08. Sven Hofverberg(スヴェン・ホフワルベリ) 藍釉花器
W 4.7cm H 12.9cm Vase
HⅢ C5 SH
(ご売約)
スウェーデンで個人スタジオにて作陶した、スヴェン・ホフワルベリの小ぶりな花器です。きめの細かい赤茶色の素地に、口先から鮮やかな青く光彩を放つラスター釉が掛けられ、その上から鼠を帯びた白いラスター釉が二重掛けされて、お互いが混ざり合い、とろりとした表情で胴体を流れております。釉薬は首から胴体にかけて折れる箇所で、ピタッと釉が止められており、表情のコントロールも完成度が高いものです。青と鼠の釉薬がまるで抽象絵画のように美しい表情で現れており、この作品の見所の一つです。形は円柱の胴体に平に開いた口先が伸びた、まるで牛乳瓶の様な形をしております。ホフワルベリ作品には比較的多く見受けられる形で、牛乳瓶もそうですが、ガラス瓶の形から着想を得ていると思われます。キメの細かい赤茶の素地と、青の釉薬の対比も美しく、シンプルで静かな佇まいの作品です。お気兼ねなく一輪挿しとしてお楽しみいただけます。