2016 | 6_30 | Thursday
明日より「北欧モダニズムと出会う ベルント・フリーベリ展」が始まります
明日7月1日(金)〜5日(火)までの5日間、しぶや黒田陶苑さんにて「北欧モダニズムと出会う ベルント・フリーベリ展」が開催をされます。昨日、一足お先に搬入をいたしまして展示をしてまいりました。出展点数は230点ほどと、今までに見たことの無い数のフリーベリが勢揃いをいたしましたが、その点数の多さに、展示が一時はどうなるかと思うほど、まとめ上げるのが至難の技で、結局、メトロプラザビルの入り口にあります、ショーケースにも置かせていただき、すべての作品を展示することができました。この素晴らしい空間にフリーベリが置かれることで、より美しく輝き引き立ちまして、まさに感慨無量であります。黒田陶苑さんも、フリーベリ作品と縁のある、人間国宝の加藤土師萌さんの作品を6点、さらにお茶道具に見立てました、近現代の作家とフリーベリの取り合わせを展示される予定でございまして、こちらも胸高鳴ってまいります。是非ご期待くださいませ。
また、7月1日(金)より、しぶや黒田陶苑さんのホームページに掲載の作品たちや、既にブログに掲載をされております作品たちは、先行にてご予約やお問い合わせを承りますので、お電話 03-3499-3225 または メールinfo@kurodatoen.co.jpに、お問い合わせをいただければ幸いでございます。一部ご売約の品物もございますので、その際はご容赦くださいませ。
梅雨空続く折かとは思いますが、
この機会に是非、足を運んでいただければ幸いでございます。
「北欧モダニズムと出会う ベルント・フリーベリ展」
PLACE|しぶや黒田陶苑
DATE|2016年7月1日(金)~7月5日(火)
OPEN|11:00-19:00 木曜日定休
ADDRESS|〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-16-14 メトロプラザ1F
ACCESS|渋谷駅東口徒歩3分JR山手線東口、東急東横線、銀座線宮益坂交差点出口を出て、
明治通りを原宿方向に直進、宮下公園交差点角、
歩道橋の右側のビル「地下鉄ビル(メトロプラザビル)」
一階奥
地下鉄半蔵門線、副都心線13番出口0分
TEL|03-3499-3225 FAX|03-3499-3235
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2016 | 6_20 | Monday
北欧モダニズムと出会う ベルント・フリーベリ展
来る2016年 7月1日(金)〜7月5日(火)まで、
日本陶芸の名店中の名店、しぶや黒田陶苑さんにて、
「北欧モダニズムと出会う ベルント・フリーベリ展」が開催をされることになりまして、
ギャラリー北欧器がご協力をさせていただくことと相成りました。
ベルント・フリーベリ作品を兎に角、集めに集めまして、
前代未聞の230点ほどを展示販売させていただく予定でございまして、
初期プロトタイプのものから、晩年の作品まで、
すべての時代や、形、色、大きさに至るまで、
余すところなく勢揃いするという、
この半年、苦労に苦労を重ねて蒐集いたしましたフリーベリ作品が、
この五日間に凝縮をしまして一堂に会します。
また黒田陶苑さんも、フリーベリと同時代同世代の、
日本の近代巨匠作家作品との展示を考えておられまして、
こちらも今までに無い、初めての試みの展覧会となりそうでございます。
特に当時、秩父宮様より北欧陶芸の研究長に任じられた、
人間国宝の加藤土師萌さんの作品も展示されるとのことで、
加藤土師萌さんと言いますと、東京藝術大学美術館へと寄贈した、
自身のフリーベリコレクションの美しさは、
愛知県陶磁美術館にて展示された際に、鮮烈な記憶として残っておりまして、
尚更、注目度と期待が増してまいります。
四半世紀を経た今、古今東西の陶芸の雄の作品たちが邂逅をするという、
世界でも初めての展示を是非、この機会にご堪能いただければ幸いでございます。
展示期間中はすべて、私もご説明の要因として在廊をいたしますので、
大変に恐縮ではございますが、品川のギャラリーはお休みとさせていただきます。
フリーベリのお値段も、大きなものや珍しい作品は、それなりにいたしますが、
普段の北欧器価格か、ややお安めに設定をさせていただいた作品も数々ございまして、
下は4万円から、上は山越まで幅広く取り揃えさせていただきました。
写真に掲載の作品たちや、後ほど、
しぶや黒田陶苑さんのホームページに掲載をされます作品たちは、
先行にてご予約やお問い合わせを承りますので、
お電話 03-3499-3225 または メールinfo@kurodatoen.co.jpに、
お問い合わせをいただければ幸いでございます。
ほんとうに余談ではありますが、私は10年以上前、近くで働いていたことがあり、
ランチ時にひょいと訪れた際に、余りの敷居の高さに、
黒田陶苑さんに入れなかった思い出がございます。
現在、なぜか展示をさせていただく好機に恵まれたのは、
有難くも感慨深いものでございますが、
あの当時思い切って入っていれば、
また違う世界が広がっていたのかと思う次第でもございます。
明治生まれの気骨のある、日本とスウェーデンの巨匠たちが、
一体どういった想いで作陶をしていたのか、
そしてどんな名品を残し、名を上げたのか、
