ギャラリー北欧器:Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ) Axel Salto (アクセル・サルト)


2023 | 9_27 | Wednesday


Filmのページを新設いたしました


Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)


ようやく秋の気配を感じまして、朝晩は過ごしやすく虫の音も聞こえてまいりましたが、いかがお過ごしでございましょうか。

さてこの度、ギャラリー北欧器のウェブサイトにFilmのページを新設いたしましたのでご連絡を申し上げます。お陰様で日々の商いにて、目の前を目まぐるしく通り過ぎていってしまう器たちでございますが、記録として少しでも多くの作品たちのアーカイブを残せないかと、以前より考えておりました。この度、新たに動画という手法で、Youtubeにギャラリー北欧器のチャンネルを作りまして、映像を通して器の詳細な記録を残して行こうと考えております。映像ではお写真ではどうしてもお伝えできない、器のサイズ感や質感、印象など、今まで見えなかった発見や美しさを感じていただけるかと思いますので、Galleryのお写真と併せましてご高覧をいただければ幸いでございます。

動画はファイルが重く、ウェブページに全ての動画を掲載しますと、サイトが動かなくなることもございますので、最新の動画のリンクのみ、Filmのページには掲載をいたします。今後はYoutubeのギャラリー北欧器のチャンネルにてチャンネルの登録をいただきますと、更新の際にお知らせがいきますので、過去のアーカイブ映像はそちらにてご覧いただければ幸いでございます。またInstagramでは同じく器の詳細動画も毎日掲載するリール動画のアップを始めております。こちらも併せまして、ご高覧をいただければ幸いでございます。

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2023 | 9_23 | Saturday


器の動画


Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ)


Instagramに器の詳細動画を掲載するリール動画のアップを始めました。お写真だけですと、なかなか器の見所の部分をご紹介できずでして、特にコーゲ作品の良さがお伝えできないため、今後は動画でも併せてご紹介して参ろうと思っております。器のサイズ感や質感も映像を通しても感じていたけるかと思います。元々はウェブサイトに器の動画を掲載しようと試みましたが、Webページで動画をご紹介するのには、様々な環境がありまして、ファイルが重く、ページが重過ぎてサイトが動かないという事態が発生してしまいますので、ウェブサイトではYoutubeの器の動画をアップしてまいります。こちらはどの様にウェブ上でご紹介していくかまだ探り探りですが、Youtubeでは日々動画を更新してまいりますので、お写真と併せてご覧いただければ幸いでございます。

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2023 | 9_21 | Thursday


ブログのアーカイブが完成しました


Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)


今月初めに完成をいたしました、ウェブサイトのリニューアルでございますが、まだ残っておりました過去のブログのアーカイブページも全てリニューアルいたしました。14年分の全てのブログを入れ替える作業は、かなり骨の折れる仕事で、消しても良さそうなどうでも良い内容のものも正直多々ありましたが、時にはパッションで作家や陶芸について色々と語る項目もありまして、今でも大切な内容のものもあり、その時々の伝えたいという私の想いに免じまして、ほとんど全てのブログを残しております。全ブログの一番下にアーカイブのリンク項目がありますので、そちらよりご覧くださいませ。

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2023 | 9_13 | Wednesday


Exhibitionにて「John AndersonとSven Hofverberg」がはじまりました


Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)


朝晩はようやく、凌ぎやすくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでございましょうか。

さて、ウェブ展覧会の第8回目は、「John Anderson(ジョン・アンダーソン)とSven Hofverberg(スヴェン・ホフワルベリ)」と題しまして、スウェーデン陶芸でも轆轤から釉薬まで全て一人で担当した作家たちで、陶芸技術の技が光る二人をご紹介させていただきます。


ジョン・アンダーソン(1899年〜1969年)は、スウェーデンの古くから窯業の盛んな街、ホガナスで生まれました。ホガナスには伝統的なホガナス製陶所があり、彼も13歳からホガナス社でアシスタントとして働き始めました。1924年からホガナス社のアートディレクターに就任すると、陶芸のみならず、デザインや企画販売までも手がける様になります。以前にも数点、彼の作品をご紹介しておりますが、全て轆轤作りの一点物のためか、作品の魅力が高く、即完売となってしまうほど人気が高い作家でもあります。アンダーソンの作品は、スウェーデン国立美術館に所蔵されております。


実はベルント・フリーベリとは同じ年で、同じホガナス生まれ、そしてホガナス社で働き始めたのも同じ年で、共に轆轤工というアンダーソンは、当然お互いを知る存在だと思われますが、同期のフリーベリをどの様に考えていたのでしょうか。もしかすると強力なライバルとしてお互い切磋琢磨した存在なのかもしれません。1924年からホガナスのアートディレクターに就任したアンダーソンは、ホガナス社の黄金期、40年代から50年代の立役者として活躍します。一方で、フリーベリはホガナスで働き始めた後、34年にグスタフスベリに招待されますが、自身のスタジオを持てるのは、42年からで、世界的な賞を受賞するのは40年代後半からになり、アンダーソンとは当初、キャリアに大きな差が開いている様に思います。

