Bode Willumsen (ボーデ・ウィルムセン)
藍釉鉢
【モダニズムと民藝 北欧の器展 図録16ページ所載現品】
Indigo Glazed Bowl
W 14.5cm H 6cm 1930-40年代製
BW (1930-40's)
(ご売約)
デンマークはロイヤルコペンハーゲン製陶所に在籍した作家、ボーデ・ウィルムセンの鉢作品です。ウィルムセンは1925年から30年にかけてロイヤルコペンハーゲンのストーンウエア部門に所属し、アクセル・サルトやヤイス・ニールセン、カール・ハリアーと共に活動しました。その後10年ほどの中断期間中は、アクセル・サルトと共に、サクスボー製陶所にスタジオをもつなど、個人的な活動をした後、1940年に再びロイヤルコペンハーゲンに戻り1947年に引退をしました。この鉢作品は、1930年からの個人スタジオ期間に制作をした作品で、白化粧を施し、白濁釉の上にさらに青釉を重ね掛けしているものです。総釉掛けではなく、所々に赤味を帯びた胎土が見え隠れし、また釉も作為的にまだら掛けされている点など、中国古陶磁を意識しているものです。状態はたいへんによろしいものです。2014年の愛知県陶磁美術館での展覧会「モダニズムと民藝 北欧のやきもの展」に出展をされております。