2024 | 8_31 | Saturday
ギャラリー北欧器の9月のOpen Day 訂正です
ご予約無しでご来店をいただける、ギャラリー北欧器のオープンデイ。9月は9月6日(金)と8日(日)の2日間で、どれも13時から17時の間を予定しております。(7日はザ・コンランショップ代官山店の展覧会会場でご案内しております)
また、11日(水)から18日(水)に「ギャラリー北欧器 15周年記念 蔵出し市」を開催いたします。そちらの期間もご来店のご予約が不要です。イベントの詳細は追ってお知らせいたしますので、今しばらくお待ちくださいませ。
ギャラリー北欧器 Openday
9月6日(金)13:00〜17:00
9月8日(日)13:00〜17:00
秋も少しずつ進んでまいりまして、ベルント・フリーベリとウィルヘルム・コーゲの新入荷作品を中心にご覧いただける展示にいたします。お気兼ねなくモダニズムの巨匠作品をお手に取ってご覧いただけますので、ぜひ、お気軽にご来店をいただければ幸いでございます。
9月のオープンデイも皆様のご来店をお待ち申し上げております。
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2024 | 8_27 | Tuesday
ブログ徒然なるままに「ニールンドのポッド」
最近の自身のブログを見ますと、忙しさに感けて業務連絡ばかりが目立っておりまして、もう少し昔の様に、器などについてつらつらと止めどなく書いてみようと、徒然なるままにのコーナーをブログで始めたいと思います。もうギャラリー北欧器を初めて15年ほど。初期の頃に色々とご説明して、皆さんご存じの事も多いかと思いますが、長い間に新しくご興味を持っていただいた方も多く、改めて、北欧の器について少し踏み込んで書いていきたいと思っております。不定期ではありますが、作品帖よりは早く更新できそうです。
一番初めはこのグナー・ニールンドの土瓶セットからです。ニールンドは、私が初めて出会った北欧の美術陶芸作品で、また一番最初に購入したのもニールンド。最近はあまり注目されていない様にも感じますが、私は思い入れのある好きな作家の一人でもあります。
このポッドセット。作品自体はすごい珍しいわけではありませんが、時々北欧食器を扱うお店などで比較的リーズナブルに販売されているもので、下にお湯を入れて温めながら、茶漉し付きの上の急須でお湯を継ぎ足しつつ、お茶を入れて楽しむという、機能的でありながら美術陶芸作品として楽しむために作られたものです。
ニールンドは元々が画家、彫刻家で、轆轤を回すことができませんが、自分の考えたデザイン画を職人たちに発注をして、型の成形係、釉薬係など担当による分業制でこれらの作品が作られていきました。裏面のサインも本人ではなく、サインを書く担当がいたのかもしれません。アート作品をプロダクトの様に量産するというシステムを北欧諸国で先駆けて作り出したニールンドは、先見の明があったと思います。
今ではこのポッドも目新しさはあまりありませんが、私が北欧陶芸に興味を持った20年以上前は、この東洋的かつ中東の風をも感じる、形の素晴らしさに惹かれて、どうしても手に入れたいと思っていた一つでした。北欧陶芸を紹介する書籍などで、ニールンド作品と言えば必ず入ってくるほど有名なポッドでしたので、日本で色々探してみると、まだまだ高額で到底私のお財布では手に入れることができないものでした。今はもうありませんが、デンマークにSimplymodernという陶芸専門のお店があり、2000年代からウェブによる北欧陶芸作品の販売をいち早く行っておりました。場所はデンマークですが、スウェーデンのウィルヘルム・コーゲからベルント・フリーベリ、そしてこのグナー・ニールンド、またデンマークのアクセル・サルトなど、ほとんどの巨匠作家を網羅した北欧陶芸の殿堂的なお店で、私も初めて海外から購入したのもこのお店でした。まだ私がコレクター時代だったでしょうか、日本のお店で、一つ、ニールンドの舟形のボウルを購入して、その素晴らしさに感動し、ウェブで検索しつつ、Simplymodernを探し当てて、ホームページに掲載されている写真を眺めるのが楽しくて、毎日飽くまで見ておりました。そこに燦然と輝いていたのが、このニールンドのポットセットだったのです。何としても欲しいがまだショッピングカートなど海外のサイトにはない時代。何とかコンタクトを取り、今では絶対に御法度の、クレジットカード番号とセキュリティ番号を相手に伝えて、向こうで番号を打ってカードを切ってもらうという荒技で、数多くの作品を購入しておりました。そんなご主人のとても信頼できる人柄にも感謝でした(お店は閉じてもまだ生きておられると思いますが)。今でも付き合いのあるディーラーたちは、2000年代初めから、この方法で購入していたお店ばかりで、皆、信頼のおける方々ばかりです。(万が一の際には返品に応じてもらえる店は信頼できますので)陶芸好きは世界中で皆紳士的だなぁと感じた時代でもありました。
