ギャラリー北欧器:Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ) Axel Salto (アクセル・サルト)


2025 | 9_22 | Monday


「ギャラリー北欧器 蔵出し市 2025秋」出展作品のご案内  その2


ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

いよいよ明後日の9月24日(水)から始まります「ギャラリー北欧器 蔵出し市」連日準備しておりますが、まだまだ品物が出てくるので、もう収集がつきません。お値下げ特別価格のものだけで店内いっぱいになりそうですので、もし30%OFFの北欧のモダニズム作品をご希望でしたら、お声がけください。仕舞っておりますので、随時お出しする様にいたします。またプライスも色々と値引率がありややこしくなりましたので、特別価格のお品物は、ズバリお値下げ後の価格を赤文字で貼り付けております。定価の黒文字のシールの作品たちは全て30%OFFのお品物です。

 

また本日追加のお写真です。骨董品類が比較的ありました。室町時代の宝塔といった景色良い仏教美術もまだございます。上のお写真のお品物は全て数千円から33000円以下でお出しいたします。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

古伊万里などのお皿類です。江戸時代から明治の出来ですが、筆も美しく、日々使ってお楽しみいただけます。小皿から、かなり大ぶりな大鉢まであります。お値段はどれも1100円から5500円までです。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

古染付皿と清の粉彩カップアンドソーサーです。6枚ある古染付のお皿は状態によって一枚8800円と11000円、大きな古染付のお皿は出来がとてもよろしく55000円、カップアンドソーサは33000円でお出しします。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

漆塗りの素晴らしい額におさめられた奈良絵です。絵の周りには着物の裂地が使われています。絵よりも額がとにかくすごいですが、確か石川の輪島塗大雅堂製だったような気がします。こちらは 33000円です。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

力強い文字が美しい魚養経です。天平の風を少しでも感じてください。半値でお出ししております。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

江戸中期の絵師、石田幽汀の掛け軸です。軸のサイズが小ぶりでマンションのキャビネットの上でも飾れるのが良いです。98000円です。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

江戸後期の絵師、原派の祖の原在中の南画風の絵です。こちらもマンションサイズな小ぶりの軸が飾りやすいです。66000円です。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

現代作家の作品も少しお出しします。古い紙などをコラージュした作品たち。どれも完成度は高く、ちょっとした壁に飾るにはとても美しい作品たちです。一点11000円です。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

横にかなり長い作品ですが、薄らと水墨画で松が描かれた現代作家作品です。55000円です。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

割れてしまったフリーベリを再構成して作られた現代作家の作品たちです。それぞれ33000円です。証明書はありますが、箱は付属いたしません。

 

昨日、お伝え忘れておりましたが、カールハリー・スタルハンの一部とコーゲの古いファイアンス作品も半値となります。いよいよ明後日よりスタートいたします。掘り出し物を探しにぜひご高覧をいただければ幸いでございます。

 

 

「ギャラリー北欧器 蔵出し市 2025秋」

期間:2025年 9月24日(水)〜10月1日(水)

時間:11時〜18時(期間中無休)ご来店の予約不要です。

会場:ギャラリー北欧器 〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-4-1 Bakurocactus3F 

最寄駅:JR総武線 「馬喰町駅」出口6 JR総武線快速 「浅草橋駅」西口1より徒歩3分

都営浅草線「浅草橋駅」より徒歩7分 都営新宿線「馬喰横山駅」より徒歩9分

日比谷線「小伝馬町駅」より徒歩10分

隣は古い建物の吉田薬局さんで、 緑色のビル3階です。

エレベーターがございませんので、 恐れ入りますが階段をお上りください。

電 話 :03 5460 6036  

メール:mail@hokuouki.com

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2025 | 9_21 | Sunday


「ギャラリー北欧器 蔵出し市 2025秋」出展作品のご案内


ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

今週の9月24日(水)から始まります「ギャラリー北欧器 蔵出し市」。ただいま当日まで、お品物の準備を進めておりますが、一部出展作品をご紹介させていただきます。基本的には店内の作品は、ヴィルヘルム・コーゲ、ベルント・フリーベリなどの巨匠作品含めまして、全て定価のプライスより30%引きでのご紹介となりますが、こちらではそれ以上の特別価格の作品たちを中心にご紹介いたします。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