当時の私のように尻込みしているお若い方も是非、
この機会に、その情熱の塊でもある作品たちを、
ご覧いただければと思っております。
まだまだ梅雨空続く折かとは思いますが、
お近くにお越しの際は、
ぜひ足を運んでいただければ幸いでございます。
「北欧モダニズムと出会う ベルント・フリーベリ展」
PLACE|しぶや黒田陶苑
DATE|2016年7月1日(金)~7月5日(火)
OPEN|11:00-19:00 木曜日定休
ADDRESS|〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-16-14 メトロプラザ1F
ACCESS|渋谷駅東口徒歩3分JR山手線東口、東急東横線、銀座線宮益坂交差点出口を出て、
明治通りを原宿方向に直進、宮下公園交差点角、
歩道橋の右側のビル「地下鉄ビル(メトロプラザビル)」
一階奥
地下鉄半蔵門線、副都心線13番出口0分
TEL|03-3499-3225 FAX|03-3499-3235
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2016 | 6_9 | Friday
芸術新潮 2016年6月号
本のご紹介が続きますが、耳寄りな情報をいただきましたのでご容赦ください。今月の芸術新潮 2016年 06 月号にて、武者小路千家15代家元後嗣の千宗屋さんが連載中の「飲みたい茶碗、点てたい茶碗」というコーナーで、ベルント・フリーベリの見立てのお茶碗をご紹介されておられます。初めての出会いのエピソードや、お茶碗として見立てる経緯、どのようにフリーベリ作品の美しさを捉えていらっしゃるのか等々、
なんとも良いお話をされておりまして、宗屋さんにそう言われてしまうとふぅ〜っと虜になってしまい、心に染み入るような説得力がございまして、改めてフリーベリの良さを実感いたしました。この連載コーナーの書籍化も望まれますが、どのようなフリーベリ作品をご紹介なのか、どのようなお話なのかは是非、お買い上げになってご覧になってくださいませ。
また、いつもお世話になっております、ヒロミチナカノの中野さんのインスタグラムでも、フリーベリの器たちを日々ご紹介いただいておりまして、こちらも大変に有難い限りであります。扱いました品物は我が子のように思っておりますので、こうしてご愛玩をいただきますと本当に嬉しいものです。フリーベリの他にも、古美術品や仏教美術にも花を活けられたりと、ファッションだけに留まらない、中野さんの美の見立てが要所要所に登場をいたしまして、その瞬間の美の切り取り方は中野さんの真髄のようで、本当に楽しくも勉強になっております。こちらも皆様是非、ご覧になってみてくださいませ。
方々で取り上げていただいております、ベルント・フリーベリでございますが、7月1日よりしぶや黒田陶苑さんで開催の展覧会は、「北欧のモダニズムと出会う ベルント・フリーベリ展」という名称に決定をいたしました。只今チラシの撮影が終了しせっせと印刷中ですので、来週中にはご案内をお届け、そして詳細をご紹介予定でございます。もうしばらくお待ちくださいませ。
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2016 | 6_3 | Friday
北欧陶芸の書籍
ミッドセンチュリー期の、北欧の器の専門誌はありますかとよく聞かれますので、英語版ではありますが、ご存知の方も多いバイブル的な二冊をご紹介です。一番上のお写真で、二つに並んだ書籍の左側、Scandinavian Art Potteryと、そして右側、Scandinavian Ceramics & Glassです。二冊は2000年と2002年に出版をされており、今ではだいぶ情報が古くなってまいりましたが、バイヤー用のプライス価格や、製陶所の時代背景、作家略歴、そして作家別の作品写真やサインに至るまで、何ともてんこ盛りの内容にて、北欧陶芸が網羅されております。そもそもこの時代に、日本語での書籍は皆無でして、インターネットの情報もまだ儘ならず、本国スウェーデンやデンマークの言葉での書籍では、さっぱり理解もできませんので、唯一の英語での紹介がほんとうに有難く、飽くことなく何度も読み返していたと記憶しております。今となっては、ややハテナな情報もあったり、参考価格も未だ変わらずなお値段のもの、倍はおろか10倍になっているものもありますが、写真中心の編集ですので、兎に角眺めているだけで感覚的に理解できますので、ほんとうに楽しいものです。そもそも趣味性の高いニッチな分野の書籍ですから、編集者の意向も構成にかなり影響しておりまして、左側のScandinavian Art Potteryはデンマークの陶芸、特にサクスボーに入れ込んでいて図版が豊富であったり、右側のScandinavian Ceramics & Glassは、押し並べて網羅され、グラスに至るまで掲載されておりますが、フリーベリの図版が多く、私は随分これに影響を受けたものです。当時の編集者の情熱などヒシヒシと伝わってまいりまして、今読み返しても新しい発見が日々あるような内容豊富な書籍ですので、まだという方は、この奥深きミッドセンチュリー期の北欧陶芸の探訪に是非ご覧になってみてください。
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