そうして手に入れたニールンドのポッドは、私のお気に入りの一つでして、ウェブギャラリーのニールンドのページにもギャラリーを始めた当初より載せておりまして、何ともご満悦な解説が添えられております。一度、お客様の元へと旅立ちましたが、最近長旅から戻ってきたこのポッドセット。他のお店の同手の作品よりお値段はかなり高めの値付けですが、何とも懐かしさと可愛らしさが混在しておりまして、私には本当に特別な、ギャラリー北欧器を代表する作品の一つと言っても過言ではないポッドと思っております。
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2024 | 8_24 | Saturday
ザ・コンランショップ代官山 TEA BAR 聴景居
毎日お暑うございます。残暑お見舞い申しげます。当店では夏季休業もいただいておりましたが、本日よりまた営業を始めております。
ザ・コンランショップ代官山店にて開催しております、「Elements of china ―中国からの風―」。昨日は書家の華雪さんの公開制作やトークイベントがございまして、大変に盛況だったとのこと。私は参加できず恐縮でございました。展覧会も折り返し地点でございまして、9月8日(日)までの会期中にぜひ、ご高覧をいただければ幸いでございます。私は8月31日(土)と9月7日(土)の13時から18時ごろまで、ザ・コンランショップ代官山店の展覧会の店頭にてご案内をさせていただく予定でございます。
さて、コンランショップ代官山店は品物のセレクトから、店内まで、アジアをテーマにした特別な店舗になっておりますが、地下の展覧会会場のギャラリー隣にあるのが、TEA BAR 聴景居です。静かにお茶を楽しめる空間でして、その佇まいに私も思わず吸い込まれる様に訪れてしまいました。少しご紹介をさせていただきます。
コースがいくつか用意されており、お茶とお菓子、かき氷やお茶粥まで楽しめます。お茶は玉露から、紅茶まで、様々な種類から選ぶことができます。TEA BARということもあって、お茶から作ったお酒も飲めることのこと。目の前で入れてくれる煎茶の所作はとても美しいものです。お湯を沸かす音と所作の音のみが店内に響き渡ります。
茶粥とお菓子。お茶粥を食べていると、疲れがすうぅーっと消えていくような黒茶の香りがとても良いものです。スパイスで楽しむお茶はその場ですり潰して、炙り、香り高いものを出してくれるそうです。残暑厳しい折、とても洗練された静かな空間でぜひ、皆様もお茶を楽しんで涼んでくださいませ。
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Elements of china ―中国からの風―
開催期間:8 月 15 日(木)-9 月 8 日(日) *水曜定休
開催場所:ザ・コンランショップ代官山店
協力:on the shore・ギャラリ-北欧器・灯屋・Muni Carpets・書家 華雪
キュレ-ション:南雲 浩二郎
@ontheshore_tokyo
@gallery_hokuouki
@akariya_antiques
@kasetsu_sho
@nagumo1964
@nagumokojiro
@muni_carpets
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店舗情報:
東京都渋谷区猿楽町 18-8 ヒルサイドテラス F 棟 B1F
Phone:03-6703-6700
Email:daikanyama@conranshop.jp
Instagram:@theconranshop.daikanyama
営業時間:11:00~18:00 / 金・土 11:00~19:00
定休日:水曜日
最寄駅:
東急東横線 代官山駅より徒歩 3 分
東急東横線・地下鉄日比谷線 中目黒駅より徒歩 7 分
JR 山手線・JR 埼京線・地下鉄日比谷線 恵比寿駅より徒歩 10 分
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2024 | 8_16 | Friday
Elements of china ―中国からの風―が始まりました
毎日お暑うございます。地震に度重なる台風など、毎年自然に畏怖することが本当に多くなってまいりました。残暑お見舞い申しげます。
さて昨日8月15日(木)からザ・コンランショップ代官山店にて「Elements of china ―中国からの風―」が始まりました。初日、店頭に立たせてもらいましたが、南雲 浩二郎さんがセレクトされた店内には、まさに驚きの景色が広がっておりました。少し会場の風景をご紹介いたします。