一見するときれいなベルント・フリーベリ作品たちですが、ごく僅かな欠けがあったり、直しがあったりする作品は、全て定価の6割引以上での販売です。赤札の値下げ後のプライスシールが貼られております。中央の大きな赤茶の壺は、高台脇に小さな欠けがありますが、制作時にできたかどうかやや判然としません。この大きさで同様の傷があっても現在の北欧ではかなりの高額になりますが、今回は150,000円(税込)で販売いたしますので、フリーベリ作品をお考えの方にはおすすめです。一番左の青い卵花器は、大直しですので22000円(税込)です。全て箱は付属致しません。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

このテーブルのフリーベリ作品たち。特に問題の無い良い作品もありますが、多作のフリーベリ作品の中では、やや緩い手というものが確実に存在しております。特に70年代は重い心臓病を患い、作陶が思うようにいかなかった為、大変な時期かとも推測されますが、フォルムに尖りがなくなってしまいます。コレクターの厳しい目からは外れてしまうことが多い作品たちですが、一つ一つはフリーベリ作品の美しさをご存分に味わってもらえる作品たちばかりです。まず一つフリーベリ作品を持っていただきたいという思いもありまして、全て定価の半額にて販売いたします。定価表示の赤いプライスが貼られております。箱は付属致しません。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

今回の目玉になるのか分かりませんが、ヴィルヘルム・コーゲとベルント・フリーベリの割れてしまった陶片も販売いたします。どれも割れていなければ一級品の美しさを誇ります。釉のかかり方、胎土の様子などよく分かりますので、学術的、または陶芸研究には重要になるかと思います。大きさによりますが、小さいカケは1100円、中ぐらいは3300円、大きなものは11000円です。

 

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書籍たちです。美術や工芸の本、雑誌、洋書の写真集が中心ですので、色々と掘り出してみてください。数点、希少な北欧物があり、アクセル・サルトの本が、11000円、グスタフスベリの発行した雑誌PORSLINは5500円です。配布用に残した僅かな作品帖も330円で販売いたします。写真集は2000年代にデザイン事務所の書庫にあった様なものがほとんどです。大体雑誌は110円から330円(カーサブルータス、目の眼などです)、洋書写真集は1100円から11000円の間、工芸青花は5500円ですので、市場の半値ぐらいで販売しております。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

お写真のグナー・ニールンド作品は半額になります。その他、スヴェン・ヴァイスフェルト全品とスウェーデン陶芸作品たち(スティグ・リンドベリ除く)、デンマーク陶芸作品たち(サクスボー除く)、フィンランド陶芸作品も半額です。箱は付属致しません。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

ひょこり出てきたアクセル・サルトのリトグラフ(額装済み)は88000円です。その他サルトの紙もの在庫作品2点、リトグラフとエッチングは半値にて販売いたします。全て額装済みです。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

ジョージ・ネルソンのビンテージの時計です。ムーブメントは新しいもので使っていたのですが、電池交換時に針の部分からがっぽり落ちてしまい、それ以後動かなくなってしまいました。ご自身でムーブメント交換されたり、修理に出せばもちろん動くと思います。ビンテージにしか出せない味のある表情は素晴らしいものです。動かない時計ですので、55000円で販売いたします。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

日本の近代巨匠作品たち。魯山人から加藤唐九郎まで、一生持っても良いと思う作品を譲ってもらっておりますが、随分と少なくなってしまいました。ギャラリー北欧器の裏の人気商品です。元値は良いお値段ですが、全て定価の半額で販売いたします。共箱ありです。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

