2025 | 7_14 | Monday
「ピクチャレスク陶芸」展 パナソニック汐留美術館(7月16日 お写真追加修正しました)
パナソニック汐留美術館におきまして、7月12日(土)から開催中の「ピクチャレスク陶芸 アートを楽しむやきもの―「民藝」から現代まで」展に伺ってまいりました。(パナソニック汐留美術館さんより展示風景のお写真を貸し出していただきまして追って掲載いたします。サルト作品の名品とリトグラフがこんな感じで展示されております)
ピクチャレスクとは絵画的な、絵画の様に美しいという言葉で、18世紀のイギリスでは庭園や景観の美しさに用いたのですが、これがだんだんと建築や造形に対して用いられる言葉になったそうで、新時代の美意識を表現する言葉へと移り変わって行きました。展覧会ではピカソ、富本憲吉や北大路魯山人、バーナード・リーチから河井寛次郎や濱田庄司をはじめ、ルーシー・リーやハンス・コパーまで、造形によってその後の世界が変わってしまった、重要作品や作家たちが古今東西並びまして、近現代の陶芸を俯瞰で見ることができる、陶芸好きにとってはとても素晴らしい展覧会となっておりました。特に私が感慨深いのは、アクセル・サルトの巨大な作品を含む、まさにトップピースの名品たちが数多く展示されておりまして、その存在感は他の名品に引けを取らないほど素晴らしいものです。サルトを初めて見る方も少なくないそうで、新しい発見に皆様、一様に驚かれているそうです。この機会にぜひ、サルト作品を含む、近現代陶芸の名品たちを直近で感じていただければと思っております。9月15日(月)までの会期となっておりますので、夏の間に是非、訪れてみてくださいませ。パナソニック汐留美術館は土日はチケットが予約制との事ですのでお気をつけてください。
展示風景 撮影:Yukie Mikawa 写真提供:パナソニック汐留美術館
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