中国の古い家具たちに、唐物と呼ばれる日本の花籠、そして中国段通、現代書家の華雪さんの作品が見事に調和しております。ここにスウェーデンのフリーベリが並んでも不思議とピッタリとおさまっておりました。
一番奥には華雪さんの作品が3点並びますが、全て「気」の文字の原型だそうです。空気や気の流れを感じられるもので、まるで流れ動いてどこまでも続いている様にも感じます。
花籠の美しさも秀逸です。そして奥が深い。名工の技術の極みでして、完璧かつ繊細な編みをあえて外してランダムに編み上げる技術はまさに芸術作品です。シャルロット・ペリアンに招かれフランスへ渡った横田峰斎の作品は、特にモダンかつオブジェ的な様相が素晴らしいものです。
私が一番に目を引いたのはやはり中国家具や段通たちです。家具は明の時代のデザインを踏襲し、清王朝から中華民国時代まで作られたそうですが、華美な装飾はなく、極めてシンプルでモダンな作りなのです。ウェグナーのYチェアなどにも影響を与えたフォルムは、思わず撫で回したくなるほど美しい曲線を描いております。また木目の美しさや古いものにしか出せない深みのある表情、佇まいも気品があります。フリーベリをのせるとまさかの相性が抜群で、より洗練されたフォルムが強調されるようです。家具たちは素朴でありながら高貴な雰囲気を纏っており、まるでデザインや家具の原点の様な美しい形や構造に心が打たれます。かつお値段も比較的リーズナブルで、ずっと見ていると思わず欲しくなってしまいます。
8月23日(金)にはトークイベントと、書家 華雪さんの公開制作があります。私は都合で参加できず恐縮ですが、イベントはご予約不要で、入退出も自由ですので、 この機会にぜひご来場をいただければ幸いでございます。
《トーク・公開制作 イベント》
8月23日(金) 17時半開場/18時開始 *予約不要
登壇者:on the shore 谷氏・灯屋 新治氏・書家 華雪氏
聞き手:南雲 浩二郎
私は17日(土)にもザ・コンランショップ代官山店の展覧会の店頭にてご案内をさせていただく予定でございます。ぜひご高覧をいただければ幸いでございます。
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Elements of china ―中国からの風―
開催期間:8 月 15 日(木)-9 月 8 日(日) *水曜定休
開催場所:ザ・コンランショップ代官山店
協力:on the shore・ギャラリ-北欧器・灯屋・Muni Carpets・書家 華雪
キュレ-ション:南雲 浩二郎
@ontheshore_tokyo
@gallery_hokuouki
@akariya_antiques
@kasetsu_sho
@nagumo1964
@nagumokojiro
@muni_carpets
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店舗情報:
東京都渋谷区猿楽町 18-8 ヒルサイドテラス F 棟 B1F
Phone:03-6703-6700
Email:daikanyama@conranshop.jp
Instagram:@theconranshop.daikanyama
営業時間:11:00~18:00 / 金・土 11:00~19:00
定休日:水曜日
最寄駅:
東急東横線 代官山駅より徒歩 3 分
東急東横線・地下鉄日比谷線 中目黒駅より徒歩 7 分
JR 山手線・JR 埼京線・地下鉄日比谷線 恵比寿駅より徒歩 10 分
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2024 | 8_5 | Monday
夏季休業のお知らせ
毎日本当にお暑うございます。8月のオープンデイも皆様にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。今年の夏の体に堪える暑さの中、わざわざお店までお越しいただきまして、大変に恐縮でございました。心より御礼を申し上げております。また来月もオープンデイを開催予定でございます。引き続きまして、どうぞよろしくお願い申し上げます。
8月でございますが、来週8月15日(木)からザ・コンランショップ代官山店にて開催される企画展覧会、「Elements of china ―中国からの風―」の準備、出展及び、夏季休業のため、8月9日(金)から23日(金)まで馬喰町の店舗はお休みとさせていただきます。15日(木)の初日と17日(土)にはザ・コンランショップ代官山店の展覧会の店頭にてご案内をさせていただく予定でございます。今までにないコラボレーションの展示となりますので、ぜひご高覧を賜りましたら幸いでございます。
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