが、残念ながら皆無であるのが現状で、まさにこちらのボックスのおかげで、光明が差してきたといった感覚であります。
木目の風合いも自然でしっとりと落ち着き、たいへん美しいものでして、また比較的大きさもあり存在感はたっぷりございますので、ゴミ箱だけに使うのは、なかなかもったいないものがあります。プランターカバーや、子供のおもちゃ入れ、いくつか組み合わせてチェストにするなど、空間に応じて色々とシチュエーションを楽しめそうなのもうれしいかぎりです。すでに数年前にノルウェーで紹介をされ、著名ディレクターやデザイナーたちのお気に入りの逸品になっているそうですが、日本では現在、恵比寿にありますBUILDINGさんでのみ購入可能です。今後はbroadbeanさんでも、さらに小さなペンケースとともに直販されるとのことでして、私がお邪魔した時には、カラーもお好みの色で、内側のみ、外側のみ、全体になど、セミオーダーで仕様が選べるようになっておりましたので、お気になります方はぜひお問い合わせをしてみてください。
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