12. Sven Hofverberg(スヴェン・ホフワルベリ) 辰砂釉花器
W 5.1cm H 12.2cm
VⅠ VⅡ SH
スウェーデンで個人スタジオにて作陶した、スヴェン・ホフワルベリの小ぶりな花器です。黄土色の素地に赤茶の釉薬が塗られて、その赤茶釉が黒く変色して、黒釉の様な表情が現れております。口先のある頭の部分にのみ、やや光彩を放つ、マゼンタ色のような鮮やかなピンクの釉薬が掛けられております。胴体には縦方向に線文様が彫られており、この文様が全体を引き締め、背がスッと高く見える様、演出をしております。形は円柱の胴体から口先が小さく伸びた、煙突の様な形をしております。スウェーデンガラス作品に同様の形状が多く見受けられるため、ガラス瓶などから形のイメージを得たものと思います。小ぶりな花器ですので、出窓などの小さなスペースに置かれて、一輪挿しにできます。