2015 | 7_30 | Thursday
MODARNISM SHOW 「モダン家具とその周辺」
来る9月9日(水)〜9月14日(月)まで、松屋銀座におきまして開催をされる、
Swimsuit Departmentの郷古隆洋さんプロデュースによる企画展、
モダニズムショー 「モダン家具とその周辺」に参加をさせていただきます。
モダニズムショーは、アメリカ西海岸を中心として開かれている、
戦後の時代に作られたヴィンテージ家具を中心に、
様々なモダンデザインアイテムを展示販売するイベントでして、
現地ではおなじみの光景になりつつあり、
この時代の所謂ヴィンテージ作品が一つのアートとして、
市場を形成するまでに成長をしてきていると伺っております。
その流れを敏感に感じ取られた、郷古さんが発起人となりまして、
全国より代表するお店やディーラーが集い、
日本に於いてのモダニズムショー開催と相成りました。
出展者はBUILDINGさん、ELEPHANTさん、STOOL INC.さん、Swimsuit Departmentさん、
そしてVELVET THE SHOWROOMさんはMonica Castiglioniのジュエリーを販売されまして、
ギャラリー北欧器を加えた7店舗が合同で出展をいたします。
ヴィンテージと言いますと元々は、15年ぐらい前のイームズブームに始まり、
ジョージ・ネルソン、イサム・ノグチ、
そして北欧のフィン・ユール、ハンス・ウェグナー、
さらにはフランスのジャン・プルーベ、シャルロット・ペリアンに至るまで、
まるで大きな波のようにブームが次々に押し寄せた記憶がございまして、
かく言う私もそのビッグウエーブに飲み込まれ、流れ着いた孤島が北欧陶芸でした。
今回そのブームそのものを作り出した先駆者のお方や、
当時現場の第一線で活躍をし、体験をしてきた伝道者のような方々が、
満を持してこのモダニズムショーにそろい踏みでありまして、
往年の目黒通りの再来か、はたまた新たな再評価の始まりになるのではと、
出展者ではありますが、今から何が出るのか楽しみで仕方がありません。
この時代の作品たちは、家具といえども、
まだまだ手作業で作られていた部分も多く、
職人の息吹や温かさが伝わってくるようで、
このなんとも言えない温かさと機能美が融合した、
絶妙な存在感は、本当にたまらないものがございます。
ミッドセンチュリーという時代が作り出した、
独特の雰囲気や風を是非皆様にも、
ご堪能いただければ幸いでございます。
ギャラリー北欧器の出展作品は、お馴染みのベルント・フリーベリをはじめ、
ウィルヘルム・コーゲ、カール・ハリー・スタルハネ、
グナー・ニールンドなどのスウェーデン陶芸、
アクセル・サルトやサクスボーをはじめとするデンマーク陶芸、
アラビアに所属した作家たちのフィンランド陶芸など、
北欧陶芸作品を中心に幅広く取り揃えたいと思っております。
この度も終日、私は店頭におりますので、 ご説明や販売交渉まで、
どうぞお気軽にお声がけくださいませ。
初秋はまだ残暑が厳しい折かとは思いますが、
お近くにお越しの際は、
ぜひ足を運んでいただければ幸いでございます。
PLACE|松屋銀座8F イベントスクエア 併催「銀座・手仕事直売所」
DATE|2015年9月9日(水)~9月14日(月)
OPEN|10:00-20:00 / 会期中無休 *最終日=午後5時30分閉場
ADDRESS|東京都中央区銀座3-6-1
ACCESS| 東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線「銀座駅」A12番出口直結
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」9番出口より徒歩3分
都営地下鉄浅草線「東銀座駅」A8番出口より徒歩3分
JR「有楽町駅」より徒歩8分
TEL|03-3567-1211(大代表)
|-|
