25. Berndt Friberg (ベルント・フリーベリ)
瑠璃釉平碗
Blue glaze flat bowl
W 13cm H 4.5cm 1960年製
Gustavsberg G hand Friberg b (1960)
(ご売約)
見込みが大きく開いた、きれいな正円の口縁をした、碗なりの作品。見込みは浅く、平碗ほどの大きさである。全体に濃く深い瑠璃釉が掛けられ、その上から茶釉が二重掛けされて、お互いが混ざり合い、きれいに全体を流れている。釉の毛並みも、表と裏共に、一切の隙なく完璧に流れており、口縁の釉は拭かれて、淡いグラデーションが現れている。まるで紙細工の様に口縁が薄く、思わずへし折ってしまいそうなほど繊細である。胴体に対して、高台の大きさも小さく、まるでお碗が中に浮いている様な印象を受ける。小物を入れる食器として実際に使用していたが、丁寧に使われていたため、破損はない。透き通る様な美しい青の平碗である。