2018 | 6_13 | Wednesday
Hans J. Wegner(ハンス ウェグナー) Bearchair. AP-Stolen
言わずと知れたHans.J.Wegner(ハンス ウェグナー)デザインのベアチェアです。随分と以前にも少しご紹介をいたしましたが、私が北欧デザインというものに、はじめて出会ったのがウェグナーの椅子でして、群馬県の水上にあります、天一美術館に訪れた際、谷と山を見渡す美しいロビーに置かれていた椅子の座り心地に感動をして、色々と調べてみると、それがウェグナーの椅子であったことがきっかけでした(現在、馬喰町の店舗に置いてある赤い椅子です)。それから興味はフィン・ユールへと移りましたが、訪れたお店で座ったこのベアチェアが最も座りやすく、椅子の中では最強であることを知ってから随分と時間が経ってしまいました。フィン・ユールの高騰により、結局今まで買えず仕舞いでしたが、このベアチェアが手元に来ることになって、とうとう念願叶った気がいたします。AP-Stolen社製は、現行品のものよりひと回り小さく、ちょうど日本人にも合うサイズ感が良いもので、どんな座り方をしても心地よい、まさに最高の座り心地を味わうことのできる逸品で、その懐の深さもまたウェグナーらしくもあります。ああ、いいもんだなぁと素直に思わせるウェグナーの椅子は、本当に素晴らしいの一言で、ウェグナーに始まり、ウェグナーに終わる家具の探訪も実に良いものでした。ママベア、ミニベアと並べるとと欲は尽きませんが、椅子はもうこれでいいと思えるこの上ない名品であります。
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