2025 | 12_12 | Friday
12月のOpen Dayと「冬の碗・鉢・そして盃 2025」の特別価格作品追加です

ご予約無しでご来店をいただける、ギャラリー北欧器のオープンデイと歳末感謝祭「冬の碗・鉢・そして盃 2025」。初週より多くの皆様にご来店をいただきまして、誠にありがとうございました。第二週目は明日の 12月13日(土)から三日間開催をいたしますが、いくつか特別価格の作品たちが良いお方の元へ旅立ちましたので、少々追加をさせていただきます。ぜひ店頭にてご高覧をいただければ幸いでございます。また、ブログやインスタグラムに掲載の特別価格の作品の通販も承りますので、お気軽にメールなどにてご連絡くださいませ。今回の「冬の碗・鉢・そして盃 2025」は店頭販売のみでウェブショップなどでは行いませんので、ご容赦くださいませ。




ベルント・フリーベリの赤茶の口縁がうねる小服茶碗サイズの作品です。最晩年の作品ですが、フリーベリと言えばこれと思いつく形のお碗で、一つでも気品のある美しい作品です。
ベルント・フリーベリ 赤茶釉小鉢 H 5.8 cm W 10.3-9.4 cm 1976年制作 77,000円(税込・箱なし)




カールハリー・スタルハンの漆黒の釉の中に青い釉が流れるシリーズのスクエア型をした鉢サイズの作品です。京都国立博物館にも同手の釉の作品が所蔵されておりまして、展覧会で見て、この何とも言えない奥深さに引き込まれた記憶があります。日本との繋がりも深い作家ならではの作品です。
カールハリー・スタルハン 藍釉鉢 H 8cm W 15-14.8cm 1960年代制作 44,000円(税込・箱なし)




こちらも同じくカールハリー・スタルハンの漆黒の釉の中に、青い釉が流れるシリーズのスクエア型をした小鉢サイズの作品です。酒盃としては手取りがズシリと重く、お使いには向きませんが、何か盛り付けて向付の様にお使いいただけます。
カールハリー・スタルハン 藍釉小鉢 H 5.8cm W 10.5-9cm 1960年代制作 22,000円(税込・箱なし)




ヴィルヘルム・コーゲの澱青釉碗です。繊細に彫られた掻き落としの線文様、美しい線で描かれた白と黒のライン、きれいにかかった澱青釉と高台周りの釉垂れ、手取り良いサイズなど、全てが完璧に揃ったコーゲの逸品ですが、残念ながら口縁の内側に直しがございます。コーゲ作品は最近、かなり希少になってまいりましたが、特別価格でのご紹介です。
ヴィルヘルム・コーゲ 澱青釉碗 H 7.1cm W 10.6cm 1944 年制作(ご売約)



古染付の大きなお皿です。絵付けの筆も流麗で、お正月に何か盛り付けられても美しく映えると思います。
古染付皿 H 3.8cm W 21.8cm 明末清初 88,000円 (税込・古い箱有り)
その他、新入荷作品以外の、今までお店にある盃やお碗作品たちもお値引き価格でお出しいたしますので、店頭にてご高覧をいただければ幸いでございます。
また、同じく明日13日(土)より青山の招待制アートサロン、SCÈNEさんでの展覧会「Dialogues in Form 北欧陶芸とフレンチヴィンテージ」も始まります。すでにお邪魔をして、フレンチヴィンテージ家具と、コーゲ、フリーベリ作品を取り合わせてまいりましたが、北欧家具との取り合わせとはまた違った、本当に素晴らしい空間に仕上がりまして、私自身驚きました。シャルロット・ペリアンとコーゲの相性が意外にも抜群でした。会期中の木曜日と、土日はパブリックデイでどなたでもご来場いただけますので、この機会に是非、ご高覧をいただければ幸いでございます。圧巻の景色が広がっております。
12月のオープンデイは今週末と来週末に渡り開催されます。オープンデイ以外のお日にちやオープンデイ当日の午前中や17時以降のご来店は、ご予約にて承ります。こちらもお気軽にお申し付けくださいませ。
今年最後の感謝祭でございます。12月のオープンデイも皆様のご来店をお待ち申し上げております。
ギャラリー北欧器 Openday 2025年12月
12月13日(土)13:00〜17:00
12月14日(日)13:00〜17:00
12月15日(月)13:00〜17:00
12月19日(金)13:00〜17:00
12月20日(土)13:00〜17:00
12月21日(日)13:00〜17:00
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2025 | 12_7 | Sunday
「Dialogues in Form 北欧陶芸とフレンチヴィンテージ」於 Art Salon SCÈNE