このお写真のスウェーデンとデンマーク作品は全て11000円です。大きいのもありますが、オブジェとして棚に飾ってお楽しみください。全て箱は付属致しません。

 

ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

こんなバザー品もあります。20数年前のバカラのグラスやフランス製の灰皿、ミッシャ展で販売したであろうお皿など数千円で販売します。

 

出品作品全てご紹介しきれませんが、その他、掛け軸、書画、骨董作品や古伊万里などをワンプライスで、現代作家作品は、1〜3万円にてご紹介いたします。明日にでもその辺のお写真をアップ致します。基本的に店内に出ているものは全て30%OFF以上のお値引き価格ですので、お値段や詳細などお気軽にお問い合わせくださいませ。年に一度の感謝祭です。掘り出し物を探しにぜひご高覧をいただければ幸いでございます。

 

 

「ギャラリー北欧器 蔵出し市 2025秋」

期間:2025年 9月24日(水)〜10月1日(水)

時間:11時〜18時(期間中無休)ご来店の予約不要です。

会場:ギャラリー北欧器 〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-4-1 Bakurocactus3F 

最寄駅:JR総武線 「馬喰町駅」出口6 JR総武線快速 「浅草橋駅」西口1より徒歩3分

都営浅草線「浅草橋駅」より徒歩7分 都営新宿線「馬喰横山駅」より徒歩9分

日比谷線「小伝馬町駅」より徒歩10分

隣は古い建物の吉田薬局さんで、 緑色のビル3階です。

エレベーターがございませんので、 恐れ入りますが階段をお上りください。

電 話 :03 5460 6036  

メール:mail@hokuouki.com

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2025 | 9_17 | Wednesday


「難波田 龍起」展 東京オペラシティ アートギャラリー


「難波田龍起」展 東京オペラシティアートギャラリー

 

私の最も敬愛する物故画家、「難波田龍起」展が東京オペラシティアートギャラリーで開催されており、伺ってまいりました。展覧会は7月から始まっており、まだ大丈夫と思っておりましたら、もうじき会期も終わりに近づいてまいりまして、いそいそとようやく伺えた次第です。難波田龍起は、詩に関心を持つ青年として高村光太郎と出会い、その薫陶を受ける中で画家を志しました。戦前から画業を初めておりましたが、アカデミックな教育は受けておらず、独学の作家です。戦後には抽象作品を描くようになり、様々な切り口で、日本の空気感を描き出しており、国内における抽象絵画の一つの頂点として高い評価のある作家です。今回は生誕120周年を記念して開かれた展覧会でして、会場は写真撮影可能でしたので、少しご紹介をさせていただきます。

 

「難波田龍起」展 東京オペラシティアートギャラリー「難波田龍起」展 東京オペラシティアートギャラリー

 

初期の作品たちから晩年に至るまで、難波田龍起の一生を俯瞰で見ることができる、ファンにはたまらない内容でした。上のお写真は初期の頃の作品です。風景画や人物画が多いですが、中にはカンデンスキーなどに影響を受けた作品がすでに現れております。しかしどことなく、日本の風が吹いているので日本画の様にも感じてしまいます。

 

「難波田龍起」展 東京オペラシティアートギャラリー「難波田龍起」展 東京オペラシティアートギャラリー「難波田龍起」展 東京オペラシティアートギャラリー「難波田龍起」展 東京オペラシティアートギャラリー「難波田龍起」展 東京オペラシティアートギャラリー

 

上のお写真から順に、難波田作品らしさに変わっていく変遷が一目瞭然です。高村光太郎に薫陶を受けたこともあり、抽象絵画が極めて詩的で、耳をすますと微かに音楽まで聞こえてきそうな絵が多いのが魅力です。うまく言い表せないのですが、日本の湿潤な自然や風景の空気感を切り取り、その空気感をかなり高次元で自ら昇華して、抽象化して表現している様な感じがするのです。最後の2枚は絵の具を打ち掛けて作られた大作で、難波田作品の最高傑作の一つです。

