18. Berndt Friberg (ベルント・フリーベリ)
瑠璃釉花器
Blue glaze vase
W 14.7cm H 16.5cm 1974年製
Gustavsberg G hand Friberg P (1974)
(ご売約)
大きくどっしりとした、りんご型の作品。全体に濃く深い瑠璃釉が掛けられ、その上から、茶釉が二重掛けされて、お互いが混ざり合い、きれいに流れている。茶釉は回し掛けているのか、胴体をぐるりと回る様に表情が現れている。口先下の肩の部分には、見事な茶釉の景色が広がっており、見所の一つである。釉薬の毛並みも、大きな胴体全体に細かく流れており、一切の隙のない完璧な表情である。形はきれいなりんご型をしているが、口先はややラッパ型に、外側に開いている。りんご花器の中でも大振りなもので、大きなメロンぐらいはある。このサイズで、きれいな青い釉薬の作品には、早々には出会えない。大振りな青いりんご花器は、より大きいものなど、今までに数点扱ってきたが、当時はこれが一番大きな作品で、堂々たる逸品としておすすめした記憶がある。現在では、大きな青いリンゴ花器は、大変に希少でかなり高額になっている作品の筆頭でもある。