師走のお忙しい最中、皆様いかがお過ごしでございましょうか。
ギャラリー北欧器は12月13日(土)から12月26日(金)まで青山にあります招待制のアートサロンSCÈNEさんに於きまして開催される、今年最後の展覧会、「Dialogues in Form 北欧陶芸とフレンチヴィンテージ」に出展をいたします。
今回の展覧会は今までにない新しい試みでございまして、北欧陶芸のWilhelm Kage(ヴィルヘルム・コーゲ)とBerndt Friberg(ベルント・フリーベリ)作品たちが、Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)、Pierre Chapo(ピエール・シャポ)、Christian Durupt(クリスチャン・デュラプト)、Marcel Gascoin(マルセル・ガスコアン)などのフレンチモダンビンテージの家具たちと取り合わせた空間を構成いたします。
フレンチのセラミックでは、Georges jouve(ジョルジョ・ジュブ)などが大変に有名で、赤や黄、黒色のシリンダーやピッチャーなどがフレンチビンテージ家具とよく取り合わせられておりますが、今回特にベルント・フリーベリのシンプルなフォルムと色がとてもフランスの家具たちに合うのではないかと、私が今から楽しみで仕方がありません。最大級の大ぶりな作品から、ミニチュア作品まで想像を膨らまして構成をしてまいりたいと思っております。おそらく今まで見たことの無い景色が広がっていると思います。歳末のお忙しい最中ではございますが、お時間が許しましたらぜひ、ご高覧をいただければ幸いでございます。
SCÈNEさんは普段は招待制ですが、今回の会期中、木曜日と土日はどなたでもご来場いただけるパブリックデイとなっております。また12日(金)は14時〜18時までご招待制のプレビューがございまして、私も在廊してご説明をさせていただきます。もしプレビューにご来場ご希望のお方がおられましたら、私にご連絡をいただければご案内いたしますので、お申し付けくださいませ。皆様のお越しをお待ち申し上げております。
「Dialogues in Form 北欧陶芸とフレンチヴィンテージ」
Date : 2025年12月13日(土)ー12月26日(金) 12:00 - 18:00 ※ご招待、ご予約制
Closed : 月、火、祝祭日
Publicday : 木、土、日 ※どなたでもご予約なしでお越しいただけます
Venue : SCÈNE 〒107-0062 東京都港区南青山3-15-6 Ripple Square D-B1
Ceramic : Berndt Friberg, Wilhelm Kåge (ギャラリー北欧器) A to Z
Furniture : Andre Sornay, Charlotte Perriand, Christian Durupt, Isamu Kenmochi, Marcel Gascoin, Pierre Chapo, Roger Capron (es quart) A to Z
Preview : 12月12日(金) 14:00 - 18:00




