11. Berndt Friberg (ベルント・フリーベリ)
瑠璃釉極小卵花器
Blue glaze miniature egg vase
W 3.3cm H 4.6cm 1967年製
Gustavsberg G hand Friberg I (1967)
(ご売約)
ミニチュアサイズの卵花器作品。ミニチュアの中でも、小振な小さいサイズである。全体に濃く深い瑠璃釉が掛けられ、その上から茶釉が二重掛けされて、お互いが混ざり合い、きれいに流れている。口先の釉薬が拭かれて、素地が現れ、白い輪っかの様に浮かんでいる。形は、口先がすっと長く伸びた、縦長フォルムの卵型をしており、一番美しい卵花器である。かなり小さいサイズであるが、こうして写真をみると、大きい作品なのか、小さい作品なのかわからなくなってしまうほど、緊張感や表情が保たれており、その技の精巧さが見事である。青いミニチュアの卵は、時より見かけるが、他の釉薬の色よりも人気のため、すぐに好事家の元へ収まってしまう。探してほしいと言われても、今では何年もかかってしまう様になってしまった。小さいながらも大きな作品に匹敵する存在感が魅力である。