 

 

晩年には作品としての完成度が高まってきた様に感じます。荘厳な佇まいの作品が多く、会場でも圧倒されます。難波田作品は、全てが穏やかで、静かなメロディーが流れている作品がほとんどですが、この後の展示に息子さんを事故で亡くされた際に描いた絵が2点あり、流石にそれらは、苦悶の絵の様に感じてしまいまして、見ていて心打ちひしがれました。

 

 

うちにあります難波田作品も追加のおまけで載せてしまいます。小さな油彩と、アクリル画ですが、これでも心静まります。難波田作品は、北欧の陶芸とも相性が良く、特にフリーベリの淡い色味の花器などと並べると、静かで洗練された空間になります。来週から始まります「ギャラリー北欧器 蔵出し市 2025」で店頭へお越しいただいた際にでも、ぜひご覧になってくださいませ。「難波田龍起」展は東京オペラシティアートギャラリーにて10月2日(木)まで開催されております。前回は四半世紀前に開催とのことで、次はいつになるやらですので、この機会にぜひお立ち寄りくださいませ。

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2025 | 9_9 | Tuesday


「ギャラリー北欧器 蔵出し市 2025秋」開催のご案内


ギャラリー北欧器 蔵出し市2025秋

 

昨年の9月に開催をいたしました、「ギャラリー北欧器 蔵出し市」は今年もゆるりと開催いたします。

 

9月24日(水)〜10月1日(水)までの1週間、 北欧やモダニズム、日本の巨匠作品から、北欧食器、骨董品など、店内に並べております全ての作品を、30%OFF〜の特別お値引き価格にてご案内致します。直しや欠け、はたまた割れた陶片のフリーベリ、コーゲ作品やデザイン・美術書籍や雑誌、洋書写真集やビンテージのネルソンの時計(ムーブ要交換)まで、何でもありの破格値でのご奉仕品も多数ご用意する予定でございます。ただ今、色々品出ししておりますが、物持ちの良さは天下一品。特に古書がすごいことになっておりまして、今回もてんこ盛りの店内となりそうでございます。近くになりましたら、出品作品や特別価格の品々のご紹介など詳細をご案内させていただきますので、もうしばらくお待ちくださいませ。蔵出し市は店頭でのご案内が中心ですが、オンラインショップに掲載作品も期間中は特別価格にお値下げいたしますので、 この機会にぜひ、掘り出し物を探しにご高覧を賜りましたら幸いでございます。

 

「ギャラリー北欧器 蔵出し市 2025秋」

期間:2025年 9月24日(水)〜10月1日(水)

時間:11時〜18時(期間中無休)ご来店の予約不要です。

会場:ギャラリー北欧器 〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-4-1 Bakurocactus3F 

最寄駅:JR総武線 「馬喰町駅」出口6 JR総武線快速 「浅草橋駅」西口1より徒歩3分

都営浅草線「浅草橋駅」より徒歩7分 都営新宿線「馬喰横山駅」より徒歩9分

日比谷線「小伝馬町駅」より徒歩10分

隣は古い建物の吉田薬局さんで、 緑色のビル3階です。

エレベーターがございませんので、 恐れ入りますが階段をお上りください。

電 話 :03 5460 6036  

メール:mail@hokuouki.com

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2025 | 9_8 | Monday


「コーゲとフリーベリ 芸術と詩的抽象 ― グスタフスベリにおける師弟の造形的対話」は無事に終了いたしました


「コーゲとフリーベリ 芸術と詩的抽象 ― グスタフスベリにおける師弟の造形的対話」於 STILL LIFE

 