Dialogues in Form 北欧陶芸とフレンチヴィンテージ 展覧会に寄せて
ヴィルヘルム・コーゲ(Wilhelm Kåge. 1889–1960)とベルント・フリーベリ(Berndt Friberg. 1899–1981)は共にスウェーデンに生まれ、北欧デザイン最盛期のミッドセンチュリーに、名工房・グスタフスベリ製陶所で活躍しました。
コーゲは工房で芸術監督を担いながら、アーツ&クラフツ運動の思想のもと、伝統的なデザインと自らの芸術性を両立させた革新的な作品を多数生み出し、北欧モダニズム陶芸のパイオニアとして世界的に高く評価されています。国立美術館にも多数の作品が所蔵され、20世紀スウェーデンを代表するデザイナーの一人です。 一方フリーベリはコーゲに師事した弟子の一人であり、極めて職人的な人物でした。手の痕跡を感じさせないほど卓越した轆轤技術と、独自に探求した繊細な釉薬の調合で知られています。深く鮮やかな色合いと驚くほど薄く端正な形は、当時から現在まで多くのコレクターを魅了し続けています。
私が彼らの作品と出会ったのは、ある友人宅でのことでした。仕事柄海外に行くことの多い友人の家には東西の品が無造作に飾られていて、私はいつも訪れるのを楽しみにしていました。 久々にお邪魔したある日、リビングのキャビネットに深い藍色の器が数点置かれているのに気付きました。3センチほどの小ささながら、夜空のような深い藍色と繊細な形に引き込まれて尋ねたところ、それがフリーベリの作品でした。
しばらく後、SCÈNEディレクターの山本から展覧会を企画してみたらと言ってもらった時、陶磁器が好きな私は今回も陶のある展覧会をしたいと考え、ふとあの日のことを思い出しました。作品の所在を調べる内に、日本で最たるコレクションをお持ちの北欧器さんに行き当たり、展覧会の相談に伺ったのがこの企画の始まりです。
フリーベリ、コーゲらの作品は近年、歴史的価値や造形美に加え、アートと共に飾った時の景色の良さなどにより、アートコレクターの間でも注目が高まっているといいます。
そんな中どうご紹介したらより面白く、新しい魅力を感じていただけるのか?北欧器ディレクターの嶌峰さんにご相談したところ、これまで見たことがない組み合わせとして、フレンチ・ヴィンテージの家具を挙げていただきました。
そうして共にご紹介することとなったのは、Charlotte Perriand、Pierre Chapo、Christian Durupt、Marcel Gascoinらが手がけた家具です。 一見意外性のある組み合わせですが、彼らは地域や背景は異なるものの、どちらも近しい時代に活躍しています。そして実のところ、そのデザイン精神の根底には、モダニズムやアーツ・アンド・クラフツ運動といった流れが少なからず共有されているように思います。 40年代にペリアンが、60年代にコーゲたちが日本を訪れて民藝の思想に触れていたことにもちょっとした縁を感じ、さまざまな要素がふっと整うような感覚を覚えました。
この2つが日本という場所で交わるとき、どんな景色が立ち上がるのか、共に楽しんでいただけたら幸いです。
小澤 茜
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2025 | 12_3 | Wednesday
明後日から12月のOpen Dayと「冬の碗・鉢・そして盃 2025」が始まります

ご予約無しでご来店をいただける、ギャラリー北欧器のオープンデイ。12月は今週末の 12月5日(金)から3週に渡り開催をいたしますが、同時に歳末感謝祭「冬の碗・鉢・そして盃 2025」も店頭にて開催をいたします。長年、ギャラリー北欧器にございますベルント・フリーベリの碗と鉢、そして盃作品を中心に、2万円(税抜)から7万円までのご奉仕価格でご用意する予定です。特別価格の作品たちを一足お先に一部ご紹介いたしますので、ぜひ店頭にてご高覧をいただければ幸いでございます。また、ブログやインスタグラムに掲載の特別価格の作品の通販をご希望でしたら、5日(金)より承ります。お気軽にメールなどにてご連絡くださいませ。今回の「冬の碗・鉢・そして盃 2025」は店頭販売のみでウェブショップなどでは行いませんので、ご容赦くださいませ。


ベルント・フリーベリの青いお茶碗サイズの作品です。青の色味や毛並みなどの表情も美しく、手取り良い使いやすい作品です。外側に小さな火脹れがありますが、特に問題のない美しい逸品です。
ベルント・フリーベリ 紺碧釉碗 H 5.3cm W 12.6cm 1956年制作 (ご売約)




