2024 | 10_20 | Sunday
- The Peacock Room - 於 faro WORKPLACE
昨日は遅い夏日でしたが、一時よりは随分と過ごしやすくなってまいりました。如何お過ごしでございましょうか。
さて、ギャラリー北欧器は11月1日(金)より、中目黒のコンテンポラリーアートのギャラリー、faro WORKPLACEさんで開催される企画展「- The Peacock Room - 手塚愛子/ベルント・フリーベリ/井上揚平(鎌倉緑青)」に参加をさせていただきます。手塚愛子さんは織物や西陣織で作品を制作する作家さんで、今回展示の孔雀の糸が解かれた作品に共鳴するように、様々な色のベルント・フリーベリ作品、そしてそこには鎌倉緑青の井上さんの花が生けられて、ギャラリー空間を構成する予定です。ベルント・フリーベリは大きな花器作品から、ミニチュア作品までを取り揃える予定でございまして、鎌倉緑青さんが大小のフリーベリ作品にどんな花をいけられるのか、またどんな会場空間になるのか、私は今から楽しみで心弾ませております。1ヶ月程の長い期間の展示となりますので、この機会にぜひ、ご来場をいただきまして、ご高覧をいただければ幸いでございます。
- The Peacock Room - 手塚愛子/ベルント・フリーベリ/井上揚平(鎌倉緑青)
ドイツと日本を往来しながら制作を続ける手塚愛子の、孔雀の絵柄が織り込まれた織物が解かれた作品からイメージを広げ、東洋の陶磁器に影響を受けたベルント・フリーベリの器に、西洋技術を学んだ後に日本の山野草を扱うフローリストとして活動する井上揚平が花を挿す、「The Peacock Room」展を開催致します。
展覧会タイトルの由縁となる実在の「The Peacock Room」は、1877年にロンドンの海運王の依頼で設計され、ジェームズ・マクニール・ホイッスラーによって改装されたダイニングルームです。この部屋は、着物姿の女性の肖像画や孔雀の絵が壁面を飾り、当時の東洋趣味を反映してつくられました。さまざまなドラマを経て、現在はワシントンD.C.のスミソニアン協会・フリーア美術館に移築展示され、多くの来訪者が訪れています。
また、部屋の名前にもなったPeacock(孔雀)は、東南アジアからアフリカに生息し、東洋では幸運や繁栄を象徴する神聖な生き物として愛されてきました。西洋でも古代から女神の使いや虚栄心の象徴として描かれ、キリスト教の図像にも登場します。孔雀の美しさは異なる文化間で象徴として表現され、多様な解釈を生み出してきました。それにより、他国への尊重が促され相互理解も深まってきたと言えるでしょう。
文化や技術の出会い、交流を通じた対話から生まれる調和。faroWORKPLACEバージョンの思索を深める小さな空間「The Peacock Room」にぜひお越しください。
※会員制のFARO中目黒館内にも手塚愛子、ウィルヘルム・コーゲ作品を特別展示いたします。
観覧ご希望の方は事前にメールにてご連絡下さい。スタッフがご案内いたします。
作家名:手塚愛子、ベルント・フリーベリ、井上揚平
展覧会名:The Peacock Room
会 期:11月1日(金)- 12月7日(土)
会 場:faro WORKPLACE
目黒区青葉台3-15-17 faro中目黒1f
11時-19時 (入場無料・休廊:日/月曜)
03-6403-5636 contact@faroworkplace.art
協力:AIKO TEZUKA STUDIO ギャラリー北欧器 鎌倉緑青
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