2024 | 11_22 | Friday
Isshin Tanisaki 「Creation of Image」
先週になりますが、代官山にあります、LURF GALLERYさんで11月15日から開催しております、Isshin Tanisaki「Creation of Image」のオープニングレセプションにお邪魔をしてまいりました。お客様からご縁をいただきまして、こんな素敵なレセプションにお誘いいただき、本当に感謝を申し上げます。 LURF GALLERYさんの一階は、北欧好きにはたまらない、希少な北欧ビンテージ家具を使用したカフェになっておりまして、そちらで至福の時間を過ごさせていただきました。展覧会の様子を少しご紹介をさせていただきます。
2階のギャラリーには谷崎一心さんの最新作で、大きな作品たちが並びます。渦を重ねた技法の作品で、一見静かな作品に見えますが、近くで見ると、うねる力強い渦の組み合わせで構成されています。マチエールの凹凸や色の表情が複雑に入り乱れていますが、遠目に見るとモネの作品の様に静かで穏やかな佇まいをしております。なぜ、この淡い様々な色味がじわりじわりと絵の中から湧き出てくるのか、思わず絵の中に引き込まれそうになります。
一階のGallery Cafeにも作品が並んでおります。コーア・クリントやカイ・シムヘイの家具とポール・ヘニングセンの照明たちに囲まれて作品が展示されておりますが、空間全体で調和が取れており、まさに圧巻の景色です。照明を落として蝋燭の光と共に暗闇に浮かび上がる作品もこの上ない美しさがあります。
カフェ全てが美術館の様です。モーエンス・コッホの棚が当たり前の様に大量に並んでおり、こんなにあるものなんだと錯覚に陥りますが、隅から隅まで全てオリジナルの希少なビンテージ家具で、まさにあり得ない光景です。アクセル・サルトの作品も並び、大きな作品には花が生けられておりました。前代未聞の名作家具に座りながら、カフェメニューをいただけるという最高の贅沢空間があります。
LURF GALLERYさんでの展覧会、Isshin Tanisaki「Creation of Image」は12月16日(月)までの開催です。作品の美しさとカフェの素晴らしさは、絶対に体験をしないとわからない未知との遭遇で、私はカルチャーショックに近い衝撃を受けました。二度目の来訪で、カフェの隣の見ず知らずの人から、何て素晴らしい絵なのでしょう、作家さんのことご存知ですか?と話しかけられた程ですので、誰もがそう感じると思います。展覧会の会期中にぜひ会場に足を運んでみてくださいませ。
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