2015 | 7_18 | Saturday
Erik Hoglundの水指 shinamono32
梅雨の最中、うだるような暑さを挟み、さらには鈍足で強い台風のせいで、関西の方はたいへんなご苦労をなさいました荒れ模様の中ではございますが、皆様いかがお過ごしでございましょうか。先日に引き続きまして、おなじみスウェーデンのガラス作家、Erik Hoglund(エリック・ホグラン)の大きなガラス鉢を、いつもお願いしておりますお茶道具屋さんに頼みまして、この暑い夏に、すっと涼やかな雰囲気を差し入れてくれそうな、ガラスの水指に仕立てていただきました。 ホグランお決まりのジャガイモの皮を入れて、気泡を作り出す技を存分に楽しめる大振りの作品でして、とにかく形がかなり珍しいとのこと。その気泡の美しさ、そして涼やかな佇まいは、サイダーの瓶をビー玉転がしながら帰る真夏のプール帰りを思い出し、その時代にスッとタイムスリップするように時間を戻してくれる、懐かしくも優しい雰囲気のする作品でもあります。水指にとても大事な塗蓋は、へぎ目塗りというものでして、木材を真っ二つに破り割り(その際にヘギヘギという音がするからでしょうか)、さらに和紙でこの凹凸を美しく形作って、上から漆を塗り込むというたいへんに手の込んだ仕様の蓋で、ツルツルとした普通の塗蓋ですと、どうもガラスの気泡に負けてしまいしっくりこないものでしたので、ホグラン本体が何個も買えてしまうほどの大大奮発で、特別仕様のヘギ目蓋をオーダー発注いたしました。こうして一手間かけることで、唯一無二の極上作品が出来上がる楽しさは、この時代の北欧作品ならではと思います。
エリック・ホグラン 鉢 高さ7.6cm 幅19.5cm (価格はお問い合わせください)
|-|
2015 | 7_6 | Monday
雑誌 ハースト婦人画報社 ELLE DECOR 8月号に掲載いただきました
明日7月7日発売の、ELLE DECOR(エル・デコ)最新号、8月号の別冊付録、北欧インテリア図鑑にギャラリー北欧器のお店をご紹介いただきました。本誌は夏の北欧三カ国のデザインと文化、食を巡る200ページ越えの大特集で、リサ・ラーソンの工房へも伺ってお話を聞いております。私は普段、北欧へは参りませんが、素朴ながらも美しく豊かな文化を、まるで自分が旅したかのように拝読でき、作家たちの複雑な背景などもわかりやすく紹介されておりますので、当分これを眺めていれば十分に北欧が満喫ができると、さらに出不精になりそうな予感です。今回は別冊の北欧インテリア図鑑が付いておりまして、有名作家たちや作品の紹介が網羅されており、この2冊さえあれば北欧デザイン全体を網羅してしまうほど、読み応えたっぷり且つ大充実の内容であります。皆様是非、お買い求めになってご覧いただければ幸いでございます。副編集長の柴田さん、エディターの田村さん、カメラマンの吉澤さん、わざわざ取材をいただきまして誠にありがとうございました。実際以上に見栄えのするご紹介ページに仕上げていただきました。
|-|
2015 | 7_1 | Wednesday
雑誌 日経BP社 MOMENTUM 夏号に掲載いただきました
日経BP社が発行をしております、ハイエンドカルチャーマガジン、MOMENTUM(モメンタム)最新号に、ギャラリー北欧器所蔵の、Gertrud & Otto Natzler(ゲートルード&オットー・ナツラー)の溶岩釉碗をご紹介頂いております。MOMENTUMは書店での販売はございませんが、二子玉川にできた話題のスポット蔦屋家電にて取り扱いがあるとのこと、機会がございましたらぜひお読みになってみてくださいませ。今回は撮影にもお邪魔させていただきまして、色々と未知の陶芸作品も拝見できまして、なんとも楽しいものでございました。編集長の安藤さん、エディターのいなもさん、素敵な記事に仕上げていただきまして誠にありがとうございました。
|-|
< ブログトップ
< ブログアーカイブ