名古屋のSTILL LIFEさんにおきまして、開催をしておりました展覧会、「コーゲとフリーベリ 芸術と詩的抽象 ― グスタフスベリにおける師弟の造形的対話」は無事に終了いたしました。一ヶ月以上のロングランでございましたが、初日のトークイベントを初め、連日、本当に多くの皆様にお越しをいただきまして、感謝感激でございました。皆様方には改めまして、心より感謝と御礼を申し上げております。ギャラリー北欧器では関東を飛び出し、遠い名古屋の地で、展覧会を開催するのは創業以来、初めての試みでしたが、STILL LIFEさんの作品たちへの敬意はもちろん、コーゲ、フリーベリの作家研究や、作品たちを静物画の様な切り口で撮影いただいたお写真など、美術館で展示いただいている様な、今までにない特別な展覧会となりました。特に代表の中村さんのコーゲとフリーベリの掘り下げた研究が凄まじく、関連書籍ほとんどの翻訳から、周辺背景の北欧デザイン、日本や民藝の関連性に至るまで、毎回ギャラリーに伺うと内容の濃いお話をさせていただき、新しい発見がザクザクと掘り起こされてまいりました。今後もこの資料は北欧モダニズムの陶芸において、一級の資料となって参るかと思います。また併設のカフェでも、伺った際には私が滞りなく滞在できまして、まさに至れり尽くせりの時間を過ごさせてもらいました。STILL LIFEさんの皆様には、この様な素敵な空間をご提供いただきまして、特別な展覧会を開催していただいた事に、心より感謝と御礼を申し上げます。またこの名古屋の地で、皆々様にはお目にかかれれば幸いでございます。

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2025 | 9_2 | Turesday


ギャラリー北欧器のGalleryにてStig Lindberg(スティグ・リンドベリ)を開設いたしました


Stig Lindberg(スティグ・リンドベリ)


9月に入りましてもまだまだ残暑厳しき折、皆様いかがお過ごしでございましょうか。  

 

さてこの度、ギャラリー北欧器のGalleryにて、Stig Lindberg(スティグ・リンドベリ)のページを新たに開設することとなりました。

ギャラリー北欧器では開業当初よりベルント・フリーベリ、ヴィルヘルム・コーゲを中心に、

作品をご紹介をしてまいりましたが、残る最後の巨匠でもあるリンドベリを、 今回、満を持してご紹介でございます。

 

リンドベリは北欧好きならどなたもご存知のビックネームでございまして、

その功績は、言わずもがなでございますが、 世界中、多くの北欧のお店が扱われて、作品を語られておりますし、

何より東洋古陶磁からの影響が少ない作品が多く、 当店ではあまり、作品をご紹介していなかった経緯がございます。

 

しかし近年、コーゲやフリーベリの作品をじっくり見ておりますと、 リンドベリは敢えて彼らとは違う表現を狙って、

作品を制作している点に気づき始めました。

 

コーゲやフリーベリは東洋古陶磁を中心に、古代遺跡、土器や祭器、 宗教哲学からの影響が強い作風ですが、

リンドベリはどちらかというと、アフリカなどのプリミティブな道具、 アミニズムに至る祭器などの影響が感じられ、

二人に敬意を払いつつも、彼の新しい発想から生み出された、 オリジナリティを感じさせる作品群です。

 

戦後の日本がリンドベリのテーブルウエア作品を安易に模倣したことがあり、

彼は激怒した寄稿文をデザイン雑誌、FORMに投稿しております。

 

それは己の作品に対する自信と、真に独創的で新しい物を生み出した パイオニアである誇りがあるからこそで、

自身の美術陶芸作品にも同じ哲学が通っており、 似通った表現は絶対に許せなかったのだと推測しております。

 

ギャラリーでは今後、彼の陶芸一点物作品を中心にご紹介をして、

コーゲにもフリーベリにも見られなかった、 リンドベリのオリジナリティある陶芸哲学を、

少しずつ探ってまいりたいと考えております。

 

ゆくゆくは1945年にNKデパートで開催された、伝説の展覧会、

コーゲ、リンドベリ、フリーベリの師弟三人展を彷彿とさせる、

展示を展開してまいります。

 

ぜひ、今後はリンドベリ作品にもご期待くださいませ。

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