特にアンダーソンの代表的な作品は、50年代から作られているミニチュア作品で、現在でも市場で多く見かけるほど多作です。不思議とフリーベリもちょうど同時期に、ミニチュア制作を開始しております。もしかするとフリーベリは彼の作品を見て、自分の方がうまくできると、ミニチュア作品を制作し始めたのかもしれませんし、またその逆も考えられます。

当時の作家たちはあまり多くを語らないため、推測ではありますが、同じ出身地の同期の二人の作風やキャリアの共通点に、北欧陶芸が世界的に花開いた理由が、この二人のジェラシーにあるのではと感じずにはいられません。まさにライバル同志の戦いが、お互いの技術をより高めるきっかけになったのではないでしょうか。

今回のアンダーソン作品は、彼の代表作のミニチュア作品や、30年代からのヨーロッパ調の花瓶作品のご紹介ではなく、東洋古陶磁に影響を受けたお碗などの作品を中心にご紹介いたします。不思議なのですが、彼のヨーロッパ調の作品の中にごく稀に、東洋古陶磁シリーズが存在しておりまして、数百点に一点ぐらいの確率でしょうか。その作品たちにどうしても惹かれてしまい、15年以上前から少しづつ集めてきたものを、今回ご紹介させていただきます。

 



もう一方の作家、スヴェン・ホフワルベリ(1923年〜1998年)は、スウェーデンの作家で、アンダーソンよりは一世代後の陶芸家です。陶芸学校で学び、製陶所でキャリアをスタートさせた後は、北欧ではかなり珍しく、自身の個人スタジオを、海辺に面した要塞のある街として有名な、ランツクルーナで立ち上げます。

海外には元々、陶芸家という職業がなく、モダニズムの作家たちが轆轤職人から作家となり、世界的賞を受賞することで、陶芸がアートであるとようやく認知され始めた時代で、多くの作家は大きな会社に所属する会社員でもありました。ホフワルベリは自分でスタジオを立ち上げるという選択に出たのは、とても大きな決断であったと思います。

会社所属の場合は、土や釉薬、機材などを自由に使うことができますが、組織の中では、自分の思い通りの作品を作ることは、なかなか難しく、己を貫いた結果が、ホフワルベリ作品に色濃く現れているのではと感じます。

自身のスタジオでは轆轤の技術と釉薬の研究に邁進を続け、まるで備前焼の様な素地の上から、キラキラと輝くラスター釉を流し掛けた、緩急合わさった独特な作品を完成させていきました。 作品全体にはどことなく、東洋古陶磁を感じさせますが、ペルシャやエジプトなどの中東の風も感じられる、唯一無二の作風でして、轆轤の技術が達者なのか、曲線にはアート作品たる、しなやかな柔らかさ、そして強さを感じます。作品はスウェーデン国立美術館に所蔵されております。

ホフワルベリ作品も、手取り良いサイズ感や、形、表情など、陶芸作品として面白い作品が、ごく稀に存在しておりまして、15年前から少しづつ集めてきたものを、今回一挙にご紹介させていただきます。

 


どちらの作家も、巨匠と呼べる物故作家の一人ではありますが、昨今かなり高騰してるモダニズム巨匠作家たちに比べますと、かなりリーズナブルで、お気兼ねなく使って楽しむことができます。

 

昔、フリーベリなどをご紹介した時の様に、力ある北欧陶芸を日々使う楽しさや、新しい美の発見を、今一度、皆様には感じていただければ幸いでございます。


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2023 | 9_5 | Tuesday


ギャラリー北欧器のウェブサイトを全面リニューアルいたしました


Wilhelm Kage(ウィルヘルム・コーゲ)


厳しい暑さも、ようやく少しは和らいでまいりましたが、皆様いかがお過ごしでございましょうか。

さてこの度、ギャラリー北欧器のウェブサイトを全面リニューアルいたしましたので、ご案内をさせていただきます。

コンテンツは以前のままですが、大きな変更点は、パソコンやパッド、スマートフォンでご覧いただくと、ウェブサイトが画面のサイズに合わせまして、臨機応変に変更する仕様となっております。またメニューボタンなどは右側に常時表示もしくは隠れておりますので、サイトを移動される場合などは、右側を探していただき、ボタンをクリックしてくださいませ。最近は、特にスマートフォンでウェブサイトをご覧いただくことがとても多くなりまして、小さな画面ですと文字が小さすぎる、ボタンが小さく押しずらいという問題に直面しておりました。14年前にパソコン仕様のウェブサイトを一人で制作して以来、特に大きな変更もせず、コンテンツが年々、雪だるまのように膨れ上がっておりましたが、今回一念発起いたしまして、全ての構造をぶち壊して、サイトを一から作り直しました。構想から完成まで、夏の間1ヶ月。途中で心折れかけましたが、過去のブログアーカイブ以外は、ようやく体裁が整いました。私の謎のこだわりで、Galleryのトップページの縦書きの作家名ボタンは、スマートフォンでご覧いただくと、後ろの方から順に表示されてしまいますが、これはご愛嬌です。今後もう10年先も、このギャラリー北欧器のウェブサイトを皆様にご愛顧いただければ幸いでございます。

今回のリニューアルでの新しい更新でございますが、今月には次回のウェブエキシビジョンを開催予定でございます。その他、StockページのWilhelm KageとLucie Rieの器を更新しておりますので、こちらも併せましてご高覧をいただければ幸いでございます。
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