ベルント・フリーベリの藍と黒茶のかかった釉シリーズの鉢サイズの作品です。銅鑼鉢のような美しい曲線が魅力で、口から流れる釉のグラデーションも秀逸です。見込みにやや水が油を弾いたような景色になっていますが、とても気品のある佇まいの優品です。
ベルント・フリーベリ 薄縹釉鉢 H 7.3cm W 15.6cm 1962年制作 66,000円(税込・箱なし)




ベルント・フリーベリの黄釉鉢作品です。最晩年の作で作行きはやや緩めでして、少し口縁が厚く釉の降り物も気になりますが、黄色と緑の釉の表情や横から見た時の曲線の美しさは、なかなか見所があります。
ベルント・フリーベリ 黄釉鉢 H 5cm W 12.2cm 1976 年制作 (ご売約)




ベルント・フリーベリの青磁釉の鉢作品です。60年代初頭の作で、細かな部分まで繊細な作りをしており、淡い青磁釉や毛並みも美しく流れております。やや大ぶりな鉢サイズですので、今までずっと鎮座しておりましたが、フリーベリ作品の良さをご存分に味わっていただける優品と思います。
ベルント・フリーベリ 青磁釉鉢 H 9cm W 17.2cm 1961 年制作(ご売約)




ベルント・フリーベリの酒盃サイズの作品です。透明釉が上から掛かって窯変を起こすタイプの作品です。やや表情がシンプルでしょうか。酒器としてお使いいただく分には、とても使いやすくお気兼ねなく楽しんでいただけます。口縁に小さな貫入が入っておりますが、お使いには問題ありません。
ベルント・フリーベリ 緑釉盃 H 3.8cm W 7.5cm 1974 年制作 (ご売約)



ベルント・フリーベリの飴釉盃です。透明釉が上からかかり、窯変を起こすタイプですが、この釉は、素地に文様を施したりと、比較的にシンプルな表情の作品が多いものです。こちらも目を凝らすと外側に線文様が入っているようです。手取りもよろしく、美しく気品のある作品です。
ベルント・フリーベリ 飴釉盃 H 3.6cm W 8.1cm 1963 年制作 44,000円(税込・箱あり)


スウェーデンから出てまいりました作者不明の辰砂釉の美しい鉢作品です。一見すると、カールハリー・スタルハンやスヴェン・ヴァイスフェルトの作品かと思いましたが、高台内のサインがありませんので、作者が不詳です。この辰砂釉は見事な赤い色を出すのが難しいらしく、当時の北欧諸国の作家たちが挑戦した釉薬でもあります。
作者不詳 辰砂釉鉢 H 10.6cm W 14cm 1960〜80 年代制作 (ご売約)
その他、新入荷作品以外の、今までお店にある盃やお碗作品たちもお値引き価格でお出しいたしますので、店頭にてご高覧をいただければ幸いでございます。
12月のオープンデイは三週間に渡り開催されます。初めの週は12月5日(金)から7日(日)、第二週目のみ、青山の招待制アートサロン、SCÈNEさんにて今年最後の展覧会を開催するため、土曜から月曜の開催となり、13日(土)から15日(月)です。そして最終週は19日(金)から21日(日)までの合計9日間です。オープンデイ以外のお日にちやオープンデイ当日の午前中や17時以降のご来店は、ご予約にて承ります。こちらもお気軽にお申し付けくださいませ。
今年最後の感謝祭でございます。12月のオープンデイも皆様のご来店をお待ち申し上げております。
ギャラリー北欧器 Openday 2025年12月
12月5日(金)13:00〜17:00
12月6日(土)13:00〜17:00
12月7日(日)13:00〜17:00
12月13日(土)13:00〜17:00
12月14日(日)13:00〜17:00
12月15日(月)13:00〜17:00
12月19日(金)13:00〜17:00
12月20日(土)13:00〜17:00
12月21日(日)13:00〜17:00
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