2024 | 10_15 | Tuesday
「TRAILBLAZER|The Masterpieces of Woman Designers」は無事に終了いたしました
昨日までの4日間、北軽井沢のLaboratoryy|Fern|Barnにて開催されておりました、「TRAILBLAZER|The Masterpieces of Woman Designers」は無事に終了をいたしました。こんな素敵な取り合わせは二度と見ることができないであろう、黒田美津子さん@mitsulab率いる、LaboratoryyとCASA DE さんがディレクションをした展覧会の様子を少しご紹介させていただきます。
私も13日は会場でご案内する予定で、早朝に東京を出ましたが、行楽シーズンの軽井沢までの道中はすごい車と人々。渋滞による遅延で、13時過ぎにようやく到着です。打って変わって北軽井沢の裏通りは静かな雰囲気で、どこか異世界に迷い込んだ様。鳥の鳴き声と風のせせらぎに心癒されます。
森を進んでいきますと、Laboratoryy|Fern|Barnが現れます。午前中が最も混雑されていた様ですが、午後もお客様はひっきりなしにご来場されておりました。黒田さんのスタイリングは本当に勉強になります。何気に置かれている小物が実は計算されており、光と影の陰影の位置まで抜かりありません。随所に見られるWästberg(ヴァストベリ)社の照明はどれもデザインが素敵です。目玉はCharlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)のサイドテーブルとドロワーのついた大型のソファ、上に乗ったクッションまでもが美しいです。
玄関の窓際から、リビングの様子です。リビングにはGae Aulenti(ガエ・アウレンティ)のテーブルが置かれ、Ingegerd Råman(インゲヤード・ローマン)のグラスの蝋燭立てやFriedl Kjellberg(フリードル・ツェルベリ)のお碗が取り合わせてありました。ガエ・アウレンティのテーブルは大理石とステンレスの組み合わせがとても気品があります。天板は本物の大理石なので、すごい重いらしいですけど。奥には子供部屋に見立てたスペースがあり、手前のデスクはLina Bo Bardi(リナ・ボバルディ)のキッズデスク、上にはWästberg(ヴァストベリ)社のランプ照明が。これもまた素敵なデザインです。
リビング横のキッチンにふと目をやりますと、黒田さんの私物たちが並んでいます。丁寧に並べられた食器たちにも興味津々です。私が以前にお願いしたデルフトのお碗も並べていただいております。
暖炉の前には、今回初お目見えのAoi Huber Kono(葵・フーバー・河野)デザインの山形段通さんの絨毯が。当時のデザイン画が残っており、今回、幻の作品を限定で復刻したとのこと。希少なCharlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)のオリジナルのペリアンチェアたちが並びます。奥の棚には、Aino Aalto(アイノ・アアルト)のグラスや、Rut Bryk(ルート・ブリュック)などが飾られておりました。
テラスにはNanna Ditzel(ナナ・ディッツェル)とBodil Kjær(ボーディル・ケア)の屋外で使用できるテーブルとチェアが並びます。庭の奥のGreen Houseには日替わりカフェが出店しておりました。ご来場の皆様は喫茶を長い時間、楽しまれておりました。
私は今まで作品を売ることに勤めて来ましたが、今回の黒田さんの展示、そして前回の南雲さんの展示もそうですが、最近は、人生とはスタイリングなのだと、ぼんやりとわかって来たような気がいたします。。。この様な素敵な空間と場所で開かれた、特別な展覧会に呼んでいただいて、本当に光栄でございました。たくさんの皆様にもギャラリー北欧器の陶芸やガラス作品をご案内できました事も、有難い限りでございました。またいつでも馳せ参じたいと思っております。
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