07. Berndt Friberg (ベルント・フリーベリ)
黄釉扁平花器
Yellow glazed discus shaped vase
W 8.5cm H 6.6cm 1969年製
Gustavsberg G hand Friberg K(1969)
(ご売約)
ミドルサイズでよく平に開いた黄色い扁平花器。全体に黄釉が掛けられ、その上から淡い緑釉が二重掛けされた、定番の黄色い釉薬の色味をしている。細く伸びた口先と、胴体のバランスも良く、胴体も平たく大きく広がっており、全体にきれいに整った扁平作品である。この黄釉は、扁平花器のコレクションとしては必ず一つは欲しい定番の色でもあり、全体の構成がパッと明るくなるので、おすすめである。黄釉と、白釉の作品で、扁平型のものは、60年代後半から、70年代にかけて多く作られ、この時代に優品が多く見られる。65年以降は、フリーベリの下に轆轤氏が就き、形の制作をすることが多かったが、作品のフォルムが緩慢になることが多いのも事実である。しかしこの扁平型は、師弟のコラボレーションが産んだ名作で、晩年に完成を極めた、秀逸な作品群と言える。