2014 | 3_30 | Sunday
ギャラリー北欧器のGalleryを更新いたしました。
ギャラリー北欧器のGalleryにて、
Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ)の器、97、98、99、100、101を、
Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)の器、05、06を、
Modern Pottery(モダンデザイン陶芸)の器、05を更新いたしました。
関東では桜の開花と、春真っ盛りでありますが、
華やかな感じとはほど遠く、
何とも荘厳な雰囲気のする作品たちが揃い踏みでございます。
とくにモダンデザイン陶芸では、アメリカ陶芸の最高峰作家でもあり、
先にご紹介のJames Lovera(ジェームズ・ロベーラ)の師でもあります、
Gertrud & Otto Natzler(ゲートルード&オットー・ナツラー)夫妻の
傑作をご紹介しております。
オットー・ナツラー自身が最後まで手放したがらなかった碗で、
その表情や力強さは他の追随を許さないものです。
本国のニューヨーク近代美術館でもこれほどの作は収蔵されていない、
まさに最後に残された名品と思います。
どうぞご高覧いただければ幸いでございます。
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2014 | 3_19 | Wednesday
Wilhelm KageのArgenta鉢 shinamono24
Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)のArgenta(アルゲンタ)シリーズの鉢で、1956年制作の作品です。アルゲンタシリーズは、お決まりのエメラルドグリーンの色をした器に、細かな縦の掻き文様と神話をモチーフにした銀細工が施された、これぞ西洋の工芸品と呼べるシリーズのもので、かなり大きな重厚かつ荘厳な作から、小さな酒盃サイズのものまでさまざまなタイプが制作されています。コーゲ自身は器のグランドデザインや、銀細工のデザインを指示し、陶工や銀細工職人たちが分業で制作をしたもので、まさにグスタフスベリを代表する総合芸術でもあり、重要な輸出工芸品でもありました。こちらの鉢は、銀座和光の銘が入ったかなりしっかりとした紙箱が付属しておりまして、60年代ぐらいのものでしょうか、日本で販売されていたものとわかります。さすがは銀座和光さんでありまして、当時から世界の先端工芸品を輸入し、扱っていたようでして、他にもスウェーデンのオレフォスのアートガラスも販売していたと伺ったことがあります。銀細工の絵柄は何の神話から発想しているものかは今ひとつ定かではありませんが、人魚風の人物がチョウザメのような魚に股がって勢いよく泳いでおります。このチョウザメのような魚はコーゲ作品に頻繁にモチーフとして登場するもので、グスタフスベリの前の海でよく獲れた魚なのでしょうか、はたまた伝説の怪魚なのでしょうか…。細工は鱗の一つ一つや影に至るまで細かく丁寧に彫られ、手塚治虫の漫画の如く伸びやかで、生き生きとした勢いを感じる線で構成されています。数十年の時を経ても銀の輝きは健在で、謎の怪魚は今でも力強くそして伸びやかに泳ぎ続けております。
WK0319_1 Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)Argenta鉢 高さ12cm 幅17cm ご売約
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2014 | 3_7 | Friday
ギャラリー北欧器のStockを更新いたしました
本日は啓蟄とのことでございますが、関東は雪がちらつく荒れ模様のお天気。皆様いかがお過ごしでございましょうか。この度も、遅れに遅れてしまいましたが、ギャラリー北欧器のStockを更新いたしました。ベルント・フリーベリの作品を20数点、アクセル・サルトやルーシー・リーのカップアンドソーサーもUPしております。どうぞ少しだけ大きな画像でお楽しみくださいませ。
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